お祭りは不思議ですが、人々が元気になります。子供のころ、地方の八幡様のお祭りを楽しみました。町ごとに山車や屋台があり、町の中を引き回しました。お祭りは三日間続き、最終日は全山車と屋台が八幡様に集結し、奉納し、解散し、真夜中に各町の山車や屋台の収納庫に戻りました。小学校高学年は小太鼓を担当しました。お祭りの前から小太鼓の練習に通い、本番では交代で小太鼓を打ちました。屋台の前部高いところに小太鼓があったので、前方を見おろす形になり、気分爽快でした。
家では玄関は独自の提灯で、軒先は紙製の花飾り(町の青年団は花飾りを各家に売ってお祭り資金をつくっていました)で飾っていました。母が特別料理をつくってくれたので家での食事も楽しみでした。法被も母が作ってくれました。
最終日は最後まで屋台から離れず、お祭りが永遠に続くといいと思いながら家に帰りました。
西洗自治会の夏祭りは日限山4丁目だけの夏祭りで、しかも1日だけ。今年は8月19日(土)、雨の場合は20日(日)。地方の八幡様のお祭りとは比較にならない小規模なものですが、お祭りはお祭り。やはり人々は元気になります。先日、西洗公園で子供達に「今年は夏祭りをやるよ」と言ったら目を輝かせて喜んでいました。
回覧で夏祭りボランティアの募集がありました。私はすでに80代、応募はしませんが、お手伝いはする予定です。町の夏祭りの雰囲気を高めるため、晩は自作の角提灯を道路からよく見える軒先にさげようと思っています。
夏祭り実行委員会は、運営全般の見直しを行う、若い人々にボランティアをお願いすると言っています。コロナ禍で3年ブランクがあったので、まずは手堅く実行がだいじです。行く行くは、西洗公園だけでなく、町全体がお祭りで活気を帯びるようになるといいと思っています。うちは子供や孫がいないから参加しないではなく、自分なりに家の門や玄関を提灯でかざり、家でちょっとした料理を出してお祭りを祝うといいと思います。
お祭りは、町の人全員が元気になってこそお祭りです。
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