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京都生活手帖

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あっ、動いた!

2006-09-28 22:14:14 | いのちをはぐくむ
今日の夕方、初々さんが「なんか胎動らしいものを感じた」と言っていたのですが、さっき私も確認しました。お腹においた私の手のひらに、確かに「ボコ」っと。二人で顔を見合わせて「あっ、今」って。赤ちゃんは順調に育っているようです。9月28日、最初に胎動を確認した日として記録しておきます。18週と4日。

オット初々
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泣き言と弱音の多い安静中ですが・・・

2006-09-24 12:43:21 | いのちをはぐくむ


マイ ステート(聴診器)
久々に押し入れの奥から引っ張り出してきました。
そして何をしたかというと・・・

自分のお腹の音をきいてみたんですねぇ。布団の上に横になって、自分で自分のお腹に聴診器をあてている姿はなんとも言えないものがあると思いますが・・・あんまりに便秘なので、「腸は動いとるのかね?」と気になってしまったのです。私の心配をよそに、腸はとっても活発に動いていて、「ぽこぽこ、きゅー」といっていました。そうなってくると気になるのは「便はいずこへ?」ということですが、オットは「(腸が)たくさん吸収して、あんまり残らないんだよ」。ほんとかなぁ。ただでさえ狭いワンルームのBaby部屋を、便が押しつぶしてるんじゃないかと想像力たくましい私はドキドキしています。でもお腹のBabyちゃんは、便のお部屋(腸)、尿のお部屋(膀胱)に囲まれてぎゅうぎゅう詰めのところにいるんだから大変だなぁ・・・

それにしても!頑固な便秘の人には、マグラックス(酸化マグネシウム)は大して効かない(効いても効果はゆるやか)ということが分かりました。自分で体験してみないと分からないものです。しかし精神科医の中井久夫先生は、あらゆる精神科薬を自分でも飲んで、「飲み心地を試してみた」というすごい人ですが、さすがにそんな勇気は私にはないですね・・・

看護師なので「便」だとか「尿」だとかを平気で話題にしちゃうのですが、看護師以外の友人と話すときにはびっくりさせてしまうので少し気をつけるようにしています。この間も、患者さんたちと話していてちょっと失敗。みなさんが便秘の「秘」は「泌」と書くのではないか、とおっしゃるので、「違う違う、便を内に秘めているから便秘なんだよ」と言ったら、だいぶんひいておられました。でもね、そうなんだもん・・・「泌」じゃあ、便が出てしまうじゃないですか。とは言いませんでしたけどね。

さてさて、お腹の張りのほうはずいぶんとよくなっており、安静にしていればほとんど感じなくなりました。それでも時々きゅーっとお腹がはって、石のように固くなったお腹に触れると「なんなの、これは!」と怖くなります。そんな中、このブログを見て義弟のお嫁さんがまた励ましのお電話を下さり、一番上の姪っ子ちゃんを妊娠中、ちょうど同じ頃に同じようなことがあったけれども2週間ウテメリンを内服して落ち着いたというお話を伺って、心からほっとしました。そして6ヶ月、7ヶ月の頃は体調もよく過ごしやすかったということも伺い、あっちでうじうじ、こっちでうじうじ、泣き言と弱音ばっかりでしたが、「これを過ぎれば、いい時期がやってくる!」と希望を持つことができました。本当に、あたたかいお気遣いに感謝の気持ちでいっぱいです。

そしてつい最近オットを介して、偶然同じような状況で安静にしておられる方(第二子妊娠中)と知り合うことができ、時折メール交換をしているのですが、この方にもずいぶん元気をもらっています。友達や知り合いのいない土地で子どもを産み育てることは正直不安なんだ・・・そういう弱音をぽつりと話すと、ママ友達ができて、それは楽しいコミュニティができる、子どもがちゃんと繋いでくれるよ・・・とご自身の経験をもとに励ましてくださいました。それを聞いて、よし私も安静が無事とけたら、人の輪を作っていこう!そんな風にちょっぴり前向きな気持ちになることができたのです。身体の不調が、どうしても後ろ向きの気持ちを作ってしまうのですが、不安がってばっかりじゃダメですね。こんなふうに、遠くから支え応援してくれている人たちがたくさんいるのですから。



そして先ほど東京の母から届いた、水天宮の腹帯。5ヶ月に入る戌の日に、母が仕事の合間をぬって水天宮まで行って買ってきてくれたそうです。我が家はキリスト教ですが、どんな宗派であれ、新しい命の誕生を見守り、その無事を願う気持ちを届けてもらえるということ。それは何にも代え難い、嬉しいことだと私は思っています。

またお義母さんにもとても心配をかけてしまっていて・・・お忙しいのに、明後日応援にきてくださるとのことで、申し訳ない気持ちと、お義母さんに会えるのが嬉しいのと、心強いのとで・・・でもやっぱりとっても嬉しいのです。

心細い安静中・・・こうして周りの人に支え励まされながら過ごしています。そして何より一番私を助けてくれているのは・・・もちろんオットさん。ご飯作りに、お掃除、お洗濯・・・何から何までお世話になって、至れり尽くせりのまるでホテル暮らし生活をさせてもらっています。ごめんねオットさん、そしてありがとう。改めて思います。この人との間に子どもを授かることができて、幸せだなぁ、と。
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しょぼ~ん。

2006-09-21 21:41:43 | いのちをはぐくむ
つわりも治まり、順調!快調!と思っていたら・・・
数日前より下腹部が妙にはり始め、今朝起きたら2~3分おきに生理痛のような痛みが。おまけに痛みのあるときは、お腹が「こち~ん」と固くなります。う~ん、これはおかしいカモ?と思って、検診外だったのですが病院を受診したところ・・

「切迫流産の可能性。2週間の自宅安静が必要。」

しょぼ~ん。
仕方のないこととはいえ、がっかりと落胆してしまいました。

頻繁にお腹ははるものの、出血もありませんし、内診で確認したら子宮口も開いていないので、今のところは大丈夫とのこと。ですがお腹のはりが頻繁なので、「仕事は2週間休み」。「日常生活は・・・?」とオットが尋ねると、先生はこわ~い顔で「自宅安静ということは、家事もだめ。なるべく横になって安静にするということです。」とおっしゃいました。き、厳しい・・・週末にオットの実家へ帰省する予定になっていたのですが、恐る恐るその予定を口にしたところ、もちろんNG。子宮の収縮をおさえるウテメリンというお薬と、便秘薬を処方してもらって帰ってきました。

実は今日、久しぶりにお料理教室の先生のお宅へお邪魔する予定になっていました。つわりで2ヶ月以上お休みさせて頂いているにも関わらず、「そのことは気にしないでいいので、お茶でもしにきてください。」とあたたかい声をかけてもらい、とてーも楽しみにしていた日。栗の美味しい季節なので、「鶴屋吉信」さんの「栗まろ 06」を買ってウキウキしていたのに、オットもこわーい顔で「行っちゃダメ」とドクターストップならぬオットストップ。先生にも大変ご迷惑をおかけしてしまいましたが、泣く泣くお約束をキャンセルさせてもらいました。



そういうわけで我が家に残った「栗まろ 06」たち。賞味期限は今日までですが、ま・・・まだまだたくさん残っております。

さて話は戻りますが、処方された「ウテメリン」という子宮の収縮をおさえる薬はなんだか怖い薬で、医師からも「動悸や手のふるえがおこります」と言われていました。そして実際に飲んでみると、やっぱり動悸もするし、手もかすかにふるえるんです。小心者なので、副作用について言及されるとその症状が出てしまうようなタイプの私、どこからどこまで薬の作用なんだか分かりませんが・・・いずれにしても怖いですね。

そして便秘薬も処方してもらったと書きましたが、実は生まれてこのかた便秘に苦しんだことはありませんでした。どうも副交感神経優位な体質のようで、低血圧(収縮期血圧は100前後)、徐脈傾向(脈拍60前後)、トイレが近い(飲んだらすぐ出る)、下痢体質・・・というわけで、便秘っていうのは考えられなかったんですね。ところが安定期に入ったとたん、おそらくプロゲステロンというホルモンの影響と思われますが、突然便秘に苦しむようになったのです。以前は冷たい牛乳など下痢をしてしまって飲めなかったのですが、便秘解消のためにごくごく飲んでみても腸はウンともスンともいってくれません。トイレで長時間格闘!?する日々が続き、そのときの「りきみ」ももしかしたら下腹部のはりに影響しているのかもしれず、仕方なしに便秘薬を処方してもらったのでした。生まれてはじめての便秘薬!これこそびっくりです。

そして2週間は仕事を休まないといけないので、職場のほうにも連絡をいれました。次回の健康講座の打ち合わせのことなどが気になってしまって、それを確認しようとしたら、「私たちは何の手助けもできないけれど、せめて仕事のことは考えないで、ゆっくり安静にしてて!」と気遣ってもらい、余計に申し訳ない気持ちがつのりました・・・本当に誰のせいでもないことですし、どうしようもないこととは分かっていても、「役立たずですみません・・・」という気持ちはぬぐい去れないものです。

ところでつわりの時は具合が悪くて、「起きたくても起きられない」という状況で横になっていましたが、今回は定期的にお腹がはるだけで体調はいたってスッキリ。そんな中で安静にしているのって、案外と難しいことだと分かりました。身体が動けてしまうので、どうしても動きたくなってしまい、何度もオットに「横になっててよ~」と止められてしまいます。大丈夫なのに~と気楽に考えてしまうのですが、でもやっぱり・・・大事な命を、自分以外の命を預かっているのだから。ふっとそのことが頭をよぎる。それはこれまでの人生で私が初めて体験していることです。
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5ヶ月に突入

2006-09-11 14:36:34 | いのちをはぐくむ


妊娠5ヶ月(16週)に突入。
本日エコーで対面した我が子の成長ぶりにびっくり。
「もうしっかりヒトだ!」という感じ。
オットがエコーを見ながら「かわいい~」と言うと、先生は「え?かわいい?まだ宇宙人みたいじゃない。これがかわいく見えるんだったら、どんな子が産まれてきてもかわいいと思うタイプだね。」と笑いながらオットの親ばかぶりを指摘しはったのでした・・・そしてせまーいところで手足を活発に動かしている赤子の様子を見て、先生は「ワンルームだからね、狭いよ。3LDKやったらいいんだけどね。」「キック強いね。オシムジャパンだね。」なんてご冗談ばっかりおっしゃっていましたが・・・撫子ジャパンかもしれないし。オシムか撫子かは、次回検診時に分かるだろうということです。出生前に性別を教えてもらうかどうかは、夫婦それぞれに色々な考え方があるでしょうが、私たちは「性別なんて、どうせ受精の瞬間にもう決まっていることだし。」とあっさり考えているので、教えてもらう予定でいます。

母体のほうも、つわりが徐々におさまって体重を少しづつ戻しています。自己抗体に関しては、次回の検診で採血して調べてもらうことになりましたが、今のところ赤ちゃんの心臓に悪さをしている様子はなさそう。1分間に150回という超高速で、元気にドクンドクンいっていました。そして頭痛の種だった頭痛・・・!?先生に「やっぱり薬は飲まないほうがいいですか?」と聞いてみたのですが、ごくあっさりと安全な鎮痛薬を処方してくれました。アセトアミノフェンが主成分の「カロナール」というお薬で、私も妊娠前から飲んでいたものです。「カロナール」は処方薬なので市販はされていませんが、アセトアミノフェン製剤として「タイレノール」が市販薬として売られていますね。インターネットなどで色々調べて私が下した判断も、「アセトアミノフェン(タイレノール)なら、どうしてもの時に飲んでよい」だったので、医師の見解と一致したことにもほっとしています。

いわゆる「安定期」という時期に入ったので、これからは少しづつ活動を広げようと思っています。まずは病院で受けられる「母親教室」や「マタニティヨガ」、保健所が主催している「母親学級」。こういった場所に出向くことで、妊婦仲間もできるかな。

とにもかくにも、順調な経過に、ひたすら感謝です。
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14週になりました

2006-08-28 22:29:41 | いのちをはぐくむ
今日から妊娠14週。
前から比べるとずいぶん楽になったような気がしますが、おかしな食べ物の嗜好も変わらず、食べる量もそれほど増えません。(よって体重も減ったまま変わらず。)そしてつわりには「眠りづわり」というものがあるそうですが、私はまさにそれ。本当によく眠っています。夜間は8時間~9時間、昼間にも1~2時間昼寝することがあり、なんと一日の半分は夢の中、という状態なんですね。ただ増大する子宮が膀胱を圧迫して尿意頻回なのは相変わらずで、夜も4~5回目を覚まし、トイレへ行っています。単純計算すると、2時間おきに起きていることになり、「い・・・いまから授乳の練習?」な雰囲気です。

ところで、ほぼ日で連載されている、湯川カナさんの「カナ式ラテン生活」が面白いです。ライターをしておられる湯川カナさんも今年12月出産予定の妊婦さんで、ここ最近(4月以降の連載)はスペインでの妊婦生活が綴られています。まず興味深いのが、スペインの医療制度と日本のそれがずいぶんと違っているところ。日本では、妊娠/出産は「病気ではないから」という理由で、妊婦検診や出産費用は保険適用外。なので平均的に妊婦検診は7~8万円、出産費用は30~40万円ほどかかるのですが、スペインでは妊婦検診、出産ともに保険適用だそうです。そして日本ではどんどんと自然分娩が推奨される方向にありますが、スペインでは無痛分娩が一般的とのこと。どちらもじっくり考えると、文化的な背景と事情(+国民性)がありそうですよね。そして「妊婦さんはこれをしてはいけない」という決まりごとも、日本とスペインでは違うことも多く、「根拠なく言われていることも、多々あるんだろうな。」と思わずにいられません。

湯川カナさんの連載が面白いのは、妊娠・出産にまつわるお国がらの違いについてだけではなく、「結婚→妊娠」「スペインでの生活」を経て変わったり、改めて気づいた考え方が綴られているところです。そしてそれは、私が結婚をして京都で暮らすようになって変わった感じ方や考えととてもよく似ているように感じました。

『やがて結婚というのをして、どうもいろいろ合わない人間と生活を共にしていちいち思い通りにならないことばっかりで、でも、気がつくと、ずっと自由になっていた。<中略>いろいろダメーなかんじの謎の国に住んでみて、気がつくと「正しい」が、ぜんぜん偉く思えなくなっていた。そうして私は、わりとすごくハッピーになっていた。』

結婚をすると、これまで好きなときに好きなことをしていた一人暮らしの頃とは違って、ある側面からみると「制約」が増えます。一緒に生活する人のリズムや生活のしかたに、合わせるということもでてきます。ですが私はそれを「不自由」「制約」と思うよりもむしろ、湯川カナさんのおっしゃるように「一人のときよりも、ずっと自由になった」とほっとしたのです。それは・・・

「自分のことばっかりを考えて、自分のまわりをぐるぐるとまわっている不自由から解放された自由」

例えば私は結婚をするまで、というよりは結婚してしばらくの間、夫婦というものはお互いにお金を稼いで、経済的に自立していなければならない、そうでなければ対等ではない、と思っていました。なので雇用保険の受給が終わったら、フルタイムで働きにでるつもりでいたのですが・・・いつしか私は「経済的に自立しなければ」という「正しさ」よりも、ーつまり、その正しさを追求することで満たされる自分のエゴよりもー優先していることがありました。それは「夫婦ふたりで、楽しく健やかに暮らせるバランスはどこにあるのか」ということでした。そうして見つけたバランスは、フルタイムでの勤務ではなく、週に2日の非常勤勤務。それによって看護師としてのキャリアだとか、もうちょっと多い収入だとか、経済的に自立しているんだという自負といったものは手に入りませんでしたが、それを「犠牲」とは思わずに「物事を考える軸が自分から二人という単位に変わって、優先順位が変わった」のだと思いました。そうすることで、私は自由になったのです。つまり、自分を軸に物事を考えている限り、「こうしたい」「こうありたい」という欲望や願望に際限はなく、際限のない欲望や願望は満たされることはありません。私は今までそうやってぐるぐると自分のまわりをまわって「囚われて」いたのですが、軸が自分から「二人」にずれることでそこから自由になった、そんなふうに感じています。そしてそれは同時に、私が「正しさ」よりも「ハッピー」を選んだ瞬間でした。

そういえばあの「ゲド戦記」でも、大賢人ゲドはこう言っていました。
「一人では自由になれないんだ。二人になって、自由になれるんだ。」
1年前の私にその意味は分からなかったと思いますが、今はすんなりと胸にはいってきます。

さて本当は、湯川カナさんが「妊娠」に際して感じたことにもとても共感できたので書こうと思っていたのですが、長くなってしまったので今日はこの辺で終わりにしたいと思います。また後日改めて・・・
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