コメント機能が何だか調子悪く・・・コメントをお返しできずにごめんなさい。またチャレンジしてみます。
さて皆さま、お元気にしておられるでしょうか?我が家では、こ初々さんが(たぶん)人生初のインフルエンザでダウンしております。これまで熱があってフウフウ言っていても、比較的元気で丈夫な彼女だったのですが、今回はマックス39度4分まで熱発したため、さすがにグッタリ。なんだか子どもの場合は高熱で朦朧としているのか、意識レベルが低下して傾眠がちなのかの区別がよく分からず、「おいおい大丈夫か・・・」と心配になりますね。昨日は午後からゲエゲエと吐き、水分摂取もままならなかったので、脱水が心配で小児科へ。実はこれまでほとんど小児科へ行ったことがなかったので、こういう時に「どこへ行こうか?」とオロオロしてしまいます、いけませんね。こう言うと、なるべく医療機関にかからないことをよしとしているように聞こえるかもしれませんが、もちろんそんな変なポリシーがあるわけではありません。やはり私としては受診するメリットとデメリットを割と厳密に天秤にかけてしまうのです。ですから、熱が出ているだけの風邪でしたら「移動するほうがしんどいし。インフルエンザやらほかの風邪ウィルスの巣窟のような病院で長いこと待たされるほうがかなんし。どうせ抗生剤と解熱剤を処方してもらうくらいだろうし。」と考えてしまいます。そのかわりに水分出納や意識レベル、全身状態、ただの風邪ではなさそうな諸症状には敏感です。今回もゲロゲロしていて経口摂取が難しそうだったので、点滴をしてもらえたら安心だな・・・と思ったので受診しました。受診してみると、案の定まだインフルエンザの迅速診断は無意味であることを伝えられ、ひとまず嘔気止めの座薬を入れ、経口補水液を飲むように、とのこと。嘔気止めのナウゼリンがこ初々さんには著効で(私には効いたためしがない)、帰宅後経口補水液が飲めたので安心しました。そして今朝、対外的な理由でインフルエンザの迅速診断をしてもらうため再び受診、やはりインフルエンザと診断されました。熱は自然に37度台に解熱して、昨日のぐったり具合と比較すると格段に元気に機嫌よう過ごしているこ初々さん。子どもの笑顔がみられるって、本当にうれしいことです。しかし私の喉が怪しげな痛みを発しており、おおおどうなることやら。いやだよー。
というのはさておき、今回初めてタミフルを処方され、今朝から飲んでいます。やはり初めて飲む薬というのは心配なものですから、「何か注意することはありますか?」と尋ねると・・・「おかあさん、タミフルが異常行動を引き起こす、っていうのはデマです。異常行動を起こしたのは、インフルエンザ脳症だったからです。インフルエンザ脳症はこわいです。私も3か月に受け持ちの子どもが3人も脳症で亡くなっているんです。悲惨ですよ。だから怖がらずにしっかり飲んで下さい。」とのご返答・・・私は別にタミフルに懐疑的というわけではなく、ただほとんど知識を持ち合わせていなかったので聞いただけでした。異常行動に関する報道も知っていましたが、その議論が今どこに行き着いているのかは知りません。だからちょっと聞いてみただけなのですが、なんだかとても感情的・・・でも、それを別段不快に思うこともありませんでした。いや、「本当にそうだったんだろうな」と思ったんです。きっとこの医師の目の前で、なす術なく3人のかわいい子どもたちが脳症で亡くなっていったのだろう・・・ご両親の悲痛な叫びを、聞いてこられたのだろう、と。だからといって、インフルエンザにはタミフルが効果があり、副作用は軽微なものだ、という論理は通りません。それはそれ、これはこれ、なんです。でも、実際のところ、人間のからだは多様です。もちろん統計的に薬物の効果のほどを割合として(数字として)たたき出すことは可能ですし、それは絶対に必要なことです。ですが、ある薬が「わたし」に効くかどうか、「わたし」のからだに副作用を及ぼすかどうか、「わたし」へのリスクと効果の割合は、誰にも分からないのだ、ということは忘れてはいけないことだというふうに思います。だから「タミフルがいい」と言う医師もいれば、「タミフルは危険だ」と主張する医師もいる。現段階で分かっていることは、その議論には決着がついていない、ということです。その中で、どんな主張をする医師と出会うか、その医師の処方通りに薬を飲むのかどうか、というのは、結局のところ「わたし」に委ねられています。絶対に正しい判断など出来ないけれど、判断しなければならない。それは荷が重いことなのですが、自覚するにしろしないにしろ、そういうものなんですよね。そして私は結局、「タミフルを飲ませる」という判断をしました。詳しい情報を持っているわけでもなく、現在どんな議論が行われているのかも分からないのですが、亡くなった子どもたちの声を(彼なりに)聞きながら臨床実践をしているその医師の言葉に、やはり心を動かされたからです。なんだか変なお医者さんでしたし、薬を山ほど処方してくれたので、私の基本的な方針とは相いれないのですが(だからかかりつけ医として通院し続ける気持ちは・・・今のところあまりない)なんだか「これも出逢い」と思えた。めちゃくちゃ非科学的な判断ですが、案外私たちの判断というものはそういうものに導かれているのではないか・・・と現象学を学ぶようになって強く思うのでした。なんちゃって。
さて皆さま、お元気にしておられるでしょうか?我が家では、こ初々さんが(たぶん)人生初のインフルエンザでダウンしております。これまで熱があってフウフウ言っていても、比較的元気で丈夫な彼女だったのですが、今回はマックス39度4分まで熱発したため、さすがにグッタリ。なんだか子どもの場合は高熱で朦朧としているのか、意識レベルが低下して傾眠がちなのかの区別がよく分からず、「おいおい大丈夫か・・・」と心配になりますね。昨日は午後からゲエゲエと吐き、水分摂取もままならなかったので、脱水が心配で小児科へ。実はこれまでほとんど小児科へ行ったことがなかったので、こういう時に「どこへ行こうか?」とオロオロしてしまいます、いけませんね。こう言うと、なるべく医療機関にかからないことをよしとしているように聞こえるかもしれませんが、もちろんそんな変なポリシーがあるわけではありません。やはり私としては受診するメリットとデメリットを割と厳密に天秤にかけてしまうのです。ですから、熱が出ているだけの風邪でしたら「移動するほうがしんどいし。インフルエンザやらほかの風邪ウィルスの巣窟のような病院で長いこと待たされるほうがかなんし。どうせ抗生剤と解熱剤を処方してもらうくらいだろうし。」と考えてしまいます。そのかわりに水分出納や意識レベル、全身状態、ただの風邪ではなさそうな諸症状には敏感です。今回もゲロゲロしていて経口摂取が難しそうだったので、点滴をしてもらえたら安心だな・・・と思ったので受診しました。受診してみると、案の定まだインフルエンザの迅速診断は無意味であることを伝えられ、ひとまず嘔気止めの座薬を入れ、経口補水液を飲むように、とのこと。嘔気止めのナウゼリンがこ初々さんには著効で(私には効いたためしがない)、帰宅後経口補水液が飲めたので安心しました。そして今朝、対外的な理由でインフルエンザの迅速診断をしてもらうため再び受診、やはりインフルエンザと診断されました。熱は自然に37度台に解熱して、昨日のぐったり具合と比較すると格段に元気に機嫌よう過ごしているこ初々さん。子どもの笑顔がみられるって、本当にうれしいことです。しかし私の喉が怪しげな痛みを発しており、おおおどうなることやら。いやだよー。
というのはさておき、今回初めてタミフルを処方され、今朝から飲んでいます。やはり初めて飲む薬というのは心配なものですから、「何か注意することはありますか?」と尋ねると・・・「おかあさん、タミフルが異常行動を引き起こす、っていうのはデマです。異常行動を起こしたのは、インフルエンザ脳症だったからです。インフルエンザ脳症はこわいです。私も3か月に受け持ちの子どもが3人も脳症で亡くなっているんです。悲惨ですよ。だから怖がらずにしっかり飲んで下さい。」とのご返答・・・私は別にタミフルに懐疑的というわけではなく、ただほとんど知識を持ち合わせていなかったので聞いただけでした。異常行動に関する報道も知っていましたが、その議論が今どこに行き着いているのかは知りません。だからちょっと聞いてみただけなのですが、なんだかとても感情的・・・でも、それを別段不快に思うこともありませんでした。いや、「本当にそうだったんだろうな」と思ったんです。きっとこの医師の目の前で、なす術なく3人のかわいい子どもたちが脳症で亡くなっていったのだろう・・・ご両親の悲痛な叫びを、聞いてこられたのだろう、と。だからといって、インフルエンザにはタミフルが効果があり、副作用は軽微なものだ、という論理は通りません。それはそれ、これはこれ、なんです。でも、実際のところ、人間のからだは多様です。もちろん統計的に薬物の効果のほどを割合として(数字として)たたき出すことは可能ですし、それは絶対に必要なことです。ですが、ある薬が「わたし」に効くかどうか、「わたし」のからだに副作用を及ぼすかどうか、「わたし」へのリスクと効果の割合は、誰にも分からないのだ、ということは忘れてはいけないことだというふうに思います。だから「タミフルがいい」と言う医師もいれば、「タミフルは危険だ」と主張する医師もいる。現段階で分かっていることは、その議論には決着がついていない、ということです。その中で、どんな主張をする医師と出会うか、その医師の処方通りに薬を飲むのかどうか、というのは、結局のところ「わたし」に委ねられています。絶対に正しい判断など出来ないけれど、判断しなければならない。それは荷が重いことなのですが、自覚するにしろしないにしろ、そういうものなんですよね。そして私は結局、「タミフルを飲ませる」という判断をしました。詳しい情報を持っているわけでもなく、現在どんな議論が行われているのかも分からないのですが、亡くなった子どもたちの声を(彼なりに)聞きながら臨床実践をしているその医師の言葉に、やはり心を動かされたからです。なんだか変なお医者さんでしたし、薬を山ほど処方してくれたので、私の基本的な方針とは相いれないのですが(だからかかりつけ医として通院し続ける気持ちは・・・今のところあまりない)なんだか「これも出逢い」と思えた。めちゃくちゃ非科学的な判断ですが、案外私たちの判断というものはそういうものに導かれているのではないか・・・と現象学を学ぶようになって強く思うのでした。なんちゃって。