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京都生活手帖

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布おむつ後日談

2007-01-17 23:05:41 | いのちをはぐくむ


実家の母に教わりながら、ようやく布おむつを縫い始めました。
手縫いで、ちくちくちくちく・・・何縫いというのか分かりませんが、赤ちゃんの肌にあたる縫い目がごっつくならないような特別な縫い方をします。母が3枚縫う間に、私はたった1枚縫い終わるか終わらないかというスピード。が、がんばります。気長に・・・

肌着も裁断から教わり、夜中すぎまでちくちくとやりましたが、まだ仕上がっていません。裁ち鋏も持っておらず、キッチン鋏で代用し続けていたことを知られて呆れられました。そこで昨日、母と一緒に手芸屋さんへ行って裁ち鋏をみてみたのですが、結構お値段がはるもので、一本5000円ほどします。母に「ちゃんと刃物やさんで買ったほうがいいんじゃないの?」と言われ、その後ひとりで「菊一文字」さんへ。お店のおばさまと相談をして、さびにくいというステンレスの裁ち鋏(写真)を購入しました。鋼の鋏のほうがいいそうですが、ちょっとお手入れを怠って放っておくとすぐにさびてしまうそうです。あまり頻繁に使うようでなければステンレスのほうが使いやすいですよ・・ということでステンレスを選びました。「切れ味がどんどん悪くなっていくんじゃないですか?」と聞くと、「いつでも持ってきてください、研ぎ直ししますから。」ということで、わざわざ菊一文字さんまで足を運んだ甲斐がありました。手芸屋さんで買ったら、アフターケアはないですものね。

「菊一文字」さんは、創業から700年の歴史ある刃物屋さんだそう。三条アーケード街の中にあります。

ところで今日、偶然にも布おむつの提供をお申し出くださった教会のおばあさま達にばったりお会いしました。もう早速布おむつを探して洗濯し、アイロンまできれいにかけてくださったそうです。

「使ってくださるのなら、家までお持ちします。」
「いえいえ、取りに伺います。」
「まぁ、遊びに来て下さるならとても嬉しいのよ。」
「そうですか?ぜひぜひ遊びに伺わせてください。」
「なんだかとっても嬉しくなってきちゃったわ。」

私が布おむつを頂くというのに、逆におばあさんにとても喜んでもらえて、私も嬉しくなりました。布おむつという話題がなければ、なかなかお話する機会はなかったかもしれません。きっとこれも赤ちゃんがつないでくれた、世代を超えたご縁です。

「私たちみんな、あなたの赤ちゃんを楽しみにしているのよ。ほんとうよ。」
おばあさんがおっしゃって下さった言葉はとても胸に響きました。きっと赤ちゃんも聞いてくれていることでしょう。

布おむつ後日談でした。
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行き場のない布おむつ

2007-01-14 22:12:02 | いのちをはぐくむ
今日は午前中教会へ。
教会のおばあさま達に囲まれてお昼ご飯を食べていると・・・

「使っていない布おむつがたくさんあるんだけど・・でも最近は紙おむつを使うのかしらね。」

ひとりのおばあさまがそうおっしゃったので、これから布おむつを用意する予定であることをお話し、有り難く頂くことにしました。そして「ひ孫が生まれたら使うかもしれないと思って取っておいたけど、ひ孫が生まれない。でも、取っておくものねぇ。」とおっしゃり、喜んでくださいました。すると別のおばあさんも、「ファミリアの上等の布おむつがいいわよ。使ったものだけど、ちゃんと熱湯消毒してアイロンをかけたものだから大丈夫。」と、これまた布おむつをくださるとのこと。お孫さんやひ孫さんのために用意された布おむつたちが、使われずに行き場を失っているということなのでしょうか。最近は布おむつの使用が増えているそうですが、それでも紙おむつ派のほうが圧倒的に多いのが現状。日の目をみない布おむつの山を、なんとなく想像しちゃったりして・・・

そんな私も、布おむつに格別なこだわりがあるわけではなく、気楽に「布おむつでやってみようかな。」と考えているだけです。布おむつを試みてみようと思う理由は主に2つあり、まず第一に私自身が生理用ナプキンを好きでないこと。使用感が不快なのであまり使いません。きっとそれは赤ちゃんも同じだろうと(勝手に)思い込んでいるので、出来たら布にしてあげたいなぁと思ったのです。また看護/介護していて、(紙)おむつによる皮膚トラブルなどもみてきているせいもあります。二つ目は、やはりごみの問題。大量のごみが出ることに関して、しのびない気持ちになるのです。京都では昨年の10月からごみ袋の有料化が始まっていますが、紙おむつ使用世帯には有料ごみ袋を無償提供する制度が整えられています。きっとそれだけ紙おむつごみが大量に出るということなのだろうと考えると、もったいないのかなぁと思ったりします。

だけどそんな愛情や正義感も、お世話の大変さを前に吹っ飛ぶ可能性はおおいにアリです。「とてもじゃないが、やってられん」なんてね。なので初めから「これでいく」と決めつけないで、「まずはやってみよう」から始めて、状況に応じてフレキシブルに対応していければいいかなと思っています。それは病棟看護においても同じで、あまり大きな声で言う人はいないかもしれませんが、病棟での業務をこなしていくのは「理想と現実をすりあわせていく作業」でもありました。患者さんに「こうしてあげたい」という思い(理想)と、時間・マンパワーの制約(現実)の妥協点をどこかで見いださなければなりませんでした。「出来たらおむつを外してパンツにしてあげたいけれど、人手のない夜間は申し訳ないけれどおむつにしてもらう」というようなこともあるのです。それは赤ちゃんのお世話に関しても同じで、「夜はしんどいから、ささっと取り替えられる紙おむつにしよう」という選択をするかもしれません。是が非でも布おむつを使い続けることがいいこと(正しいこと)ではなくて、赤ちゃんの心地よさと、私が(心身ともに)機嫌良くお世話できるバランスを常に探していけばいいのだというふうに今は思っています。

そんなふうに信念なくいると、もしかしたらまた行き場を失った布おむつの山ができたりして。
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赤ちゃん肌着の手作りキット

2007-01-13 23:17:28 | いのちをはぐくむ


オーガニックコットンのお店「アバンティ」から、赤ちゃんの肌着手作りキットが届きました。
本当は頂きものの肌着がたくさんあるので準備する必要がないのですが、これだけちょっぴりこだわり&贅沢をさせてもらいます。生まれてきた赤ちゃんが初めに身につける肌着を、出来たら手作りで用意してあげたいなぁと思っていたのです。肌着は500円くらいから売られているものですが、このキット実は肌着3枚作れるようになっていて4700円します。オーガニックコットンだからというのもありますが、ずいぶんと割高になるので、貧乏性の私はすっかり贅沢している気分。

この手作りキットは、「手ぬいでちくちく オーガニックコットンの赤ちゃん服」という本(写真左)を参考にして作るようになっています。肌着以外にも、ロンパースや帽子、コンビ服など様々な手作りキットがあって、「アバンティ」さんで購入できます。「アバンティ」さんでは、手作りキットだけでなく、オーガニックコットンの生地やそれで作られた赤ちゃんグッズも販売しているので、関心のある方は一度覗いてみてください。

そんなに器用なほうではないので、おそらく完成までに時間がかかると思います。ちょうど月曜日に実家の母が京都へやってくるので、教わりながら始めてみるつもりです。きっとこの肌着作りとおしめ縫いでタイムオーバー!になるだろうなぁ・・・というか間に合うのか!?心配です。
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大きくなってるよ、赤ちゃん・・・と私

2007-01-11 21:39:09 | いのちをはぐくむ


今日は妊婦検診へ行ってきました。
赤ちゃんは週数相当に大きくなっていて、もうすでに2000gオーバー!これでいつ産まれてきても安心・・・でもまだおしめの準備すら出来ていないので、赤ちゃんよ、もう少しお腹の中にいておくれよ・・・

エコー写真を撮ったとき、ちょうど赤ちゃんは口のほうへ手を持っていっていて・・・何だか「考えるひと」みたいです。どんな思索にふけっているんでしょうね。

赤ちゃんはこうして順調ですが、母体のほうはおデブ道まっしぐらで、ドクターからもナースからも警告が。「妊娠高血圧予防のためにも、今の体重を維持して。」とはドクター。「食事の相談をするために、助産師外来の予約をとって。」とナース。自分のこととなると、からきしダメですねぇ・・・情けない。

あと1ヶ月ちょっと・・・どうなることやら。とほほ。
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乙女として気になるところ

2007-01-06 22:30:53 | いのちをはぐくむ
最近、乙女として気になるところは・・・

「でべそ」

目立たない、目立たないと言われつつもどんどこ大きくなるお腹。それに伴って(つまり腹腔内圧が高まって)、おへそは押しあげられてでべそに。日々でべそ度をオットにレポートしているのですが、「よい、よい。」と言われ流されています。どうも乙女心が分からないようです。

ところで前の職場では、「腹腔鏡下(Lapa)肝生検」という侵襲の大きな検査が日常的に行われていました。簡単に言うと、お腹に小さな孔をあけ、そこから空気を送り込んでお腹をぷうっと膨らませ(気腹)、臓器の写真をとってきたり生検(組織の採取)をするのです。この検査を受ける患者さんは、検査前に「臍処置」といって、「おへそのごま取り」をしなくてはならないことになっていました。何故かというと、お腹を膨らませたときに、おへそからポロリとごまがとれて、術野を汚染させる可能性があるからです。看護師としてその原理は理解していたものの、「そんな、お腹を膨らませておへそのごまがとれるなんて、漫画みたいなことあるんかいな。」という気持ちはぬぐい去れずにいたのですが・・自分のお腹が膨らんででべそになっている様子をみると、「さもありなん。」とようやく腑に落ちたのでした。

自分が体験するまで半信半疑の、疑り深いナース初々さん、困ったものです。
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