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京都生活手帖

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市場のアイドル

2007-03-30 22:17:32 | 育つの軌跡
生後1ヶ月も過ぎて、こ初々さんをスリングに入れて出かける機会も増えてきました。その1つが近所のスーパーマーケット。まだまだ、スリングの認知度は高くはないのでしょうか。こ初々さんはスリングにすっぽり覆われているので、他の人からは「なんだか柔らかで重たいものを首から提げた人」としてみえているようです。

ですが、小さな頭が少しだけ覗いています。それに気がついた人は「あら、赤ちゃん?」という顔をされるので分かります。スーパーマーケットという場所柄、女性が多いせいでしょうか。店内を回っているうちに必ず「まぁ、赤ちゃん?」と声を掛けられ、スリングの中を覗きこまれるのです。そうすると、もう回りにわらわらと4,5人のおばさま方の輪が出来ます。
       「まぁかわいいぃ・・・・何ヶ月?」から始まって
       「体重はどれくらい?」
       「(男の子、女の子)どちら?」
       「母乳でそだててられるの?」
       「お乳は出るの?」
と質問攻めです。あとは、「顔がしっかりしてる」とか「鼻が高い」とか、ちょっとほっぺたに触ったりとか、もうちょっとしたアイドル並です。こうして声をかけてきてくださるのは、年齢は様々ですが女性ばかりです。皆さん、ご自分の子育てを思い出しておられるようで、中には自分の30年前の子育てについてお話してくださる方も。で、皆さん最後に仰ることは「大変でしょうけど、大事に育ててあげてくださいね」と。ほんとにありがたいことです。

別に性役割を固定化するつもりは毛頭ないのですが、こういう経験をしていると、女性は本当に赤ちゃんが好きなのだなぁと、感じます。それともう一つ感じるのは、皆さんそれぞれに、ご自分の子育てを楽しい思い出として持っておられる、ということです。乳幼児医療がそれほど進んでいなかった昔に、辛い思いをされた方もやはり懐かしそうにお話されるのです。

ご苦労された先輩たちの多くが、ご自分の子育てを肯定的なもの・楽しいものとして捉えておられる、という事実は、今子育て真っ最中の私たちにとって大きな勇気です。それは、このブログにコメントを寄せてくださる子育て中のみなさんの様子をネットを通して拝見するときも同じです。

さらにもう一つ思うのは、「子育てって大変だけど、なんだか楽しそうだぞ」ってことを、私たちが次の世代に伝えていかなきゃいけない、ということです。マスコミからは、子どもにまつわるネガティブなニュースばかりが流れてきます。環境問題や社会状況など、若い人たちが自分の将来や子育てに希望や喜びを期待することが難しい世の中です。でも、だからこそ、子育てを終えられたみなさんも、今子育て真っ最中の私たちも、子育ては大変だけど楽しい、という情報を発信しなきゃいけないと思うのです。それは結局、「世界は生まれてくるに値する場所だ、生きるに値する場所だ」ということを伝えることになると、私は思うのです。ちょっと飛躍しすぎかな? 

オット初々
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こ初々さん2度目の試練。そして待望の・・・

2007-03-29 07:22:57 | 育つの軌跡
10日ほど前、こ初々さんの目の中に髪の毛が入っているのを発見しました。まつ毛なんていうような可愛らしいものではなくて、長さ1cmはありそうな、しっかりとした髪の毛です。大人だったら出来るかぎりの清潔操作で無理矢理にでも取ってしまうところですが、とにかく赤ちゃんの目は小さいですし、傷つけたり感染させてしまうのが心配。なので自分たちでなんとかしようとするのはやめて、一ヶ月健診まで待つことにしました。そして一ヶ月健診で医師に相談したところ、「無理にとらなくていい。涙で勝手に出てくる。」ということだったので、その場では「そういうものか」と納得して帰宅したものの・・・新生児ってほとんど涙なんて出やしませんし、こんなに大きなものが自然に出てくるなんてやっぱり考えられない。そこで昨日、眼科でみてもらうことにしました。

こ初々さんは、足をオットさん、頭をお医者さんと看護婦さんでがっちりとおさえられての診察。私も以前こ初々さんの目の中を見ようと思って上下のまぶたを引っ張ったことがあるので分かるのですが、新生児のまぶたって大人と違ってちっとも伸びないのです。目を開こうと思っても、うまいこと開くことができません。しかしそこはお医者さん、全く躊躇なく「がしっ!」と無理矢理に開きます。そのうちにまぶたの裏側がしっかり見えるぐらいに開いてしまいました。とても親としてはそこまで出来るものじゃありません。そしてはじめは水で洗い流してみたのですが、何も出てくる気配なし。するとお医者さんはポータブルの顕微鏡を取り出して、それを覗き込みながら目の中に綿棒を入れて・・・にゅる~!っと出てきたのは、なんと3cmはありそうなながーい髪の毛。ぎょえ~!そんなものどうやって入ったんだ?こ初々さんの目の横径よりもはるかに長いです。無理に入れようとしたって入りそうもないような長さの髪の毛・・・放っておかずによかった・・・こ初々さんは大号泣、目のまわりも青たん作ったみたいに真っ赤っかになりましたが、それでも。

こどもって、何がおきるか分からないものです。

さて話は少し変わりますが、目の中の髪の毛と同様、母としては気になることがもうひとつありました。それは、便秘。これまで毎日3回くらいは便が出ていたのですが、ここ3日ほど何の音沙汰もなかったのです。1ヶ月健診のときに医師から「これからは1週間に2回くらいになるかも」と言われていたのでそれほど心配はしなかったのですが、とにかくこ初々さんことあるごとに、きばる、きばる・・・顔を真っ赤にして、おっぱいを飲みながらもきばるんです。きばった拍子にうんちではなくおしっこが出てしまうらしく、おしっこ頻回。一日20回はおしっこでおしめ交換をするくらいです。どんなにきばってもうんちを出すことのできない我が子が不憫になってきて(かつ、おしっこ頻回のためあまりちゃんと眠ってくれないのもこちらとしてはしんどいので)、早くうんちが出ないものかと気をもんでいました。そして昨日、こ初々さんではなく私のお腹が渋り、「おかあさんはトイレに行ってくるから、よい子して待っとってね。」と言ってベビーベッドにこ初々さんを残し、トイレへ行って出て来たら・・・こ初々さん待望のうんちがたくさんなこと出ておりました。う~ん、感激。

色んなことを心配しなくてはならないものですね。
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お義母さんお手製おむつカバー

2007-03-27 10:02:19 | 育つの軌跡


お義母さんが作ってくださった、おむつカバー。
なんとフェルト化したセーターを切って作ってくださったものです。すごいですよねぇ、おむつカバーが作れるなんて・・・かぎ針でしてあるふちどりもとっても素敵です。色合いも春らしくて、すごーく可愛らしいんです。早速昨日から使わせて頂いていますが、生地がやわらかくて赤ちゃんの肌にもやさしい。そして自然に身体にフィットして使いやすいです。

ところで布おむつですが、今度はお義母さんがお手伝いに来て下さっている合間に縫ってくださいました。その横でオットさんもお義母さんに習ってチクチク、チクチク・・・これでこ初々さんの布おむつは総勢5人もの人の手で縫われたことになります。

ほんとに幸せものだね、こ初々さん。
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1ヶ月検診と入眠の不思議

2007-03-24 11:59:57 | 育つの軌跡
昨日、こ初々さんの1ヶ月検診に行ってきました。体重は約1kg増えて、3862g。身長も約8cm増えて57cmでした。 うへぇー1ヶ月で8cmも増えている! どうりで、ベビーバスが小さくなるはずです。退院してからずっと私が沐浴させているのですが、こ初々さん、このごろはピンピンと足を動かしてバスの側面を蹴飛ばすようになっていました。で、生後1ヶ月も無事過ぎたので、昨日から私と一緒にお風呂に入っています。じつはこ初々さん、大変なお風呂好き。それまでどんなに泣いていても、お湯につかっただけで、目を細めて小さな口を尖らせて「ホー」という顔をします。入浴中はとってもおとなしく、身体もしっかり洗えて、私としてはとっても楽です。

楽じゃないのは入眠前。こ初々さん、おっぱい飲んで眠たくなって、お布団に寝かせると直ぐに泣き始めます。で、抱っこして歩き始めるとすぐに泣き止んで寝てしまいます。で、寝たかなぁ、とお布団に置くと、またもや「うぇーん」。で、抱っこしてやる。でも抱っこだけじゃ泣き止まない。今度は立ち上がって歩き始めると、直ぐに寝てしまう。「あぁやれやれ」と、そーっと下ろすと直ぐに起きて泣く。

これはどういうことなんでしょうね。単に抱っこしてるだけじゃだめなんです。抱っこして歩かないと寝ないのです。でも、抱っこで歩き回るのもしんどいので、座って抱っこしてゆっくり揺らしてみるのですが、これは効果なし。だまされません。で、歩く際の振動がいいのかと、歩いているときの頭の振動を観察して、これを座り抱っこで擬似的に作ってみたりしてます。これはちょっと成功したみたいです。インターバル1秒で、振幅5mmくらいの、ストンと落ちる感じの振動を与えます。でも、これも疲れる。抱っこじゃなくてスリングにしても、じっとしてるとだめで、歩くと寝る。リズミカルな振動が心地いいのかなぁ。抱き方もいろいろ試してみましたが、どんな抱き方をしても、止まると泣く。歩かないと寝ない。ということで、とにかく抱っこして歩く。実は私自身が赤ん坊のとき、全く同じだったそうです。私の父がずっと抱っこして部屋の中をうろうろと歩いていたそうです。

ということで、最近オット初々は痩せました。心なしか背中と腕の筋肉がついたようです。以前より階段が楽に上がれます。体脂肪率は17%から16%へと低下しました。子育てでダイエットするオット初々です。
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大自然との暮らしの心得

2007-03-21 22:39:21 | 育つの軌跡
「子どもは大自然」

とは私の親友の言葉ですが、今まさにそれを実感中です。つまり・・・赤ちゃんは大人たちの生活や都合とは関係なく、赤ちゃん自身のリズムと都合で生きてはるんですね。「今、ご飯を食べてるんだけどなぁ」という時におっぱいを欲しがって飲む。「もう夜も遅いし寝たいんだけどなぁ」という時に抱っこして欲しいと泣く。「おっと、今はお風呂中ですよ」という時に、湯船の中でブリブリとうんちをする。昼でも夜でも、大人が何をしている時でもおかまいなしに、赤ちゃんは「おっぱい飲んでおしっこしてうんちして抱っこしてねんね」をただひたすらに(エンドレスに)繰り返します。こちらがそれをコントロールできずに合わせるよりほかない、という意味で「大自然」です。(湯船の中でのうんちは、さながら自然災害みたいなもの?)

自分自身で予定を組み、管理する。そんな大人だけの生活に慣れた私たちは、赤ちゃんという大自然のリズムに合わせて生活することに戸惑いを覚える、あるいは心身の疲労を伴うのは当然のことのように思います。赤ちゃんとの暮らしがスタートして一ヶ月、私はそこに新たな「コツ」というか「心得」がおおまかに分けてふたつあることに気づきました。

心得その1 「優先順位を間違えるべからず」
2週間ほど前だったでしょうか、こ初々さんは夜中の2時過ぎ頃から明け方の5時近くまで「おっぱい飲んでおしっこしてうんちして抱っこ」を繰り返し、何故か最終的な「ねんね」に至らずずっと起きていました。眠い目をこすりながら3時間近くこれを繰り返していると、「とにかく早く寝ててくれ・・・」「眠い・・・限界・・・」「朝まであとちょっとしかない・・今夜は2時間しか眠れなかった・・」と、焦燥感を伴ったネガティブな感情がふつふつとわいてきます。特にこの日は翌朝に出かける予定があったので、「朝までに○時間」というタイムリミットのようなものがあったのが災いしていました。そのうちに「明日は出かけるからあまり眠れない・・だから今寝ておきたいのに・・」と赤ちゃんを責めるような気持ちまで出てきて、そしてしまいには「今寝ないで朝ぎりぎりまで眠っていたら、おむつを洗濯できない・・・」という結論に至り、やっと半分寝かけたこ初々さんを「しめしめ」とばかりに放って朝の5時に私がしたことは・・・何故か「おむつの洗濯」。この時期ですからまだ日も出ておらず、真っ暗な部屋の中で、つけおきバケツからオムツを一枚づつ取り出し、冷たーい水を絞りながら・・・

「これ、今することか?」

やっと我にかえりました。

妊娠中にもこのブログで「優先順位を間違えず、目の前のことに集中できることが大切」というようなことを書いていたと記憶していますが、「頭で分かっていても、行動が伴っていない」というのはまさにこのことですね。我にかえってみて、自分の行動がおかしいやら、こ初々さんに対する申し訳ない気持ちやらで半べそ、泣き笑い。部屋へ戻って、こ初々さんが可愛い顔でぐっすり寝込んでいるのを見て悟りました。「こ初々さんはずっと起きているわけじゃない。いつかは寝る。」という当たり前の事実。夜中に3時間近く同じことが繰り返されると、どうしても「終わりがない」という気持ちになってしまうものですが、そんなわけはもちろんないんですね。そんなこ初々さんが今この時に望むことを与える、それ以外に優先すべきことがほかにあるだろうか?今自分が眠れなくても、いつかは眠れる。おむつだって布おむつがなくなったら、紙おむつを使ったらいいじゃないか。出かける予定だって変更可能だ。そう考えていくと、「どうしても、せんなん(しなければならない)」ことって・・・実は無いんです。こ初々さんが泣いていて夕飯が作れなかったら、オットさんに頼んで仕事帰りに何か買ってきてもらったらいい。掃除しなくても、ちょっと散らかっていることには目をつぶって見ないふり、がまんがまん。あんまりにできなかったら、オットさんに「ごめんね」とお願いしたらいい。洗濯もいっしょ。何もかもも今まで通りにこなそうと思うから「できない」ことにストレスがたまるのであって、「今は非常事態。」だと認識したらいい。大自然との暮らしに合った、新しい暮らし方を作っていけばそれでいいのです。自己満足のためにこれまでの生活を維持しようとしたら、一緒に暮らすこ初々さんやオットさんに被害が及んでしまいます。「できることを、できるときに、できるように」そうすることで自分のなかにゆとりが生まれ、今目の前にあること、するべきことに集中ができます。「夕飯作らないといけないから、泣きやんで・・・」と、こちらが半泣きでこ初々さんにお願いするような暮らしは、私が望む「楽しい暮らし」ではありません。「ほかのことは、できなくってもいいや~!」と、おおらかになる。できないことは周りの人にお願いして、心から感謝をする。それが大自然との暮らしの心得その1です。

心得その2 「眠れるときに、いつでも眠るべし」
朝の5時におむつを洗濯しはじめた・・・優先順位の判断を誤った背景には、睡眠不足があります。新生児は3時間ごとに授乳しなくてはならないので、まとめて2時間以上眠ることは不可能。そして昼夜の区別もあまりないので、本来眠ることのできる時間に眠れるとは限らない。というわけで、新米おかあさんは睡眠不足になってしまいがちです。そうすると身体がしんどいので、気持ちにもゆとりがなくなってきてしまい、ちょっとしたことでイライラしたり、憂鬱な気分になったり・・・気持ちよく毎日を過ごし、赤ちゃんのお世話を楽しむためには、やっぱり睡眠不足をそのままにしていてはいけないと思いました。だからといってまとめて眠ることは出来ないので、夜も昼も関係なく細切れ睡眠を出来るだけ多くとる。赤ちゃんが眠っているときに、「よし!」とここぞとばかりに一緒に眠ってしまう。私の場合は一ヶ月たってみて、夜間に細切れ睡眠を集めて5~6時間、昼間に1~2時間眠ることができると、ずいぶん身体が楽であることが分かりました。

心得その1、その2に共通していることは、「おかあさんである私自身が、心身ともに機嫌よくいる」ということだと思います。きっとそれが、優先順位ナンバーワン。そして私の場合それを可能にしているのが、なんといってもオットさんやお義母さん、実家の母の存在。本来私がするべきことを引き受けてくださっているからこそ、私は今まで楽しく機嫌よくこ初々さんと向き合えているのです。

ほんとうに、感謝の気持ちでいっぱいです。
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