ここ最近の必需品が、これ。
何に使うかというと、オムツ交換のときにこれでお尻を「ぱたぱた」と扇ぐんですねぇ。もともとはお酢飯作りに使っていたうちわですが、今はこ初々さんのお尻用・・・
実はこ初々さん、先週あたりからおむつかぶれがひどいことになってしまったのです。会陰部周辺は真っ赤っか、臀部にもぽつぽつと赤い湿疹状のできものができ、一部は表皮剥離までしてしまい・・・おしっこをすると必ず教えてくれ、時間をおくことなくおむつ交換していたのに何故・・・と軽くショックを受けましたが、とにもかくにも何とかしなければ。ということで、まずは布おむつを中止して紙おむつにかえ、おむつ交換のたびに陰部洗浄、うちわで扇いで乾燥させること約5日。臀部の発疹と傷は消え、会陰部にうっすらと赤みが残る程度にまで治ってきました。ほっ。
おむつかぶれがひどかった時に皮膚科も受診したのですが、このような小さい子どもに対していきなりステロイドが処方され、怖くて使えませんでした。何のための受診だったのかと思わなくもないですが、でもまぁ、おむつかぶれは「カンジタ皮膚炎」という菌による皮膚の炎症との鑑別が必要であり、皮膚科で皮膚を採取して調べてみたところカンジタ皮膚炎ではないことが分かったので、それだけで受診の甲斐はあったのだと思おう。医療機関てそんなものだよね、とほほ。
そして「どうしたらいいんだろう」と困っている矢先に、以前の職場の先輩から「元気ですか~?」とメールがきたのです。いつもながら感心してしまったのですが、この方は「困っているところに立ち会う」という霊力とでも言いたいような能力が恐ろしく高い人で、「今、まさにあなたを必要としていました!」というときに現れてくれるのです。そういう人っているものなんですねぇ。今回もベストタイミングでメールを頂いたので、早速おむつかぶれの相談をし、「亜鉛華軟膏(通称ボチ)のようなものがいい」とアドバイスをもらえました。病棟勤務時代、よく床ずれの傷にボチを使っていたのですが、一度塗布するとなかなか落とせないので、一日に20回もおしっこをするこ初々さんに使っていいものだろうか?と思案していたのです。しかしボチは毎回洗い落とす必要はなく、一膜作る感じで塗布し、その上から洗ったり拭いたりすればいいのだそう。なるほど、と納得して亜鉛華軟膏を探したのですが、なんとこれは市販されていないのです。そこで仕方なくボチに準じるものをインターネットで探して取り寄せたのですが、オットは「これ、本当に大丈夫なの?」と訝しみ・・・治りかけた頃に届いたせいもあって今回は使わなかったのですが、よい勉強になりました。
さて、対症療法は功を奏したのですが、問題はおむつかぶれの「原因」です。推測される原因は主にふたつ。「布おむつが不潔だった」可能性と、「おむつカバーがむれていた」可能性。まず「布おむつが不潔だった」可能性についてですが・・・
おしっこで汚れた布おむつは、さっと簡単に水洗いをしてから、石けんを溶かしたバケツの中につけこみ、一日に一回まとめて洗濯機で洗っていました。しかし夜間はつけ置きバケツのところまで行くのを面倒がり、寝室に小さなバケツを置いて、その中にぽんぽんと入れていくようにしていたのです。バケツの中のおむつは朝まとめてつけ置きバケツの中に入れ替えていたのですが、比較的長時間汚れたまま放置していたことになります。また外出時も汚れたおむつを持ち歩き、あとでまとめてつけ置きバケツへ。気温が高くなってきた時期にこのずぼらさ加減がまずかったのか、気づくと数枚布おむつがピンク色に染まってしまいました。初めはおむつカバーが色落ちしたのかなぁ?と思っていたのですが、一枚、一枚とピンク色のおむつが増えていき、「これはもしや、カビ?」という疑惑が浮上。インターネットで調べてみると、布おむつがピンク色に染まるということはよくあることのようで、ある人は「麹菌が繁殖したもの。皮膚に悪さはしない。」と書いていました。皮膚に悪さはしない、とはいえ、何らかの菌が付着したままというのは気持ちが悪いので・・・菌の種類が特定されないままに、とりあえず布おむつを熱湯消毒することに。熱湯で死滅してくれる菌なのかどうかも分からなかったのですが、熱湯が思いのほか威力を発揮してくれまして・・・ピンク色だった布おむつはいっぺんで真っ白になりました。うーん、すごい。でも菌は死んだのか?目に見えなくなっただけだったりして。
布おむつに何やら分からない菌が繁殖してしまった、ということとは別に、「洗濯方法が悪かったのかもしれない」ということも考えました。我が家は合成洗剤を使わず、石けん洗濯をしているのですが、以前から石けんかすに悩まされていました。石けんかすが洗濯物に付着していたり、洗濯機の中に残ったり、また黒い衣服に白く石けんのようなものが残ったり・・・そんなせいもあって「石けんの量が多いのか?」と、石けんを少なく使ってみたりもしていたのです。ところが!これを機に色々と調べてみたところ、「石けんかすを減らそうと、石けんの量を減らす」というのは最悪のソリューションであることが判明。とにかくこれまで汚れの種類や石けんの性質をよく知りもしないで、「とにかく洗濯機の中に洗濯ものを入れ、石けんを(適当に)投入して、スイッチぽん」で洗濯ができているものとばかり思っていましたが、それでは全くダメダメなのです。まず石けんは泡立たないと汚れを落とす力を持たないので、「泡立つまで石けんを投入しなければ意味がない」のですね。しっかりと泡立てるためには、それ相応の石けん量というものがあります。また石けんの量が少ないと、汚れを落とすよりも水中のマグネシウムやカルシウムと反応して「石けんかす」を作ってしまうのだとのこと。ですから私がしていたことは、「わざわざ石けんかすを増やしていた」ことに他ならず・・・そして石けんが効果を発揮するためには水温を高く保つ(40度程度)必要があることや、石けんはアルカリ状態ではないと効果が得られないので、水質をアルカリ状態にキープするためにアルカリ助剤を使用する必要があることなども初めて知りました。奥が深いぞ、洗濯。なけなしの化学の知識を総動員して、洗濯について改めて勉強した次第です。
それから「おむつカバーがむれていた」可能性についてですが・・・これまでウールのおむつカバーとポリエステルのおむつカバーを使ってきたのですが、やはりウールのカバーに比べてポリエステルのカバーはどうしても通気性が悪く、むれている様子。ポリエステルだと防水機能が高く、もれを心配することなく使えますし、乾きも早いのですが、やはり通気性を優先することにして、改めてウールのカバーを注文しています。使用感については、また後日レポートいたしますね。
それにしてもおむつかぶれひとつで、生活にまつわるあれこれを再勉強させてもらい・・・「おとなの家庭科」が必要であることを実感する日々です。