あずみ野 美光波探訪

安曇野を中心に信州を自由に散策しています

我が家のキジバト2020(5)成長と巣立ち そして自然の厳しさ

2020-07-23 08:14:45 | 動物

キジバト観察記

 

 

成長

 

 

ずいぶん大きくなりました

 

 

 

7月19日 巣立ち

卵から孵っておそらく16日目でしょうか

2羽には成長に差があり、オスと思われる一羽(成長が早いほう)が巣から出てしまった

15分ほど躊躇しただろうかメスと思われる雛が兄を追うように巣を離れた

2mほどしか飛べなかったが、何とか枝にとまった

 

その後親が2羽を安全な樹のほうに誘導した

2羽の成長には差があります

 

7月20日朝庭をよく見たが1羽がいません

親が探しているようでした

飛び去ったのかもしれない、もしかして獲られたのかもしれないと思いました

 

 

 

私は20・21と昼間は家にいませんでしたが

家族の話によると4羽で仲睦ましく、庭で遊んでいたようです

 

7月21日夕方6時近くに帰宅し、さっそく雛を探しましたが

20日にいなかった一羽が枝にとまっていたので安心しました

 

畑で野菜を収穫し勝手口から入ろうとしたとき

庭から大きな羽ばたくような音がしたのです

視界に入ったのは小さな鳩が大きな鳥に真後ろから追っかけられる光景でした

一瞬物陰でわかりませんでしたが、次の瞬間には270度の方向に

鳩を足で捕まえたまま、近くの屋敷林に一直線に向かう大きな鳥の姿でした

茶色のライオンのようにも見えました・・タカかなにか猛禽類の鳥です

映像でよく見るドキュメントのシーンそのものでした

 

やられてしまったと、茫然とするしかありませんでした

もう一羽を探しましたがいません・・2羽ともやられてしまったのかと

やるせない気持ちでした

 

電線には2羽の親鳩が・・・50分ほどじっととまっていたので切ない思いでした

 

 

 

 

しかし

7月22日朝 発育が遅い一羽がさつき根元にいたときは、よかったと・・

そして親がやって来てエサを与えています

昨日はこの雛鳥がいたので、電線にとまって夕方7時近くまで見守っていたのだとわかりました

 

親が飛ぶように促すと

道を挟んだ家の庭に飛んでいきました

ようやく、本当の意味で巣立ったとおもいました

また、我が家に戻ってくればな~と

 

7月24日

 

庭に戻ってきてエサを啄んでいました

うれしいものです

 

すぐ親が飛んできて、親子で電線にとまっていましたが

またどこかに飛んでいきました

 

6月から40日余りにわたって、キジバトの観察と写真を撮ることができました

今回はキジバトの巣立ちまで見ることができればと願っていましたから、その意味ではよかったのかもしれません

カラス対策で山から松の枝を切って運び目隠しをしたり、風よけを設けたりしました

キジバトが人間社会に寄って生きている

人間も寄ってみました、良いか、悪いかと言えば・・・良くはなかったかと思います

 

農作物の被害や家のベランダなどに巣を作られる、害鳥かもしれない

そんなキジバトの観察でしたが

我が家の庭に、こんなにも自然の厳しい場所であったことには驚きでした

 

悲しい目撃もしましたが、命をつなぐ厳しさも知りました

 

庭の芝で親子が追っかけっこをする姿が、それは「かわいかった」との

家族の話が救いであり

自然とのかかわりの有難さでした

 

 

 

おわり

   

 

 

 

 


我が家のキジバト2020(4)成長

2020-07-13 15:53:36 | 石仏

 

前回7月8日は大雨で安曇野も大変でしたが・・・

雨も風も何とかしのぎました

 

7月9日の朝

雨はやみましたので、私も安堵しました

2羽を抱え、ミルクを与えています

 

 

夕方5時ころになると、親が巣から離れましたから、心配しました

色々調べると、子育てを放棄するとかあるようで、まさかと思いつつ見ていましたが

薄暗くなっても雛だけしかいません

まだ5日目で、ほとんど黄色い産毛ですから、どうなるものかと気がかりでした

 

さすがに翌日は、4時に早起きして様子を見ていました

ひなが呼吸してましたから、まずはほっとしました

7月10日 AM 5:03

 

親がやって来て、エサを与えましたから・・・安心です

すごい、雛だけで一夜を過ごしたのだ

2羽でくっついて、温めあったのでしょう

 

 

日中は

こんな感じでじっとしています

 

最初はエサ台でと思って、ひのきの皮を重ねておいただけですから、風にあおられて、だいぶ危なっかしいことになっている

これも、気がかりです

7月12日

場所を変えて、のぞいてみると、精悍な顔つきです

 

 

 

少しの雨だと、親はやってこない

エサの時間だけやって来る、5分以内の授乳なのだ

 

 

7月13日

今日で9日目

驚きですね、羽根がもう、すっかりキジバトの色合いです

短い羽根だけど‥くちばしで羽づくりだってしている

親のしぐさにそっくりです

 

DNAとは凄い、感心することばかりだ

 

さて、あとは成長を続け、巣立ちができるかです

どこの物陰から、ひそかに狙われているのか

白昼どうどうと、さらわれるかもしれない

 

 

もう、幸運を祈るしかありません

我が家の家族みんなで、願っています

 

 

小学生の観察記録のようになっていますが

出来るだけ、いい写真でと心がけています

 

 

 


我が家のキジバト2020(3)雛の誕生

2020-07-08 09:54:49 | 動物

7月4日から5日にかけて、2羽の雛が誕生しました。

ピントが外れましたね

やはり隠そうとします、私は外敵なのです・・信頼度は50パーセントでしょうか

 

両足と羽を使って  雛の部屋を作るんです

雛が出てくると極力、中に押し込め、外には見えないようにしています

 

 

 

クチバシをくわえて、雛を自在に動かします

授乳が始まりました・・親のクチバシの中へ雛はクチバシを入れて・・ピジョンミルクを飲みます

この時ばかりは仕方なく、雛を外にさらします

一番危険な時でしょう

もう一羽は出ないよう、羽で押さえているようで、やることが多くて大変みたいです

 

同時に2羽の授乳をしますが、まだ今回は確認していません

 

 

 

目も明いていますね

ほほえましい親子の瞬間です

 

ここのところ雨が多くて、こちらとしては心配ばかりです

夜中に見に行っても、雨に耐えしっかり抱いています

 

特に風が強くて、巣が飛ばされないよう絶妙なバランスで押さえているように見えます

よく見ると、巣が変形してきています

 

 

 

写真は7日のものですが、雨が小降りのときの様子です

雛を抱きながら、耐えています

 

今日8日は安曇野市も、ものすごい土砂降りで真っ暗です・私たちも大変ですが・・鳩にとっても大変なのです

 

公民館の拡声器から避難勧告のアナウスが聞こえてきます

どうなるのでしょう