キジバト観察記
成長
ずいぶん大きくなりました
7月19日 巣立ち
卵から孵っておそらく16日目でしょうか
2羽には成長に差があり、オスと思われる一羽(成長が早いほう)が巣から出てしまった
15分ほど躊躇しただろうかメスと思われる雛が兄を追うように巣を離れた
2mほどしか飛べなかったが、何とか枝にとまった
その後親が2羽を安全な樹のほうに誘導した
2羽の成長には差があります
7月20日朝庭をよく見たが1羽がいません
親が探しているようでした
飛び去ったのかもしれない、もしかして獲られたのかもしれないと思いました
私は20・21と昼間は家にいませんでしたが
家族の話によると4羽で仲睦ましく、庭で遊んでいたようです
7月21日夕方6時近くに帰宅し、さっそく雛を探しましたが
20日にいなかった一羽が枝にとまっていたので安心しました
畑で野菜を収穫し勝手口から入ろうとしたとき
庭から大きな羽ばたくような音がしたのです
視界に入ったのは小さな鳩が大きな鳥に真後ろから追っかけられる光景でした
一瞬物陰でわかりませんでしたが、次の瞬間には270度の方向に
鳩を足で捕まえたまま、近くの屋敷林に一直線に向かう大きな鳥の姿でした
茶色のライオンのようにも見えました・・タカかなにか猛禽類の鳥です
映像でよく見るドキュメントのシーンそのものでした
やられてしまったと、茫然とするしかありませんでした
もう一羽を探しましたがいません・・2羽ともやられてしまったのかと
やるせない気持ちでした
電線には2羽の親鳩が・・・50分ほどじっととまっていたので切ない思いでした
しかし
7月22日朝 発育が遅い一羽がさつき根元にいたときは、よかったと・・
そして親がやって来てエサを与えています
昨日はこの雛鳥がいたので、電線にとまって夕方7時近くまで見守っていたのだとわかりました
親が飛ぶように促すと
道を挟んだ家の庭に飛んでいきました
ようやく、本当の意味で巣立ったとおもいました
また、我が家に戻ってくればな~と
7月24日
庭に戻ってきてエサを啄んでいました
うれしいものです
すぐ親が飛んできて、親子で電線にとまっていましたが
またどこかに飛んでいきました
6月から40日余りにわたって、キジバトの観察と写真を撮ることができました
今回はキジバトの巣立ちまで見ることができればと願っていましたから、その意味ではよかったのかもしれません
カラス対策で山から松の枝を切って運び目隠しをしたり、風よけを設けたりしました
キジバトが人間社会に寄って生きている
人間も寄ってみました、良いか、悪いかと言えば・・・良くはなかったかと思います
農作物の被害や家のベランダなどに巣を作られる、害鳥かもしれない
そんなキジバトの観察でしたが
我が家の庭に、こんなにも自然の厳しい場所であったことには驚きでした
悲しい目撃もしましたが、命をつなぐ厳しさも知りました
庭の芝で親子が追っかけっこをする姿が、それは「かわいかった」との
家族の話が救いであり
自然とのかかわりの有難さでした
おわり
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