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ロック編:ポール・マッカートニー3(ボーカリストとしての魅力)

2006年06月22日 | 洋楽のルーツ
「ビーナス・アンド・マース」(写真)や「USライヴ」はすばらしいアルバムで私も好きでした。しかし、シングルは「あの娘におせっかい」「心のラブソング」(スピード・オブ・サウンド)など一時期に比べるとメロディがいまいちともいわれていました。
私も何か物足りなさを感じていましたが、天才ヒットメイカーとして期待されるポールの辛いところだと思います。ヒットしていても「ポールにしてはよくない」といわれるのですから。
しかしそれにしても、ビートルズ時代からポールの才能のすばらしさは万人が認めるところで、演奏にしてもビートルズは演奏が下手というイメージがありましたが、ポールについてはベーシストとしても1流だがそのベースでさえ、ビートルズを結成するときにベーシストがいなかったから一番器用なポールがベースになったとか、ギターを弾かせたらジョージより上手いとかいわれていました。
ボーカルにしてもジョンとポールの区別がつかないような初期の曲もありますが、イエスタディのようなバラードも歌えばのっぽのサリーやアイム・ダウンのようなシャウトもこなす。天才ポールの底知れぬ音楽性を感じさせる一例です。ジョンもバラード・シャウトとこなす希有なボーカリストでありましたからビートルズというバンドは本当に計り知れない可能性と実力を持ったバンドだったのだと思います。
メンバー4人が1人ずつでもバンドのリーダーになりうるバンド、つまり4本の柱がバンドを組んでしまったのですから、いつまでもひとつの枠に収まるはずがないという説もうなずけるものがありました。