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ものつくりにん(ma-mac)の生活

ma-macが感じた造形的表現の日々。

自宅の庭~初秋編~

2006-09-15 | いろいろ

ひさびさに、自宅の庭に咲いている花を紹介します。おもに、母が育てているんですけど・・・


 この花は『トレニア』といいます。学名:Torenia fournieri。別名:ナツスミレ(夏菫)、ハナウリクサ(花瓜草)ともいうそうです。ゴマノハグサ科の一年草。インドシナ原産。花びらが先端で折れ曲がって唇状になっているのが特徴的です。この花は紫ですが、ほかにも濃紅、青色があり、鮮やかで夏の太陽に映えています。小さな花ですがたくさん咲いているのできれいですよ。


 この花は『サルスベリ』といいます。学名:Lagerstroemia indica。ミソハギ科。中国原産。 別名『百日紅』といい、「約100日間、ピンクの花を咲かせる。」のが名前の由来で約3ヶ月間、秋まで咲き続けます。実際には、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて花をつけるため、咲き続けているように見えるんだそうですが・・・。あ、だから枯れたかな、と思っていたら次の日は復活しているように見えるんですね。「猿滑」とも書き、皮が剥げやすく、幹がスベスベで、猿も登れないところからきているようですよ。


 この花は『ハクチョウソウ』といいます。学名:Gaura lindheimeri(ガウラ・リンドヘイメリ)。 別名:ヤマモモソウ(山桃草)といいます。 原産地は北アメリカです。素朴な美しさが魅力で、自然の風に吹かれると白いチョウが舞うような形に見えることからハクチョウソウの名がついているようです。特徴的な花のカタチは、自然の豊かな造形のチカラ。ずっと見ていたいなあ。


 この花は『メランポディウム』といいます。学名 Melampodium paludosum。キク科メランポディウム属。原産地は中央アメリカで、初夏から秋まで小さい黄色い花が咲きつづけます。環境に適応するチカラが強いのかたくさん咲いています。丈夫なんですね。


 この花は『フヨウ』といいます。学名:Hibiscus mutabilis。別名:モクフヨウ(木芙蓉)といいます。ピンクの大きめの花をつけます。ムクゲ(木槿)やハイビスカスと同じアオイ科の仲間です。原産地は中国で、台湾、沖縄、日本の九州・四国に自生するようですよ。日本では関東地方以南で栽培されおり、7月~10月始めにかけてピンクや白で直径10~15cm程度の花をつけます。朝咲いて夕方にはしぼむ1日花で、長期間にわたって毎日次々と開花するようです。この写真を写したのはお昼ぐらい。たしかに夕方にはしぼんで真ん丸になってました。
 スイフヨウ(酔芙蓉、Hibiscus mutabilis cv. Versicolor)という種類は、朝咲き始めた花弁は白いが、時間がたつにつれてピンクに変色する八重咲きの変種であり、色が変わるさまをお酒を飲んで酔って赤くなることに例えたものだそうです。誰かさんのような・・・


 この花は『ネコノヒゲ』といいます。おもしろい名前ですが、本来は薬草だそうですよ。ネコノヒゲ(クミスクチン)は気になる中性脂肪、高血圧、むくみなどに効き、昔から民間療法で用いられているハーブです。変わった花が咲くので最近は観賞用として栽培されているみたいですが。
 学名:Orthosiphon aristatus。英名は cat's whiskersです。インド,マレーシア原産の多年草ですが,寒さに弱いので日本では一年草扱いです。2唇形の花弁の間から伸びる白くて長い雄しべと雌しべがこの花の大きな特徴で、これが猫の髭に似ているのが和名の由来です。英名も同じなので日米共通といったとこですね。

 まだまだ、いろんな花が咲いているようなんですが、名前が分からないのアップできてません。すこしずつ調べているんですけどね~また分かったらアップしますよ~

ガクウツギの花

2006-05-15 | いろいろ

また、休日に竜門ダムまで水汲みに行ってきました。ここはダムをぐるりと一方通行で一回りするような舗装道路になっています。ゆっくりと制限速度を守りながら散策しているときれいな小さい白い花が咲いていました。この写真の花です。家に帰ってからインターネットで草花の図鑑を開き探していると、一つの似ている花が見つかりました。その名は「ガクウツギ」といいます。たぶん正解だと思いますけど・・・。ガクアジサイに似ているなあって思ったけどやはり仲間でした。一輪採ってこようとしましたが、ここは県立公園。草や木々を採ってはいけないのです。写真だけ撮って岐路につきました

ガクウツギ(額空木)
分類 ユキノシタ科 アジサイ属
学名 Hydrangea scandens
分布 東海地方、近畿地方、四国、九州
花期 晩春
特徴 高さ1.5m位、多数分枝し枝は細く白い髄を持ち、若枝は細毛がある。花は晩春、枝先に花序をつけるが、周囲に白い萼弁からなる少数の装飾花と、その中に多数の両性花が開く。5,6 月に枝の先に散房花序をつけ,3 ~ 5 枚の萼片をもつ白色の装飾花,中央には淡黄緑色の小さい両性花をつけます。アジサイ属で、花はガクアジサイに似ていますが、葉は小さくて(長さ5cm、幅3cm程度)光沢があり、一見して異なります。和名額空木は空木に似ていて、装飾花を核に見たてた名。山地に生える落葉低木。


ちょっと曇っていたので光量不足でぶれてしまいました

この日は、先日の雨の恵みのおかげで普段は見れない「幻の滝」(雨が降って水量が増し、滝が現れる)を見ることができました。
あぁ、ここはいつきてもいろいろと発見できるんだよなぁ

モッコウバラ

2006-05-12 | いろいろ


この小さくて品がある花はモッコウバラといいます。中国っぽいなあって思っていたら、やはり原産地は中国でした。1720年(江戸時代)頃に渡来、観賞用として庭園に栽植されている常緑低木。6~7mにも伸びる蔓性植物で、白または淡黄の八重咲き小さな花を咲かせるバラの仲間です。花の大きさは径2~3cm程度です。枝は細く緑色で、トゲはありません。白花には香りがありますが、黄花には香りはありません。育ちがよく、どんどん成長してあっという間にたくさんの花を咲かせるようになりました。この花は、下に伸びていきますので活けるのが大変です。大きな壷にどっさりと活けてみるのも良いです。空間も必要ですけど・・・

学名:Rosa banksiae
和名:モッコウバラ
英名:banksia rose

ヤエヤマブキ

2006-05-10 | いろいろ

連休中に、自宅の庭を探索しているときれいな花が咲いていました。この花は八重山吹(ヤエヤマブキ)といいます。バラ科ヤマブキ属の落葉低木で茎は緑色で根本から分れています。春、鮮黄色(山吹色)の花を咲かせます。一重のものは山野に自生し、八重のものは庭園に栽植されています。「山吹」より少し咲き始めが遅く、「山吹」は実がなるが八重山吹は実がつきません。見れば見るほど、深い色合いです。花瓶に一輪さしても存在感がある花です。

学名: Kerria japonica f. plena
和名:ヤエヤマブキ
英名:Japanese rose

バラ科の園芸品種。雄しべが花びらと化し、雌しべも退化しているので実はできない。有名な和歌は『後拾遺和歌集』に納められている兼明(かねあきら)親王の「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」


でも本当に、日本人の色に対する表現はさまざまです。同じ黄色系でもたくさんありますね。黄色、山吹色、橙色、玉子色、山吹茶、浅黄、鬱金(ウコン)色・・・
それぞれ似ていても微妙に違うんですよねー

庭のヒトツバタゴ

2006-05-05 | いろいろ

この写真は庭のヒトツバタゴです。
今日の長崎新聞に対馬市鰐浦のヒトツバタゴの話題が掲載されていました。この時期になると毎年きれいな花を咲かせる様子が紹介され、実際に見てみたいなあと思っていました。ふと庭をみると同じような花を咲かせている木があるじゃないですか・・・・これは昨年の話です。何年もこの時期にきれいな花を咲かせていたのに気づきませんでした。ごめんなさい。今年は咲くのを待っていましたよ

ヒトツバタゴ
学名:Chionanthus retusus 和名:ヒトツバタゴ
別名:ナンジャモンジャノキ、ウミテラシ、ナタオラシ
日本では長崎県対馬と木曽川の流域に自生するめずらしい木ですが、朝鮮、中国、台湾にも分布します。岐阜県の瑞浪市、恵那市、蛭川村、長崎県上対馬町の自生地は国の天然記念物に指定されています。とくに上対馬町の群落は、花期には山の斜面が真っ白になるほどです。この花が海面に映る様子から地元では“ウミテラシ”とも呼ばれています。

花の時期にはまるで雪が積もったかのように、枝いっぱいに白い花をつけます。ヒトツバタゴは学名を「Chion anthus retusus」 (キオナントスレトゥースツ)とラテン語でいう。Chionは「雪」を、anthus は「花」を、retususは「ややへこんだ形」とか「葉の先が鈍く尖っている」とかいう意味です。学名を直訳すると「葉がややへこんだ形の、先が純く尖った雪のような花」となります.現物はまさしくそのとおりです。英語名は,Snow-flower-Fringe treeといいいます。
また一方で、「なんじゃもんじゃ」とも呼ばれています。ナンジャモンジャの由来は、名前がよくわからなかったから、とか、いくつか説があるようですが、ウミテラシは花が月明かりを反射して海を照らすという意味です。またナタオラシは材が固く鉈も折れてしまうほど、というところから。モクセイ科ですが香りはほとんどありません。