しばらく気ぜわしい状態で、なかなかブログを書くこともできずにいました。
気がつけば春です・・・。
フィギュアスケートの世界選手権も終わりました。金メダルこそありませんでしたが、合計4個のメダルを取れたのは、日本のフィギュアスケートの強さを感じさせてくれましたね。
特に、ペアでメダルが取れるとは・・・夢にも思っていないことでした。今後、この種目が日本の中で発展するきっかけとなって欲しいものです。
この大会・・・というか、男子シングルを観て、色々と考えさせられました。
PCSってなんだろうか?
結果については、まあ、妥当なのかなとは思うのですが、パトリック選手と高橋選手のPCSの差だけが、どうも納得がいかないのです。スケーティングスキルやトランジッションはパトリックが上でしょう。でも、演技力、振り付け、曲の解釈もパトリックが上と言うのが何とも解せません。
しばらく考えているうちに、結局PCSといのは昔で言う「順位点」みたいなもんなんだなと。
表現とか芸術性とかを評価するのではなく、ジャッジが選手を何位に評価するか・・というためにあるもの。今回ジャッジは、1位パトリック、2位高橋、3位羽生という順位を付けたということなのでしょう。
完璧なジャッジシステムなんて無理なことは承知ですが、もう少しなんとかならないものでしょうか。そもそもジャッジに、あらゆるジャンルの音楽、芸術を評価できるのか・・・なんてことを言い出すと、それこそ切がありませんけれど。
高橋選手は本当に素晴らしいシーズンを見せてくれました。ひざのボルトを抜く手術をした今シーズン。当初はここまで来るとは思いませんでした。苦手と言われたスピンも改善して、四回転も最後の最後に、確率を上げて本番に決めてきました。
ファンというものは欲張りなもので、ここまで順調だと、ついつい結果の理想を高く持ちすぎてしまいます。最終目標は「ソチ」で、今はステップを少しずつ登っている段階なのに。高橋選手は、現時点での目標以上の結果をのこしてくれた思います。
でも、欲張りなファンは、来シーズン、もっと進化した高橋選手の姿を期待してしまいます。そしてきっと期待にこたえてくれると信じています。
それから、27歳という年齢で3位に入った鈴木選手。年齢の壁を超えて、まだまだ進化する可能性を感じさせてくれました。羽生選手は、震災という中から初出場3位という結果残しました。いろんなプレッシャーがあったと思いますが、ものすごくタフな精神力を持っているのだと思います。
日本男子は羽生選手の台頭で、ますます戦国時代の様相になってきました。日本代表になることが、とても厳しい戦いです。来シーズンもまた、心臓に悪い試合ばかりになりそうです。