今年も残すところ数時間となりました。
大きな災害のあった一年で、まだまだその傷跡は癒えていない・・・。直接被害を受けていない私も、直後は何も手につかない状態でした。自然に対する無力さと、原子力に対する恐怖を思い知らされました。
世界に目を向けても、大きな変動のあった一年でした。これから日本、世界はどうなっていくんだろう？希望よりも不安の方が多く感じる一年でもありました。
新しい年は、明るいニュースの多一年となりますように。
フィギュアスケートの全日本選手権が終わりました。
世界選手権の代表も決まり、順当なメンバーが選ばれた感じですね。選ばれた選手のみなさまが、ニースで素晴らしい演技をしてくれることを祈るばかりです。
試合の内容としては、男女とも上位三人に、フリーでミスが出てしまったのが、ちょっと残念。
ただ、高橋選手のSPは鳥肌ものの凄さでしたし、小塚選手もSP,フリーともしっかりとまとめてきました。さらに羽生選手もフリーでの巻き返しは圧巻でした。男子の層の厚さを改めて実感できた試合でしたね。
女子は、真央ちゃんが準備期間も短い中で、ここまで調整できたことは素晴らしいと思います。滑っている姿を見ているだけで、胸が熱くなりました・・・。鈴木選手も、村上選手もミスはありましたが、世界選手権では持てる力を全て出せるよう、がんばって欲しいです。
テレビ中継でちょっと残念だったのは、ジュニアの宮原選手のフリーが放送されなかったこと。フリーだけだと3位、フリーのテクニカルだけでは1位の演技だったのに・・・。
真央ちゃんが全日本選手権に出場というニュースを聞いて、ファンとしてはうれしい反面、無理していないかな・・・と心配もしています。
お母様が生前、葬儀は親族だけで行うことを強く希望したそうですが、お葬式の前後の身内は、悲しみの中でも何かと忙しいもの。そのことをわかって、真央ちゃんに一日でも早く、練習に戻って欲しいと思っての事だったのではと感じています。
そう思えば、真央ちゃんが全日本に出場することは、お母様の願いでもあったのだろうと思います。ただ、気になるのは、今年の世界選手権での不調、激痩せも、お母様の病状の悪化からだと聞いています。上手く気持ちを切り替えられるのか、ファンとしては見守るしかありません。
そして、必要以上にテレビ局などがお母様のことと絡めて、煽りを入れないかと言うのも心配です。せめて試合が終わるまでは、お母様にかかわるインタビューなども控えてあげて欲しいと思うのですが。
日本の選手にとって、一年の締めくくりのとても大切な試合ですから、全ての選手が試合に集中できるように・・・と願っています。
楽しみにしていたグランプリファイナルですが、直前の真央ちゃんのお母様の訃報・・・。
ご病気はもう、かなり前からかかえられていたんですね。その中で二人の娘さんを支えながら、闘病なさっていたようで、親子のつながりの深さは、そういうところにもあったのでしょう。
そのお母様を看取れなかったことはとても切ない・・・。かける言葉もありませんが、ファンとしてはまた、真央ちゃんの美しいスケートを見られる日が来ることを、ゆっくりと待ちたいと思います。
試合のほうは、特に男子は見ごたえがありましたね。本当に四回転を入れないと勝てない時代に入ってきたことを、あらためて実感いたしました。
特に高橋選手のフリー、よかったですね。個人的には、NHK杯の演技の方が好きなんですけれど。四回転以外はほぼノーミスの内容で、それでもチャン選手を上回れなかったのは残念です。フリーだけなら高橋選手の方が上に・・・というのはファン目線だからでしょうかね。
確かにプロトコルを見ると仕方が無いとも思います。技の基礎点が違いますからね。でも、演技構成点は、もちょっと高くてもよくない？って言いたくなります。あ～、もうこれ以上はファンの愚痴になりますね。
今朝、ラジオを聴いていましたら、関西では有名な道上洋三さんが高橋選手のことに触れていました。
以前、直接インタビューをされたこともおありで、「話をしていると、顔は濃いけど普通の岡山の子やねんけど、リンク上ではスペイン人みたいになる。あんなステップできる日本人はいない」というような内容のことを言っておられました。
けっこう力をいれてお話になっているのを聞いていて、高橋選手はこういうちょっと高齢の男性からも、凄いと認められているんだと実感いたしました。
今回は、羽生選手もものすごく良かったですし、日本男子はTOP3からTOP4の時代に、完全に入りましたね。全日本は熾烈な代表争いになりそうです。楽しみでもあり、心臓に悪くもあり・・・。