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※症例は患者様の同医済み.

施術所と住宅の立地条件とリスク

2014-09-20 17:35:31 | アレルギー疾患
終の住処は、借家か持ち家か、どちらがいいか考えたとき、あるファイナンシャルプランナーは、老後の家計を考えたときに元気なうちに家を購入しておくべきだと行ってました。

家を購入するときに、これだけははずしたくないという希望がありました。
・電車の便がよい。
・一戸建て。
・デルタより外。
・埋め立て地ではない

電車の便と一戸建てというのは開業を見据えてのことです。バスでなく何で電車の便かというと、足腰が悪い方にとってバスの乗り降りのほうが体の負担が大きいからです。今の職場はバス停が近いのですが電車の駅はけっこう離れています。なので足腰が悪い高齢者はバス停が近くにあってもタクシーや乗用車での通院を余儀なくされます。むろん治療院に来られる方はその足腰を治すために来られる場合も多いので、電車の便がいいということは大きなメリットだと思います。
そうなると治療院のバリアフリーが必要ではないかということになりますが、そこまで考える必要はないと思います。車いすで来られるような患者さんは往療に切り替えればいいわけで、そのほうが患者さんにとってもいいはずです。

治療院の開業は他のサービス業と違い、大通りの目立つ場所である必要もありませんし、患者さんが多い施術所は、必ずしも好立地というわけでもないと思います。

埋め立て地がいやな理由は、陥没という話しをよく聞くからです。

そしてデルタの外ということですが、広島市はもともと一本の河が河口付近で枝分かれしてできた川の中で、水面に出て島のようになったところを埋め立ててできた都市です。その扇状というか三角形の中がデルタ(三角州)で、そこは地盤は強くはありません。さらに三角州の外側より土地の高さが低くなっているので、洪水では床下浸水するところがあります。

しかし、今回土砂災害が起きたところは、十数キロ北の、まさにこういう条件の地域です。
この辺りも家を購入するときの候補にしていたので足繁く散策してました。交通の便はJRも通っていて、適当に緑や川もあって静かでよかったのですが平地の物件がなくあきらめました。広島は津波の心配もなく比較的災害の心配が少ない地域と思ってましたが、山がああいう崩れ方をするとは思っても居ませんでした。ほんとに何が災いするかわかりません。

災害の誘因に広島市は7割が山であることを専門家が指摘してましたが、日本国土も7割が山なので、これは広島だけの問題ではないと思います。

なら平野なら安心というわけでもなく、関東地方では水害をかわすために大きな地下トンネルを作っているようです。渋谷はその名の通り谷間にできた街で、渋谷駅が一番低いところになります。そこでも水害対策のために地下に川が流れていて新宿御苑まで行っているみたいです。

安心して住める条件は災害のことだけじゃなく、健康を考えたときに高圧電線による小児がん、携帯電話の基地局の電波による乳がん、水質、大気汚染…と不安要因はきりがありません。
静かなベッドタウンに新築の家を購入しても過疎化が進みゴーストタウンになってしまうという不安も出てきます。

そう考えたときにリスク"0"ということはあり得ないので、どこかで妥協しなければ家というものは購入できません。
自分の場合は「騒音・通勤距離・中古」を妥協しました。
騒音というのは路面電車で、目の前を走っているのですが、幸いなことに深夜から早朝は走ってないので睡眠の妨げにはなっていません。JRだったら深夜も貨物列車がひっきりなしに走っているのでそういうわけにはいきません。
通勤は1時間以上かかってますが、郊外に出勤するのでJRには座ることができて、けっこうリラックスタイムになっています。
立地条件を満たして新築というのは家計に大きく響くので中古にせざる終えません。日本では古い家屋の価値は低くてものによっては土地の値段だけになる場合もあります。最近はイノベーションが普及してますが、欧米ではそれなりの価値があって自分のライフスタイルに合うようにリホームしていくというのが普通みたいです。そういう意味では日本の中古住宅はお買い得だと思います。

ただ気を付けなければならないのが水道です。二つとなりの会社がビルを立てることになったのですが、うちの水道がその敷地内を通っているので撤去してくれというんです。もっともな話しですが、水道局によれば水道を自分で引くとなると町を通っている水道の本幹から自腹で引かなければならないというんです。水道管というのは地下に埋没してないといけないので道路のアスファルトを前部はがさなければなりません。そうなると運百万という費用がかかってきます。どうにかならないか水道局に言うと、その前に水道管の名義変更が前の持ち主のものなので先にそちらを変更してくださいというんです。水道管の名義なんか聞いたことがありません。
なんでこういうことになったかというと、三件となりまでがもともと一つの土地だったのですが、地主が土地を売るときに分割して売ったらしいのです。それで水道管は個々に引かれてないということのようです。やはり中古物件というのはそれなりに知識が必要です。
このようにリスクというのは災害だけじゃなく予想外のところに潜んでいることを実感しました。

マイホームを失って絶望的になっている人をニュースでみると、自分が寄付したお金をそういう人に優先的に回してくれればという気持ちになってきます。
持ち家を無くして借金だけが残っているのを見て賃貸でよかったと思う脾ともいるんじゃないかなと思いますが、一番つらいことは子供とか孫とか親とか恋人とを失うことであって、そういう大切に思っている人が無事であればそれがなによりです。
防災に関して阪神淡路や3・11という教訓があったのに、、目の当たりにしないと何も学ばないということを実感しました。


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