過ちを素直に認める心から
向上への道がひらける
【 解説 】 ( カレンダーより )
人間には誰にも、多かれ少なかれ自尊心や虚栄心といったものがあり、自分をよく見せたい、悪く思われたくない、という思いがあります。
それらが強すぎると 「 失敗した事も他人のせいにしたがる 」 ようなことも起こってきます。
例えば、置いてあった物を自分がうっかり蹴飛ばしておいて、自分の迂闊さや非を認めようとせず、
「 こんなところにおいておくから蹴飛ばしてしまうのだ 」 などと、その責任を他の人になすりつけようとすることもあるかもしれません。
しかし、自分の迂闊なところが現実にあるとすれば、いずれ別の機会にも同じような失敗を繰り返すことになり、
その都度、言い訳や責任逃れをしているうちに、信用さえ無くしてしまうことにもなりかねません。
反省することは私たちの生活を無限に向上させていく尊い心の働きです。
目先の虚栄心や過ぎた自尊心にとらわれず、過ちは素直に認め、迷うことなく向上への道を進んでいってほしいものです。
さて、6月の交通安全の俳句は・・・
こんな道くさ楽しいな 少しまわって 横断歩道