極楽とんぼは風まかせ

東は東、西は西。交わることなき二つとはいえ、
広い太平洋、東の風が吹き、西の風が吹き・・・

頭が割れそう・・・

2007年09月26日 | 今日の風の吹きまわし
目が覚めたときからすごい頭痛。若い頃は偏頭痛なんかに悩まされたけど、ここのところ長いこと頭痛と
いえるものがなかったもから、ああ、これはたまらない。なにしろ、頭蓋骨中がまんべんなくずきずきする。
今日は仕事が少し遅れ気味だからスパートをかけなきゃならないのになあ。

ツレアイ君は朝からやたらとラブラブ攻勢で来る。それほど警戒心が沸いてこないのは、モラハラ時代の
ハネムーン期の官能的といえそうな甘美なやさしさとは本質的に違っているからだろう。あの頃の、私が
精神的に消耗し尽くした後のやさしさは、捕らえた獲物をむさぼっているようなところがあったけど、今の
ちょっともめた後のやさしさはママに叱られて「ボクのこと捨てないで」とべたべたまとわり付くのに似ている。
反省したかといえば、まあ、あまり反省していない。でも、少なくとも「まずかった」という気持はあるから、
「ごめんね」の代わりにラブラブで来るわけ。元から感情を言葉で表現するのが苦手な人なことはわかって
いるけど、ん~、しゃあないなあ。

せっかくのラブラブなんだけど、ガンガンと響く頭痛を抱えていては自在に反応することもままならず、何と
なくしんねりむっつりのまま。何しろ仕事が行列しているから、少し遅れてしまうとまた徹夜モードになって
しまいかねない。だけど、ツレアイ君を教室へ送り出してから、いつも「gal」と呼んではばからない人たちに
会って、きっとにこにこいい人をやってるんだろうなあ、と想像していたらおかしくて、声を出してひとり笑い
してしまった。

とどのつまりは、子供は親の産物で子は親の鏡。ツレアイ君だって両親の日常の姿を見ながら「世渡りの
術」を体得して来たということなんで、ほんとに「しゃあないや」と思うしかないな。それに、この頃はパパが
ボケたというのか、1日中ぼんやりと座っているか眠っているかという状態だそうで、それがかなりショック
だったフシもある。男のいわゆる「中年の危機」は父親の老いや死がきっかけで始まることが多いそうだし、
前の「危機」が私の父が他界した直後から始まったことを考えたら、今、自分の父親の姿に自分を重ねて、
ちょっぴり不安定な心理状態になっても不思議はなさそう。ここんところは、私がファイアウォールをアップ
グレードして、ツレアイ君の「無意識のイジワル」を水際で封じるのが一番なのかもしれない。

どっちにしても、ツレアイ君があんまりいっしょうけんめいにラブラブをしかけて来るから、こっちはやっぱり
うれしくなってしまう。ふ~ん、「頭がガンガン痛いの~」とちょっと甘ったれてやろうかな。あんがい頭痛も
和らぐかもしれないし、そしたらロメオ気取りのツレアイ君も「おれってまだイケてる~」と思ってさらによりを
かけるかもしれないし・・・。ツレアイ君、Keep up with good workで、がんばって。(ただし、モテ試しは
家でだけだぞぉ。外でやったらどうなるか、わかってるよね!)