極楽とんぼは風まかせ

東は東、西は西。交わることなき二つとはいえ、
広い太平洋、東の風が吹き、西の風が吹き・・・

蓼食う虫は乱視

2007年09月06日 | 今日の風の吹きまわし
間に合った、納入期限1分前に送信ボタンをクリック!やれやれ、最近でこれが一番ぎりぎりだったなあ。
どうしてこんなに詰まっちゃったんだろう、ほんと。ま、無事納品して、請求書も送って、一件落着だから、
細かいことはどうでもいいけど、これくらいに時限爆弾を抱えたみたいな状況になると、よけいなこ思考に
かかわりあっているヒマがない。ちょっと隙間ができれば懸念邪念雑念の洪水になる私にとってはちょうど
いい「リセット」タイムなのかも知れないな。だからといって、邪念を払うために仕事をぎりぎりまで引伸ばす
わけにもいかないんだけど・・・

小町を見たら、まだ大学生なのに「人を愛するって疲れる」というお嬢さんがいた。おいおいおい、ちょっと
待ってよ。まだ20歳前後なんでしょ?その若さで、疲れるのがいや、振られて傷つくのもいやで、自分の
容姿にも自信がないからって、「人を好きにならないようにしています」なんてありえる?ふむ、今どき風の
若者はやたらと未熟で幼稚な半面、妙に年寄りじみたところもあるんだなあ。まだそれほど人生を経験して
いないだろうに、いや、していないからこそ、単純に「ON or OFF」で操縦できるのかもしれない。

「そういう男だとわかっていたんでしょう」   いいえ、愛してしまったらあばたもえくぼで、「そういう男」だ
なんて見えなくなるし、それに見たくもなくなるものなの。

「そういう男と結婚したのはあなたでしょう」   いいえ、私が結婚したのは私が心から愛した人であって、
ただの「そういう男」じゃない。世界にたった一人の「この人」なの。

「私なら即刻別れます」   いいえ、それができたら、これほど傷ついて、悶々と苦しんでのた打ち回って、
生きる気力が尽きるほど自分を消耗させてないの。愛するって、なんだか超強力接着剤みたいなもんで、
手先が狂って貼るところがずれたからって、ぺリッと引っ剥がしてはり直すなんてできないないからなあ。

「人を愛するって疲れる」なんてせりふは、誰かを自分の全身全霊で前後不覚に愛して、何があってもその
愛を消滅させることができなくて、傷つきながら、苦しみながら、果てはマゾな自分を呪いながら生きて来て、
それで初めていえるもんじゃないか思うんだけど、違うのかなあ・・・

ひとつだけ私に言えるのは、それは、愛すると「強度の乱視」になってしまうってこと。う~ん、生まれつき
「正常眼」で育った人には、乱視の世界は説明したって理解できないだろうけど・・・