伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

原発NO!改憲NO!選挙にGO!!「茶色の朝がやってくる」part2

2012-12-16 00:57:23 | 政治
「茶色の朝」がやってくる。
読むうちに、これからやってくるかもしれない現実が実感される。

民意はどこに?脱原発社会へ一票」記者会見にて、たしか落合恵子さんだったと思うが、
子どものとき親に「なぜ日本は戦争をしたの?」と聞いたそうだ。
私も同じことを親に聞いたことを思い出した。
その時の父親の答えは「時代の流れだよ」というものだった。
今、その場面に来ているんだなと切実に思う。
後世の子どもたちに「なぜ、また戦争を起こしたの? なぜ原発の事故を再び起こさせたの?」と聞かれない社会を作っていかなければならない。

「原発NO! 改憲NO! 選挙にGO!!」******************

「こんなに怖い選挙はない─中日新聞社会部長・島田佳幸」という新聞記事が注目されている
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気になることがある。

衆院選を前に過日、小紙が行った世論調査の結果だ。
例えば、優勢が伝えられる自民党についてみてみよう。

 比例で自民党に入れるとした人の三割弱が、「憲法九条」の改訂には反対だと答え、実に半数近くが、将来的な「原発ゼロ」を求めているのである。

 言うまでもないが、自民党は九条を変える、と宣言している。
そして、原発は維持していく立場だ。

 無論、この二つの課題に対する回答者の賛否と投票先の主張がずれている例はほかの党でもみられる。

 こうした“矛盾”、考えられる理由は二つだ。一つは、九条や原発以外にその党を選ぶ決め手の公約があるという可能性。
そして、もうひとつは、その党の主張をよく咀嚼(そしゃく)せず、「何となく」投票先に決めているというパターンだ。
前者ならまだしも、後者はあまりに危険である。

 二度と戦争をしてはいけない、というのは無論、戦争に少しでも近づくことがないようにせよ、というのが、先の大戦で途方もない犠牲を払って、日本が得た教訓だ。
戦後の日本はその教訓の上に築かれている。
その礎である九条を変えるというのは、とてつもなく重大な判断である。

 さらに、あの原発事故は夥(おびただ)しい数の人から故郷を奪い、大事な国土の一部を放射能で汚して、事実上、二度と人の住めない土地にした。
<あとで閉められない扉は開けてはならない>
そんなペルシャの諺(ことわざ)をあらためて苦々しく想起する。

 大震災後初の衆院選が始まった。
ここで問われるものとは、だから、私たちが失敗や悲劇から学べる国民なのかどうか、である。

 「何となく」は禁物だ。
この国の行く末、子どもらが生きていく国のありようを決める投票-。
そう考えれば、こんなに怖い選挙はない。

 (中日新聞社会部長・島田佳幸)

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一時の懲らしめモードで、この国が根底からひっくり返る方向に道を開いては大変だ。
自民党はいい気になって、前よりずっとタカ派の顔を臆面も無く表している。
大げさではなく! だって自民党の改憲案は「国民主権」を「国家主権」に変えようとしている。
こういうことは声高に言わないのが、ズルい。 

現憲法:
 第99条 
 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法 を尊重し擁護する義務を負ふ。
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自民党改憲案:
 第99条 全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。

憲法を尊重し擁護する義務は、国民にはないのが今の憲法。
国民がこの憲法を為政者らに守らせる主体(=国民主権)だから。
それが自民党案では、ちゃっかり逆転。


茶色の朝』は人々に気付かれないうちにやって来る─。

自民党は憲法を変えなくても、集団的自衛権を行使できるとも言い始めた。
米国のベトナム戦争介入理由は「集団的自衛権行使」だった。
このタガが外れたら、まさにどんな戦争にも参加できる。

それから、
尖閣諸島沖海戦の勃発を、作家で元外務省主任分析官の佐藤優が心配している。

都知事候補、猪瀬は自民党とタカ派を中心とした政権となれば、その後ろ盾で尖閣に上陸し、寄付金を使って船溜まりをつくって…といったことを近著で著しているらしい。
中国は黙っていない。米国にとっても日中の対立は好ましい。

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原発にNO! 改憲にNO! 選挙にGO!!

投票日 私たちの選択が問われる日 「茶色の朝がやってくる」part1

2012-12-16 00:27:57 | 政治
以下のメッセージをいただいた。(転用・引用 ご自由にどうぞ)という事です。
「下地准教授の不当逮捕抗議サイト」は昨日のブログにも海渡弁護士の所で紹介したが、再度掲載します。

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なんと! 逮捕理由は、駅構内を通り抜けたから! 私も署名しました。

これを見過ごしては、『茶色の朝 』がやって来る─
  ↓  ↓  ↓          (『茶色の朝 』とは?=説明末尾)
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署名開始から2日で5000筆を超えました。皆さまのお力添えに心から御礼申し上げます。

【緊急ネット署名】市民の不当逮捕に抗議します!
http://keepcivicactivity.jimdo.com/

放射能と有害物質を含む震災がれきの広域処理に反対する市民の逮捕は不当です。
下地真樹准教授らの即時釈放と謝罪を求めます。
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 12月9日、阪南大学経済学部の下地真樹准教授が、大阪府警によって逮捕されました。
この逮捕は、形式上も内容上も大変不当なものであり、市民の活動に対する明らかな弾圧です。
下地准教授らは、震災がれきに含まれる放射性物質やアスベストなど、本来焼却してはいけない有害物質を全国に拡げて焼却・埋立しようとする「震災がれき広域処理」政策に反対していました。
大阪市は2月から焼却・埋立を開始しようとしています。

逮捕の経緯は次のようなものです。
10月17日、大阪市の震災がれき試験焼却に反対する市民有志(下地准教授含む)は、午後3時 、大阪駅・東北角の歩道上に集まり、大阪市役所にむけて三々五々歩いて移動しました。
その際に、大阪駅構内の東コンコースを北から南へ通り抜けており、この行為を根拠に逮捕されたようです。
逮捕容疑は「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」です。
しかし、「駅構内を通り抜けた」行為が行われたのは2か月近くも前のことであり、今になって逮捕するというのは非常に不自然です。
意図的な市民活動への弾圧であると考えざるを得ません。

下地准教授ら市民有志は、小さな子どもを持つお母さんたち、とりわけ福島・東北・関東から関西に避難移住して来られた人たちの不安な気持ちに寄り添い、放射能汚染の拡散を阻止するために活動をされてきました。
福島原発事故は、膨大な人々の心身の健康と財産に被害を及ぼしました。
適切な安全対策を行わず原発の運転を強行し続けた国と電力会社・原発メーカーなどの責任こそが問われなければならないはずです。

ところが、これら放射能を拡散させた国や企業の刑事責任は一切問われないままに、今回のように、放射能汚染の拡散に反対して声を上げることが刑事弾圧の対象にされているのです。
このようなことは決して許されることではありません。
既に大阪だけでも震災がれきの広域処理に反対した市民5名が逮捕され、長期にわたって拘留され、起訴されている人もいます。

私たちは、今回の不当逮捕に対し、厳重に抗議すると共に、即時釈放と謝罪を求めます。

2012年12月10日

放射能拡散に反対する市民を支援する会
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『茶色の朝 』とは?:
1998年にフランスで出版されたショートストーリー。
当時のフランスで、極右政党国民戦線が躍進。2002年、仏大統領選の決選投票にルペン・国民戦線党首が臨むことが決まった直後、ベストセラーに。

高橋哲哉さんのこの本に寄せたメッセージから:
私たちのだれもがもっている怠慢、臆病、自己保身、他者への無関心といった日常的な態度の積み重ねが、ファシズムや全体主義を成立させる重要な要因である…

http://www.otsukishoten.co.jp/book/b51933.html

「茶色の朝」************

■物語のあらすじ
世界中のどこにでもあるような、とある国の物語。友人と二人でコーヒーを飲みながらおしゃべりをするのを日課にしている男がいた。
ある日、主人公は、その友人が飼い犬を始末したということを聞かされる。
その理由は、ただ毛色が茶色じゃなかったからだった。
その国の政府は、茶色の犬や猫のほうがより健康で都市生活にもなじむという理由で、茶色以外のペットは飼わないことを奨励する声明を発表したばかり。
主人公は、自分が飼っていた白黒の猫をすでに処分した後であったが、友人がその犬を始末したことに少しショックを受けた。
時は流れ、二人は日課をいつも通りつづけていたが、小さな変化が起こっていた。
人々は話し方を微妙に変え、茶色以外のペットを排除する政策に批判的だった新聞は廃刊になった。
それでもたいして変わらない日々の生活がつづいた。
友人はあたらしく茶色の犬を、主人公も茶色の猫を飼いはじめた。
でもその時には、さらに新しい状況が生まれていた。友人をはじめ、多くの人々の逮捕がはじまった。
そして夜明け前-ある「茶色の朝」-主人公の家のドアをノックする音がする・・・。