伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
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「福島原発の被害者を思い出して投票しよう」

2012-12-15 10:16:04 | 政治
12/14参議院会館で、「脱原発社会へ一票!」と題し記者会見が行われた。



鎌田慧さん
原発社会を進めてきた人たちがまた同じ社会を作ろうとしている。
福島の悲劇はまだ続いている。
1年8か月運動を進めてきて、820万人の署名を集めてきた。
脱原発の思いを一本にして、国会を変えていく勢力になろう。

神田かおりさん(講談師)
いわき市出身で、「はだしのゲン」を講談で26年前から、「チェルノブイリの祈り」を16年前から公演してきた。
福島原発事故の前、父親に「原発事故が起こったらどうする?」と聞いたところ、
「その日の風向き次第だっぺな」と答えた。
それが現実のことになってしまった。非常事態宣言はまだ生きている。
チェルノブイリ事故の教訓は生かされなかったのではないか。
それと同じことが今日本でも現に起こっている。
熊本での九州電力の公開回答会で「福島原発の事故を検証した結果、川内原発も玄海原発も問題ない」という説明だった。
それで、「福島市渡利地区を知っているか?」と聞いたが、知らなかったし、
「原発事故が起こったとき、避難のための船の用意は?」という質問には「それは国がやること」という答えだった。
福島原発事故の避難者の数も知らなかった。
福島原発事故で起こったことを、想像力を奮い立たせて欲しい。

吉岡達也さん(ピースボート)
時間がたつことは恐ろしい事だ。
福島で起こったことを思い出せなくなっている。
大飯原発の活断層の問題も、今活断層地震が起こったらどうなるんだ。
阪神淡路大震災は活断層地震だった。
何かあったとき誰が責任を取るんだ。
原発推進は人権問題だ。

落合恵子さん
いのちの未来に対し、危険を生産し続けている。
その責任を個人に押し付けている。
この寒い冬に、福島県民を二分させ、対立させるのが権力です。
自己責任という言葉をそっくり、のしつけて、私たちの一票で返したい。
責任を取るべきところがとるべきです。

海渡雄一弁護士
まだ3~4割の人が投票先を決めていない現状で、候補者の通信簿を見て、投票してほしい。
今たくさんの不当逮捕者が出ている。
日本の選挙制度は重大な欠陥を抱えている。
大阪の瓦礫問題に取り組んでいた阪南大学経済学部の下地真樹准教授が、JRの構内を歩いていて逮捕された。

http://keepcivicactivity.jimdo.com/

下地さんからは、
[常に弱い人の立場に立って行動してください。
がれき広域処理は復興予算の横取りです。
原発的な社会を変えていきましょう。]
とメッセージが寄せられた。

「福島原発の被害者を思い出して投票しよう」
を合言葉に、棄権せず自分の権利を行使して、と呼びかけてほしい。