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伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

議会質問 「原発事故後の放射能問題について」除染作業と周知について

2012-03-25 16:59:40 | 議会
議会質問から

深刻化する原発事故後の放射能問題について。

伊藤:放射性物質調査・測定・除染作業と市民への周知についてです。
昨年12月末の段階で佐倉市内538か所の放射線量の測定を行ったということでした。
放射性物質除染計画を策定し、臼井中学校など除染工事が始まり、線量が低下したと報告されています。
しかし、2月15日号の広報には臼井小学校の線量が1.085μSv と出ていて、驚いた市民も多いのではないでしょうか。
なぜ高線量の場所が出たのか、その理由について伺います。

教育長:放射線量の定期測定で1時間当たり0.223マイクロシーベルトを超える地点が確認されから、詳細測定を行った。
1時間当たり1.085マイクロシーベルトという高い線量の箇所が発見された。
臼井小学校は、平成22年7月から平成23年7月まで体育館改築工事が行われていたので、グラウンドの一部に仮囲いをして、鉄板を敷き、駐車場として使用していた。
仮囲い及び敷き鉄板のわきが吹きだまりとなり、放射性物質を含んだ砂が集まった。
立入禁止とし、ロープにより区画している。


伊藤:放射線量測定と除染作業について。今後の予定を伺います。

経済環境部長: 定点測定、各地区の小学校7校を月2回、幼稚園13施設、保育園等38施設。
定点観測対象7校を除く。
小学校16校、中学校11校、高校4校、大学1校を月1回測定。
除染計画対象の48カ所の公園は、月1回測定。
道路は、必要に応じ測定をしていく。
除染作業は、0.223マイクロシーベルトを超えた保育園等6施設、小学校6校、中学校3校及び公園34カ所の計49施設の除染工事が年度内に完了する見込み。
来年度以降は、道路での除染対策、仮置き場等について検討をしていく。


伊藤:除染計画に沿って進められている除染工事についてです。
学校等の除染に関しては、広報、HPでも知らされており、前向きな取り組みと評価しておりました。
しかし、街区公園や大規模公園の除染に関しては、HPにも広報にも除染工事の予定が公表されていません。
市民の方からは、公園の芝がはがされて初めて除染に匹敵する線量があったことが分かったと、心配の声が寄せられております。各街区公園の入り口に測定結果の張り出しや線量の高い場所を囲ってわかるようにする必要があります。ご見解を伺います。

経済環境部長: HPで随時公表している。
10/23号の広報放射線情報臨時号で測定結果を知らせた。
3/15広報に公園名、測定結果、除染状況を載せる予定。

都市部長:街区公園が中心なので、自治会を通し、現場の周辺住民へ工事を知らせて除染工事を進めてきた。
現在工事看板に作業予定を掲載するよう請負者に指示した。
今後は工事概要、作業予定などをできるだけ広く周知できるようにする。


伊藤:公園の場合、周囲一周しかチラシは入っていなかったようです。
実際にいつやるというのもわからずに、妊婦さん、ちっちゃなお子さんが遊んでいる公園です。
測ってわかっているのであれば、それを書いたものを公園に置くなり、高いところは囲うなりする必要があるのではないのでしょうか。

都市部長:広く周知できるように検討していく。

伊藤:3月15日に広報が載るということですので、また対応を考えていただきたいと思います。
では、除染して削り取った土を敷地内に仮埋めしているということなのですが、学校は見てきました。
公園は仮埋め場所がよくわからなかったです。
場所の公表と埋めたところの公表と目印が必要と考えますが、どのようにされているか伺います。

経済環境部長:環境省除染関係ガイドラインに沿って行っている。
囲いや掲示板などの措置は不要とされている。
保管場所周辺の放射線量を測定し、現場保管している。


伊藤: 30センチ、上に土を乗せて、ではそれを知らずに子供がほじくってしまったとか、そういうようなことは考えられないのかなと、疑問ですが。

経済環境部長: 現場でわかると判断している。