月扇堂手帖

観能備忘録
あの頃は、番組の読み方さえ知らなかったのに…。
今じゃいっぱしのお能中毒。怖。

都をどり

2011年04月17日 | 歌舞伎・舞踊・文楽
(京都・祇園甲部歌舞練場)

お友達のご招待で出かける。感謝。

いつになく舞台に近い席で、ひとりひとりのお顔がよく見える。

笑顔を作っている舞妓さんがひとりもいないことに気づく。
無表情か、怒っているのかというような顔のひともいる。

たくさん並んで華やかに舞っても、あちらのラインダンスやバレエとは違うのだと発見。

日本舞踊に笑顔はいらないのだ。お能に通じるところなのかも。

〈春花京都名所尽(はるのはなみやこめいしょづくし)〉
1 置歌
2 梅舟入飛雲閣
3 伏見稲荷大社田植祭
4 大田澤杜若
5 松風村雨須磨浦
6 渉成園紅葉狩
7 圓通寺比叡遠望
8 東山知恩院山桜

舞台の前に舞妓さんのお茶をいただいた。
長襦袢の紅絹(もみ)をちらりと襟から見せるのは、このときだけの特殊な着付けなのだそうだ。


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