月扇堂手帖

観能備忘録
あの頃は、番組の読み方さえ知らなかったのに…。
今じゃいっぱしのお能中毒。怖。

迦陵頻伽(かりょうびんが)

2012年11月11日 | その他
正倉院展のテレビを見ていて、いくらなんでもこれはないだろう、わたしの「迦陵頻伽」のイメージが崩れる! と思った。



正倉院の宝物「螺鈿紫檀琵琶」背面に描かれた迦陵頻伽。

まるで奈良時代に西原理恵子がいて描いたかのよう。あるいは、西原理恵子が正倉院に潜り込んで勝手に修復したかのよう(西原さん、ごめんなさい)(_ _;)

でも、わたしの「迦陵頻伽」のイメージはこうなの! と例を示そうと思って画像検索したら、次々にいろんな迦陵頻伽が現れて脱力し、もはやどういうものだったかわからなくなってしまった。。。

ちなみに辞書によれば、「迦陵頻伽」とは、

① 想像上の鳥。雪山または極楽にいて,美しい声で鳴くという。上半身は美女,下半身は鳥の姿をしている。その美声を仏の声の形容とする。迦陵頻。びんが。
美しい芸妓。また,美声の芸妓。

というものである。

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8 コメント

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あはは! (mayuko)
2012-11-11 20:48:22
ごぶさたしています。

西原理恵子ばりというのに、ウケマシタ(笑)

でも、本当に適当に書いた落書きみたいだね。。。
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フフ、 (もとよ)
2012-11-11 21:26:50
やっぱり 笑っちゃいますね。
以前、お能「吉野天人」の素謡を習った時、「迦陵頻伽の声ばかり・・」というあたりでは、由紀さおりから浜崎あゆみあたりを連想したものです。こんなに肉付きがよかったら、さぞかし飛ぶのにも力が要ることでしょう。たしか鳥類は骨でも空洞化させるほど軽量化させるというのに、どう控えめに考えても、やっぱり結びつかない、イメージが崩れるものですね。(まだ笑ってしまう・・♪)
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ちょっと太めではありますが、 (きゅうる村)
2012-11-11 23:01:34
一応、奈良時代の美人のスタイルは踏襲しているような。ちょっと、タッチが下書きのような軽さですね。
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太めというだけですか~? (月扇堂)
2012-11-12 02:48:01
中学生の頃、肥満気味の同級生が、「昔は裕福=美だった。太っていることは誇れることであり美の基準でもあった」と主張していて、ポジティブな人だなと感心したことがありましたっけ。。。
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Unknown (マム)
2012-11-14 20:42:14
話が飛んでしまうのが私の悪い癖で・・・
以前ルナさんが「ダイエットなんで簡単なことですよ。食べなきゃいいんだから」とおっしゃった言葉。痩せなきゃ、と思うたびに思い出します。そうなんだけど。見上げるばかりで手に取れず。ほんにあなたは月の様な。
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あの頃は無知で… (月扇堂)
2012-11-15 02:29:55
そのようなことを申しましたか。失礼しました。無知でした。

今はよくわかっています。訂正します。食べなくても、たるみます(_ _;)
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椿の品種は美しいけれど (信彩)
2012-11-19 20:27:07
迦陵頻の名は椿の品種名から覚えました。白色地に紅桃色の縦絞りが入った八重咲きの美しい品種の椿です。今度、この花を見たらぽっちゃり美人を思い浮かべるかな?茅ケ崎の氷室椿庭園にあります。この隣に植えられている椿の名は三平ではなく参平椿、どうもすみません?
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椿 (月扇堂)
2012-11-20 17:28:36
そういう椿があるのですね。
どんなのだろうと思ってちょっと探してみました。
http://ameblo.jp/comachu-35/entry-11221817753.html

これかどうかわからないけど似た椿は見たことある気がします。

なるほど、これが迦陵頻か…。

ひとつ利口になりました♪
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