月扇堂手帖

観能備忘録
あの頃は、番組の読み方さえ知らなかったのに…。
今じゃいっぱしのお能中毒。怖。

京おどり

2013年04月11日 | 歌舞伎・舞踊・文楽
京都宮川町歌舞練場



折しも祇園では「都をどり」(4/1-30)の真っ最中ですが、宮川町でも「京おどり」が始まっている。こちらは会期が少し短くて4/6-21。

数日前の京都新聞によると、「京おどり」の演出は今年から変わって北林佐和子氏になった。OSKの方なのだそうだ。

そうえいば、フィナーレのフォーメンションはレビューっぽかった(^_^)

都をどりを見たとき、可愛い舞妓さんがにこりともせずに舞うのを見て、ああ、日舞というのは顔で表情は作らないものなのだなと思ったのだったけれども、京おどりの舞妓さん芸妓さんたちは舞いながら表情を作る。流派でちがうものらしい。

都をどりの祇園甲部はお能とのつながりの深い井上流なので、能面風なのかも…。

そんなことで、ちょっと京都の五花街で舞の流派を調べてみた。踊りの会情報もついでに。

上七軒  花柳流 北野をどり 4月15日-25日
祇園甲部 井上流 都をどり 4月1日-30日
祇園東  藤間流 祇園をどり 11月1日-10日
先斗町  尾上流 鴨川をどり 5月1日-24日
宮川町  若柳流 京おどり 4月初旬ー下旬

宮川音頭の歌詞は最後がおみやげ尽くしになっていて面白かった(^_^)

♪国へみやげは都紅
 納豆 八ツ橋 みすや針
 すぐき しばづけ 五色豆
 みやげばなしは
 みやげばなしは
 ヨーイ ヨーイ ヨイ京おどり

芸妓さんのお点前を拝見しながらお茶をいただき、お皿もいただいてきました。お菓子は鶴屋さん(だったと思う)の薯蕷。

付)帰りに、zenというカフェでお茶。鍵善さんのお店らしい。

 季節のお菓子セット

お店の雰囲気が素敵だったので、ベンソンさんという画家にちょっと描いてもらった。



こちらの彼女はセザンヌさんをご指名。



「一力」の前に人だかりがしていて誰かの出待ちをしているふうだったが、結局、何だったのか誰だったのかわからずじまい。あぶらとり紙が切れていたので、ようじやさんに寄って帰る。なぜかあぶらとり紙は桜色だった。(季節限定らしい)

*****

京浪漫花吹雪(みやころまんはなふぶき)

第一景 夜の藤
第二景 風と水と
第三景 都大路(上)
第四景 都大路(中)
第五景 都大路(下)
第六景 雪女
第七景 宮川音頭(フィナーレ)

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました (嫦娥)
2013-04-12 19:50:41
楽しかったですね(o^^o)。
ありがとうございました。
ちょっと花冷えでしたけど。
出待ち、待っている人に尋ねても、知らないけど、何だろうと思って待っている、というお返事が面白かったです。
ピンクの鮫小紋、素敵でした(o^^o)。
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こちらこそ♪ (月扇堂)
2013-04-13 00:19:14
嫦娥さん、こちらこそありがとうございました。いろいろ相談にのっていただいて助かりました。

大島とレースのコートも素敵でしたわ!
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京のうんちく満載 (きゅうる村)
2013-04-13 13:56:13
まだまだ知らないことばかり。
月扇堂さんの交際範囲って、本当に広いんですね!
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きゅうる村さんへ (月扇堂)
2013-04-14 02:53:20
>月扇堂さんの交際範囲って、本当に広いんですね!

セザンヌさんのことですか?(^_^;)
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