造の記 ~つくりのしるし~

楽居の現場日記や、大工の日々の日記です。。

土壁塗り始め

2010-10-20 22:07:03 | 材木座 M邸

こんばんは、楽居 木村です。

さて土壁が塗り始められました。

荒壁という行程です。

 

土がいい具合に発酵しているため、牛小屋の中で仕事をしているようです。
土が乾くにつれ匂いもなくなります。

 

まずは、このように

梁が写っていませんが、M邸は天井が付くにも関わらず、
土台から二階床梁まで塗りあげられています。
これは、通し貫と土壁で面としての力をつけるため。

 

 

下駄箱の部分


丸太の束が浮き出てきて、数寄屋ぽくなってきました。

 

 

 

左官の佐々木さん。

塗面戸を塗ってもらています。

左官でやると少し侘びた雰囲気が出ます。

面戸とは垂木と垂木の間に通常、木の板で入れるものです。

名前の通り、木で入れるのも、左官で塗るのも面倒です。
「面戸は左官と大工で痛み分け」 という言葉もあり
今回は左官屋さんにも担当してもらいました。


 

それではまた。


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