笑う居候犬・・・ぶらり日記

保護犬の預かり記録です    

ご報告

2009年12月17日 | ビサル(M・ピンシャー)

預りっ子ビサルですが、我が家の末っ子として迎える事となりました。
ビサルに関わって頂いたボランティアの方々、応援してくださった皆さま、ありがとうございました。

ビサルがやって来たのは、暑さ真っ盛りの夏休みが終わる頃。
茨城のボランティア Iさん が朝、センターから引き出し遠い道のりを待ち合わせ場所の横浜まで運んでくださいました。
その時のビサルは足を痛めており、立ち上がることも寝返りをうつ事もできない状態でした。
少し動くたびに痛がって「ヒャイン ヒャイン」泣いていたビサル。
翌日、病院でレントゲンを撮ったり色々調べたのですが原因はわからず。。。
預かり父ちゃんと「このまま歩けないかも。歩けなかったらうちの家族にしよう。。。」
と話していたことが別のかたちで我が家の一員となりました。

その後ビサルは劇的な回復を遂げ、とっても元気になりました。
一方、若くて元気ゆえに問題もありました。
動きが激しいのはもちろんの事、食糞や吠え、何にでもガリガリとかじってしまうしトイレの覚えもイマイチです。
お留守番のある家だったら、ビサルはず~っとケージの中で過ごす事になるでしょう。
若いミニピンの♂という事もあり、募集条件も厳しいものでした。
譲渡会に連れて行った時も、ケージに入れると不安からなのかず~っと吠えまくり、私の姿を探していたビサル。
手のかかる子ほど可愛いもので、手放す事ができない存在にビサルはなっていました。

ビサルを我が家に迎える・・・という事には葛藤もありました。
私のエゴではないんだろうか。
我が家に残る事がビサルにとって本当に幸せなんだろうか。

今までにも「うちの子に・・・」と思った子は何匹もいました。
10ヶ月近くうちにいたバルフィ(シーズーMIX)は1年たっても縁がなかったらうちの子にと思っていたらご縁がありました。
第一印象からゾッコンだったわんぱくヨーキーのPuri。
お届けに行く車中でも「トライアルがうまくいかなかったらうちの子に」と申告していたのですが、やっぱりPuriもこの家に帰る事はありませんでした。
縁とは不思議なもので、パズルのパーツがカチカチとうまくはまる様に良いご縁へと繋がっていくようです。

今年最後の譲渡会でビサルに縁が繋がらなかったら・・・という気持ちで譲渡会に参加しました。
ビサルはどなたからも声がかからず、私の気持ちのつかえも取れました。


背中や頭にあったハゲはほとんどなくなりました

ビサルの譲渡に関わる書類を受け取り「ず~っとビサルがこの家にいるんだ」と実感し熱いものがこみ上げてきました。
預りっ子は一緒に過ごしていても必ず巣立ちがあり、別れの時は涙してしまう子もいました。
我が家の先住犬ダル&キーマとビサルは歳が離れているので、順番でいけばビサルがダルとキーマを見送る事になるでしょう。
ビサルが年老いた頃には私も年齢を重ねるわけで、その頃にまたミニピンという犬種を家族に迎えるという事はないと思います。

昨年末より、クピィ → バリス(シャンティ) → ティカ → ビサル と続けて4匹のミニピンがやって来て、ビサルを我が家の一員として迎える事ができ、今年は私にとって最高のミニピンイヤーでした。
ミニピンという犬種は好きですが、関わってみたいタイプや犬種もおります。
様々な縁で関わりがないという事は、きっとそのタイプと私は縁がないのだと思います。
こんなにもミニピンに関わるとは思ってもみない事でした。
ビサルがこの家を選んでくれたのだと信じ、それに十分応えられるよう楽しく暮らしていけたらと思います。
収容され不幸にも殺処分となってしまった多くのワンコ達に恥じぬよう、ダル・キーマ・ビサルに良い飼い主だと認めてもらえるよう、これからも日々精進です。
今後も預かりボランティアは続けていきますので、どうぞ応援・ご指導よろしくお願いします


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