笑う居候犬・・・ぶらり日記

保護犬の預かり記録です    

サンドラ&ウリエル

2010年01月16日 | その他 ワンコ話

預かりボランティアHさんといつもの田園調布 茶房でランチ。
Hさんが預かりっ子の サンドラ(リストD656掲載) ウリエル(リストD671掲載) を連れて来てくださいました。

サンドラとウリエルに会うのは12月の譲渡会以来、約一ヶ月ぶり。
相変わらす可愛い2匹です。
前回は我が家のキーマを同行させたため、キーマがどっかりとアタシのひざの上から離れず・・・
サンドラ&ウリエルと思うように戯れる事ができませんでした。
なので、今日は犬ナシでドッグカフェへ向かいました。
※前回(昨年12月)、ドッグカフェでのサンドラ&ウリエルは コチラをクリック


凛々しいウリエルの横顔


2匹お揃いのお洋服でカワイイ~


Hさんはサンドラ&ウリエルの他に茨城の親子(パティとシャキーラ)の預かりもされています。
ご存知の方も多いかと思いますが、母犬パティは5匹の仔犬と共にセンターに収容され引き出されましたが、うち4匹の仔犬がすでに他界してしまいました。
Hさんに会うとすぐその話題になりました。
パティ親子のお世話をしているHさんはどんなに悲しかった事か。

せっかく幸せへのチケットを手にしたのに。
この世に生まれてほん数週間で息を引き取ってしまう。
なんとも切なく、どうしようもない気持ちに泣きそうになりました。
唯一もちなおしたシャキーラは昨日退院をしましたが、経過を見る為しばらく母犬とは別々で過ごさなければならないそうです。


「歩きたくないよ~」と座りこむサンドラ(M・ダックス)


ウリエルの魅力はこのスラっとした長い足。
立ち姿がとっても美しい子です。


足長ウリエルと小さなサンドラ。
一見デコボコに見える2匹ですが、歳もほとんど同じでとっても仲良し。
お互いずっとペロペロなめあったり、遊んでいます。
犬を連れて行かなかったアタシは、甘えっ子のサンドラをひざの上でダッコさせて頂きました。
とろんとろんのサンドラはとっても癒し系。

ウリエルはドッグカフェのお姉さんにも愛想をふりまき、人懐っこく純真無垢な力を与えてくれるパートナーのような存在。
ウリエルに触っていると、目に見えない何かがブルブルと伝わってきます。
犬好きのドッグカフェのお姉さんにもそれが伝わるのか、ウリエルをずっと撫でていました。

サンドラとウリエル。
ピカピカの 赤い糸 が繋がるまで、もうちょっと待ってようね


  サンドラ&ウリエルのお問い合わせは 成犬譲渡の会 まで。


謹賀新年

2010年01月01日 | その他 ワンコ話

本年もよろしくお願い申し上げます

昨夜はTVでジャニーズカウントダウンを見ながら年越し。
毎年同じ展開ですが、預かりっ子がいない年末年始はなんだか静かな感じです。

巣立っていったWANのご家族様から、元気に暮らしている様子の年賀状やメールを頂き、その幸せいっぱいの様子に胸がいっぱいです
どうもありがとうございます。とっても嬉しいです。

今年もゆる~くマイペースで過ごしていきますが、応援・ご指導よろしくお願いいたします。


サンドラ&ウリエル (お散歩編)

2009年12月01日 | その他 ワンコ話

『ドッグカフェ編』のつづきです♪

おなかがいっぱいになったので、田園調布をお散歩する事に。
田園調布のイチョウ並木は見事に色づいていて、とっても気持ちがいい~♪



田園調布はすご~く静か。。。
大きなおうちが立ち並んでて、おうちを見ているだけでもなんだか楽しい♪


お散歩が大好きなウリエル・・・とっても楽しそう♪


歳が近いサンドラとウリエルはとっても仲良し
お散歩中もサンドラを気にしながら歩くウリエルです。
サンドラとウリエルは優しい性格の女の子。



まだ子供らしさが残るウリエル。
ようやくお目にかかれたウリエルは性格も容姿も想像以上の可愛らしさでした。
茨城からやって来る子は驚くほど性格が良い子が多いそうですが、ウリエルは正に茨城ブランドといえるワンコでした。
譲渡会も含め今回で会うのが3度目となるサンドラは手のかからない大人しい女の子。

サンドラ&ウリエル・・・良いご縁に恵まれますように


サンドラ&ウリエル (ドッグカフェ編)

2009年12月01日 | その他 ワンコ話

預かりボランティアHさんと田園調布にあるドッグカフェ田園茶房でランチ。
 ≪田園調布 Deco's Dog Cafe のお話は 別ブログ でも公開中♪≫
Hさんの預りっ子 サンドラ(リストD656掲載) ウリエル(リストD671掲載) に会いました。
サンドラは我が家の預りっ子ビサルと共に放棄され一緒に茨城から搬送されてきました。
サンドラとはその時に会っているのですが、相変わらず小さくてトロ~ンとしたお目目が可愛い女の子。


ゆるゆる系で甘えっ子のサンドラ


ウリエルとアタシは初対面です。
実はウリエルはとってもアタシ好みのワンコで、今日会える事を楽しみにしていたのです


どうも、ウリエルですぅ~

サンドラもウリエルも茨城のセンターからやって来たワンコです。
センターに入る前はどんな生活をしていたのかはわかりませんが、もしかしたらこれが初ドッグカフェかもしれないです。
サンドラ&ウリエルはカフェでもおとなしくてとっても良い子。


ちょっとオネムのサンドラ。
このうるうるトロ~ンのお目目がなんとも癒される。。。



何にでも興味津々のウリエル


アイラインばっちりの美人さん
ちゃんとオスワリもできるのです

うちはマンションなので小さめのワンコしかダメなのですが、本当はこのサイズの子が好きなんです。
最近は小さい犬(それも極小)がもてはやされているみたいですけど、個人的にはこのサイズが犬らしくて好きです。
我が家の犬隊長ダルはデカピンと言えども6㌔サイズ。
ひと回り大きいウリエルに触れていると、純粋無垢のパワーっていうのかな・・・そういう物が伝わってきます。

アタシったら・・・ウリエルが可愛くて可愛くて。
家に帰ったらウリエルの写真ばっか撮っている事に気付きました。
サンドラ、、、ごめんょ
でも、ウリエルに比べれば少ないけど、サンドラの写真もいっぱい撮ったからね!

サンドラ&ウリエルのお話は「お散歩編」へ続きます


皆様の力をお貸しください

2009年10月16日 | その他 ワンコ話

↓まずはコチラご覧ください↓
成犬譲渡の会/活動ブログ(2009年10月15日)
成犬譲渡の会/活動ブログ(2009年10月16日)

アタシもペット里親会さまのブログは時々拝見しており、とってもモヤモヤしていました。
本当にヒドイ状況です。

ここの犬たちはフードや水もほとんどなく生きています。
今は涼しい季節になったとはいえ、夏の間はどんな状態だったのかと想像すると恐ろしいです。

犬たちはみんな疥癬や皮膚病で痒くて掻きむしっています。
その爪は切られたこともなく、ぐるりとひと回りしている子もいます。
いつのものかわからない積もった糞尿にはウジが湧いていたそうです。

こんな非人間的な行為が許されるのでしょうか。
このブログを見てくださってる方の中にはキレイに陳列されたペットショップで購入された方もいるでしょう。
でも、その親犬は決して幸せとは限りません。
この茨城のブリーダーのような環境で生まされた犬なのかもしれません。

保護犬だったうちのダル&キーマ、うちから巣立ち幸せに暮らしているワンコたちだって元々はブリーダーの繁殖により生まれてきた子達です。
このブログをたたいている今も、傍らにダルとキーマそしてビサルがスヤスヤ気持ち良さそうに寝ている。
でも一方では外の世界を知らず、空腹と渇きそして糞尿の積もった狭いケージの中で夜を過ごしている犬たちがいる。
犬はこの世に生まれたら人間の手によりその犬の一生が決まります。
人間と違って犬は環境を選ぶ事ができないのです。


行政は多くの声により動きます。
ひとつでも多くの声が集まれば、助かる命もあるのです。


茨城の犬たち

2009年07月31日 | その他 ワンコ話

昨日のことですけど、会スタッフのWさんに同行させて頂き、茨城のセンターへ行ってきました。
昨日は夏らしいお天気で、ピーカンの猛暑日。

予定では期限が切れた3~4匹の引き取り予定だとの事。
先日(25日)、動物病院でWさんに会った時に「狆が収容されているけど、あの子は引き出そうと思っているのよ」なんて話したばかりだったが、数日後Wさんからのメールで「朝、センターで死んでしまっていた」とメールがありました。
私が高校生のときに亡くなりましたが、実家で狆MIXを飼育していた事もあり、狆には思い入れがあるのです。
Wさんと駅で待ち合わせ、車中ではすぐにセンターで亡くなった狆の話になりました。

今日は早めの待ち合わせだったおかげか、高速・首都高も渋滞もなく進んで行きます。
途中、必ず立ち寄る守谷SAで前回食べられなかった「あごだしラーメン」を食べました。

あごだしラーメン 

トビウオでとったダシなんだそうで、あっさりとしたいい味です。

Wさんと時計を見て「センターに着くのがお昼休憩と重なっちゃうわね」なんて話しながら「常磐道限定 最中アイス」を頬張る。


楽しい時間はここまで。ここからはちょっと重たい内容になります。

再び車を走らせ、茨城のセンターに着いたのは13時を少し回った頃でした。

白衣を着て長靴を履き、収容犬舎へ入る。
犬舎の中は冷房がないので、暑くて臭いもキツイ。
私たちも職員の方も大粒の汗がダラダラ流れ落ちていました。
すぐ近くで処分された犬の焼却をしているため、その熱も伝わってきます。
たまたまだと思うのですが、先月私がここへ来た時よりも犬の数が少ないです。
先月来た時はすごい数の犬たちが溢れていました。

犬舎の中には1~2ヶ月の可愛い仔犬たちもいました。
別の場所には仔猫が数匹顔を寄せ合い並んでこちらを見ています。
でもこの仔猫たちも数日後、この世にはいません。

その間にもWさんは汗を流しながら引き出す子のチェックをしていました。
まだ収容期限があるため引き出せない子達に私は犬用ビスケットを食べさせていました。
ここ茨城では飼い主が迎えに来る事はないにひとしいのです。
最初は警戒をして食べなかったけれど、しばらくするとパクパク食べだしました。
ビスケットを与えながら私は不覚にも泣けてきてしまった。。。
この子達は期限がくるまでここでがんばってくれるだろうか・・・
先日この犬舎の片隅で死んでいった狆のように息絶えてしまわないだろうか・・・
涙声で「あと数日で出してあげるからがんばってね」というのが精一杯でした。

この日、引き出し予定だった雑種の子が昨日から様子が変だと職員。
見ると隅っこのオリの中で、うずくまっている。
ビスケットを口元まで持っていっても力なく変化はありません。
雑種の子はしばらく様子を見て引き出すこととなりました。

この日、結局引き出せたのは2匹。
きっと、この内容を読んだ方は「もっと助けてあげればいいじゃない!」と思うかもしれない。
前に収容センターの様子をTV番組で取り上げており「収容センターなんてなくなればいいのよ」とか「みんな放してあげなさいよ」といっていたコメンテーターがいたっけ。
この2匹も一時預かりボランティアの確保があってのこと。
夏休みの間は、保護犬への応募は激減し預かり先の確保も難しい。これはどの団体も同じ状況です。
そんな事もありこの時期、どのセンターにも保護団体の出入りも少なくなるようです。

ありがたいことに、茨城のセンター職員もがんばってくれています。
センター職員の中には犬を飼っている方もいて、犬が処分されていくことに気分がいいわけではないはずです。
職員も「この子は性格がいいんだよ」と1匹でも助かってくれるよう、私たちにもアピールしてくれます。
希望の光があるからこそセンターでの収容期間中、一生懸命お世話ができるのだと思います。
そうでなければ、とっても虚しいお仕事です。
ここでは毎日数十頭の犬猫たちが処分されていくのです。

重い気持ちでセンターを後にし東京へ向かう車中で、「今日はお天気で良かった。雨だと余計に暗くて重い気持ちになっちゃう」とWさん。
引き出してきた2匹は安心したのか気がついたらぐっすりと眠っていました。
この2匹の命をつなぐ幸せへのバトンはボランティアのトリマーさんや預かりさんへと繋がっていくのです。

家路につく頃にはもう夜。   
   半月をみたら、どうしてかまた泣けてきました。。。

今朝、Wさんからのメールで「昨日の雑種の子、、、センターで亡くなりました」
と連絡がありました。
あんな暗くて暑い片隅で寂しく逝ってしまうなんて。。。
収容された日の写真ではニコニコしていて元気だったのに。。。
私たちが帰った後、夕方に息を引き取ったそうです。最後の力で私たちに顔を上げてくれた・・・
自分の無力さが情けなく、涙が止まらないのでした。。。

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茨城県の処分頭数を減らす為に
成犬譲渡の会「2万名の署名」を集めています。
「茨城県の犬猫を救うための手術の県からの補助金」をお願いするものです。
1名でも多くの方の同意のもとの署名を集めておりますので、
ひき続き御協力をお願いいたします。

※詳しくは 活動ニュースブログ をご覧下さい
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合同譲渡会 (2009年6月)

2009年06月14日 | その他 ワンコ話

合同譲渡会に遊びに行ってきましたぁ。。。
いっぱい写真撮るつもりが、ふれあってばっかいて
写真そんなに撮んなかった・・・(反省・・・)



ケビン・ベーコン
この切れ長の目が女心をくすぐるのダス~
ヨッ!犬界の杉さまぁ~




ジャックラッセルのステイシー
会場までの苦難の道のり ・・・がんばったのだぁ~




皐月
アタシのハート
キュンキュンきちゃう素敵な子。
会えてよかったぁ・・・(涙 。。




笑美(エミー)
この子もアタシのハートにブルブル来た子
今、思い浮かべるだけでもジ~ンときちゃう優しい子なのです
またまた涙・・・ (最近ナミダもろいのです・・・)




ジャックラッセルのメリンダ
小さくて明るい女の子
うちの犬キーマとなんか似てるんだよなぁ・・・




この2匹は親子なんだって!
とっても気持ちの優しい親子です。




ハテ???この3匹は???




リャンリャン/クークー/バンバン
本日、一番目立っていたこの3匹ペキニーズも飼い主さんを探しています。
おちついた良い子たちばかり。。。 あま~いいい香りがしました。




押すな!押すな!(その1)




チワワのよもぎ(バンバンとツーショット)
よもぎはとってもおとなしくておっとりさん


参加犬はもっといたのに、写真を撮り忘れてしまったようです。。。
M・ダックスの杏ちゃん チワワのプリンちゃん
シーズーの裕次郎君、、、他にも多数参加していました。
次回はちゃんと、写真に納めます。。。


↓ ココからは卒犬 ↓




新しいご家族と幸せになってね~




緊張してシッポが足の間に入っちゃってたね




押すな!押すな!!(その2)
奥にいる茶色のチワワMIXはびびりだったチップだね


つくづく良い子たちばかりで、ボランティアのスタッフ様も温かい方ばかりで、
ほんわか あったか~い気持ちになったのでしたぁ。。。

ミント君やチロル&パセリ、可愛い仔猫ちゃんたち。
写真撮るのを忘れちゃったよぉ・・・


一言、いや二言、、とにかくモノ申す!!

2009年04月01日 | その他 ワンコ話

【はじめに】
今日はアタシ個人の意見、ウップン晴らしなので、
軽くスル~しちゃって下さい・・・



アタシはノーリードの飼い主にかなりうるさい。
見つければ、平気で怒鳴り飛ばすし、そういうヤカラとはしっかりと線を引いている。
家の目の前が多摩川緑地という事もあり、バカみたいに犬を放すヤカラが多いのです。
区の行政センターに何度もかけ合い、区も多少なりではあるが行動をしてくれている。

先月3月13日、譲渡の会ブログ  ここをクリック
会スタッフ様の苦悩に私も心がシクシクした。

ではどうして犬を放してはいけないのか。
まず、訓練していようが人がいなかろうがなんだろうがドッグラン以外の公共の場所で犬を放すという行為は禁止されている。
アタシ自身がノーリードにうるさい事もあり、犬を放す飼い主に「どうして犬を放すのか」
その真意を聞いてみると大体がこれだ。

「お友達のワンちゃんがいるから」
「うちの子は大丈夫よ」
「うちの子が喜ぶから」


まぁ、他にもありますが法律上禁止されているにも関わらず、全て独りよがりの答え。
何の罪悪感もなく、言ってのけるのだからビックリする。
それは間違った愛情ではないだろうか。
いろんな事を言ってはいるが犬が一人で運動してくれれば飼い主がラクなのだ。
犬が嫌いな人間もたくさんいる。
モラルのない飼い主が犬嫌いを作っているのではないだろうか。
犬嫌いの人の意見は「犬に追い回された」「犬に咬まれた経験がある」など。
以前、TVで犬のノーリードに対する報道番組をやっていたが、犬が好きな人と嫌いな人が犬を見たときの心拍数を計ったら小さなオドオドしたチワワでも犬嫌いの人はかなりの恐怖を感じてる事が実験で証明されていた。
アタシ自身も犬好きではあるが、知らない犬に無防備に近寄る事はない。

そんな中、内輪の話だがこんな事があった。
アタシの妹も自分の犬を散歩中に放しているようなのだ。
これは怒りというよりも、裏切られたという悲しい気持ちになった。

妹はアタシがノーリードにかなりうるさい事も知っているし、ボランティアのお手伝いをしているのも知っている。
それなりに理解も示していた。なのに姉妹でもこんな有様だ。
これはアタシをおちょくっているのか、ふざけているのか悪意を感じた。
もちろん妹に昏々と問い詰め
「そんな飼い主じゃ犬が可哀想だからお留守番も無いしっかりした里親を探そうか」
と言ったら妹は大切なおもちゃを取り上げられた子供のようにグズグズやっていた。
妹は自分は放さないけど旦那さんが放すとか言っていた。
果たしてどうだか。。。
アタシだったらなんの根拠や保証もなく無責任に放す人間に犬の散歩を任せない。
自分の大切な犬であったら、そんな行為を許せるのだろうか。
今まで何の事故にも遭わなかった事を奇跡だと思えないだろうか。
もう一度、言わせてもらうが犬を放すという行為は法律上禁止されている。
時には本能で動く犬に絶対という文字はない。犬を擬人化し過信するのは危険な事だと思う。

人間の子供と違って犬は手が繋げない。だからリードで手を繋がれている。
犬が元気にはしゃぐ姿が見たいのならドッグランに行けばいい。
放すヤカラにかぎって「ドッグランだとうちの子、走らないのよ」と自分の犬が特別だとでも言いたいような言い訳をする。
探せば貸切ドッグランもあるし、そんだけ走らせたければ愛犬の為に牧場でも買ってひろ~いMyドッグランでも作ってあげればいい。
施設はちゃんとあるのだ。
飼い主が無料で手間を省くただの言い訳。

確かに犬が自由になれば犬は喜ぶだろう。
でもこの国では犬と人間が共存する為のルールがある。
以前、犬に関わる仕事をしている人間がうちの前で犬を何匹も放牧し「この国は遅れている。ヨーロッパでは・・・」とかウンチクを並べるヤツがいた。
「はぁ??ここは日本だよッ!!」
そういう方はどうぞ、イタリアでもフランスでも移住してください。
でなければ、そういう環境が作れるよう行政に正当なモーションをかけていけばいい。

犬の本意がどうであろうがルールは守らなければいけないし、犬が自由でなくて可哀想と思うなら犬を最初から飼うべきではない。
その中で、犬が快適である環境を探すべきなのだ。

犬がひとりで走り回って楽しいのだろうか。
「走ってこい」と言われ、走ると飼い主が喜んでいるから走るのではないだろうか。
本当は信頼している飼い主と一緒に走るのが楽しいのではないのだろうか。
今まで居候も含め、いろんな犬と関わってきたけれど、犬の本当の気持ちなんて犬の一生をかかっても理解する事はできない。
でも自由という言葉で無責任に犬を放し「うちの犬が喜んでいる」と手放しでアタシは喜ぶ事ができない。

今まで譲渡の会でも殺処分になる運命からせっかく助けた命を飼い主の不注意により事故死させられたという話は多数ある。
会スタッフ様はどうしてこの方を選んでしまったのか・・・と自分を責めてしまう。
譲渡までにはじっくりと時間・段階を経て、口うるさく注意し誓約書も交わす。
誓約書の中には「必ず首輪・迷子札をつける」「外では必ずリードで保持する」内容も含まれている。
その一匹に関わったボランティアはたくさんいる。
みんなその子の幸せを願って命を繋いでいる。
にも関わらず、飼い主の犬に対する過信と勝手な思い上がりで不幸な事件は後を絶たない。
先日もやはり某ボランティアさんから譲渡されたミニピン飼いのブログを見ていたら、堂々とノーリードの画像でガッカリした。
おまけにコメント欄に「ミニピンをノーリードで歩けるなんてスゴイ」と称賛する低レベルな飼い主の発言。
それともそのコメントは嫌味だったのかな。

散歩中、ちゃんとリードで繋がれ飼い主さんが犬に合わせて一生懸命走っている姿を見ると「この犬はしかりした飼い主さんと生活ができて幸せだな・・・」とうれしくなる。
先日は病院で「アジリティをやらせてみたいんですけど、この子は大丈夫ですか」と獣医に相談に来ている飼い主さんと遭遇した。
闇雲にジャンプさせたりガンガン走らせている飼い主さんが多い中、犬の体を気遣い検査をしている飼い主さんを見てレベルの高さを感じた。

本当の愛情とはこういうものではないのだろうか。
それとも、アタシの考え方が独りよがりなんだろうか。。。