笑う居候犬・・・ぶらり日記

保護犬の預かり記録です    

特別な友達

2009年04月29日 | バリス(M・ピンシャー)

今日「笑っていいとも!」を見ていたらタモリさんが面白い事を言っていた。

『太古の時代、犬は人間と一緒にいればラクができると知り、犬の方から人間に歩み寄った』というのです。
犬は頭がいいから「これはいける!」と悟り人間と生活を共にしたと。
だから犬は人間にはすぐに懐くが他犬に威嚇してしまう事があるんだとか・・・
真実は闇の中ではありますが、とても興味深く面白い仮説でした。

よく「仔犬からでないと懐かないんでしょ」と聞かれます。
個体差はありますが、犬って懐くのが早いんです。これが猫とは違うところ。

現:居候中バリスの初対面の時ですが、病院に迎えに行きバリスと対面し、しばらく会スタッフ様と待合室で立ち話をしていました。
あずかり父ちゃんが病院から出て行った途端キュ~ンキュン鼻を鳴らし、
ドアガラスにへばりつき、愛しそうにあずかり父ちゃんを目で追っていたバリス。
これには会スタッフ様と苦笑い。
対面してほんの10分くらいでしたから(笑)
あまりの順応性の早さに安堵しました。

初日のバリスは家に着いてからも生きていく術を知っていると言うか、、、
切ないくらい人間には従順で、でも犬は蹴散らして(爆)

私自身、居候犬も含め犬に助けられている面がとても多いので、犬抜きの生活は想像できず・・・
同時に犬も人間家族あっての幸せな犬生を歩んでほしい・・・と思うのです。

太古の時代から犬と人間は切っても切れない間柄。
なが~い友達なのです


これが私の生きる道???

2009年04月28日 | バリス(M・ピンシャー)

バリスが来てたった2週間だというのに、多大なる存在感。
体力もつき本性も丸出しになり、はじけています。

キーマに息巻き、まどろんでいるダルを踏みつけ闊歩。
すっかりバリスの空気にのまれているミニピンコンビ。
バリスさん、、、一暴れするとゴロ~ンと寝ているんだけど、ストレスでもあるのかな???
GW中にドッグランでも行こうかな


シャンプーの話

2009年04月25日 | バリス(M・ピンシャー)

数日前の事ですが、ワクチン接種をしてしばらくたったので、ここに来てから初めてシャンプーをしました。
バリスはおとなしくシャンプーをさせてくれましたょ。
長い間センターにいたので、シャンプーもしばらくしていなかったと思います。

バリスは皮膚の状態がイマイチです。
うちに来た時はすでに手足や耳に大きなカサブタがいくつもあり、すごいフケ。

シャンプーをしている時にボロッと耳の先にあった厚いカサブタが落ちました。
と同時に流血!!!
かなりの出血だったのでビックリしました
あの分厚いカサブタはカサブタというよりも血のカタマリだったのね。

シャンプー後も体を ブルブルブルーーー とする度にあちこちに血しぶきが・・・・
壁やふすま、ソファ、、、あちこちに血しぶきが飛んでいました。

耳の先はとくに状態が悪く、収容生活でのストレスや栄養状態が悪くてこうなったのか、それとも単にブルブルと体を揺らす時に耳の先が擦れてこうなったのか、、、よくはわかりませんが状態は少しづつ良くなってきています。
我が家の犬隊長ダルもうちに来た当初は今のバリスと同じ状態だったのですが、ここ数年は安定しています。

バリスも体力がついてメンタルな部分も落着いているみたなので、どんどん良くなっていくと思います。
フケは全く出なくなったし、カサブタが落ちて禿げている部分もそのうち毛が生えそろってくるでしょう。
やんちゃで能天気に見えるバリスだけど、色々と大変だったのかもねぇ・・・


お散歩 大好き♪

2009年04月21日 | バリス(M・ピンシャー)

今日は午後から雨予報だったので、早めに散歩を済ませました。
バリスは散歩が大好きです。
散歩の準備をはじめるだけで大興奮。

外での様子ですが、犬に会った時はイケイケのバリスです。
典型的なミニピン気質ですから・・・・(汗
「吠える」とか「唸る」ってワケではないですが、アフアフしています。

これから色々お勉強ですねぇ、、、バリスさん。


あなたにあるもの。。。

2009年04月18日 | バリス(M・ピンシャー)
ミニチュアピンシャーのバリス。

うちのミニピンコンビ(ダル&キーマ)も含め、ミニピンとは何頭か付き合ってきましたが、その中でもバリスは典型的なミニピンの性質といえます。
ミニピンにしては吠えは少ない方ですが、堂々としていてプライドが高いバリスです。

今月の初旬に巣立って行ったクピィ(ミニピン)とは体高も同じくらいで見た目似ているのですが、性格は真逆です。

はじめはバッタバタだったバリスですが、実はいろんな事への理解力がすばらしく、今まで関わってきたミニピンの中では一番賢い子です。
ちゃんと接していけばペットというよりもパートナーになれる子ではないかな??と思われるのですが、このグ~タラ乳母ですからね。
気ままに過ごしてもらってます。

バリスには何か秘めたる能力があるように思えてならないのです。

優秀ですょ、、、おてんばですけど (*^_^*)

2009年04月16日 | バリス(M・ピンシャー)

バリスを引き受けるにあたり「数日はじっくり様子を見てあげたいなぁ」と思い、
迎えに行った日から、仕事を3連休しています

バリスさん。すでにトイレでチッコは完璧です。
ウンPはね・・・なんかおかしなトコにするんだけど、そのうち覚えるでしょう。
すでに、寝る時とお留守番以外はフリー生活をしています。

お留守番もこなしているし、夜もケージでおとなしく寝てくれるので安心です。
でも、行動は『ザ・ミニピン』
油断はできませぬ



バリス、一夜あけました

2009年04月15日 | バリス(M・ピンシャー)

ハイ! バリス です

ミニチュアピンシャー(ブラックタン)の♀です。
年齢は2~3歳くらい。
体重は昨日病院で測ったところ、3.65kg。
ガリガリの痩せすぎです。
アタシ好みの垂れ耳ミニピン。かわゆすぅ~

性質はまだ見抜けてはいませんが、動きは『ザ・ミニピン』激しいです
フードへの喰いつきというか執念が恐ろしいほど凄まじく、「マテ」どころじゃなかった・・・
激ヤセ状態ですから、今はよしとしましょう。
長きに渡ったセンター収容生活での疲れをとっておくれ。。。

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新メンバー『バリス』です!!

2009年04月14日 | バリス(M・ピンシャー)
今日、新メンバーをお迎えに行きました。
昨日センターから出したばかり、チェックの為動物病院に1泊していました。
  【ワクチン接種済み/フィラリア検査(-)/検便(異常なし)】

1ヶ月以上もセンターに収容されていました。
誰も引き取り手がなかったようで・・・

名前を『バリス』と名付けました。
バリスの意味ですがヒンディ語で雨。
今日は2週間ぶりの雨でしたから・・・(笑)
あと、、、とってもガリガリで貧相な姿なので、エレガントな響きの名前にしようと思いまして。
なんか・・・パリス・ヒルトンみたいじゃない?? セレブ目指します(この家じゃほど遠いけど)

パリスじゃないよ。バリスです

詳細は明日UPします。

クピィの巣立ち

2009年04月04日 | クピィ(M・ピンシャー)

今日、クピィは巣立っていきました。
お天気もポカポカで、桜も満開。スタートにはうれしい日和です。

ご家族様はクピィを迎えるにあたり、色々とご用意いただきました。
ありがとうございます。
昨年、ミニピンを17歳で看取った方で、静かな環境です。
とっても温かいご夫婦で、アタシもほんわかあったか~い気持ちになってしまいました。
新しいおうちはとっても素敵なお宅で、池もあるひろ~いお庭はすでにクピィ専用のドッグラン。
お庭の木に野生のリスも挨拶にやって来ました。
不意な事故を防ぐ為に、万全の配慮がされており、クピィは本当にこの上ない環境へトライアルです。
なのに、クピィったら早速カーペットに大量のオシッコをしちゃったよ・・・
そんな事態にもクピィを気遣い、温かい対応に感謝・感謝です。

超ビビリなクピィ。
最初は不安があるかもしれないけれど、これも本当の幸せへのステップ。
がんばれクピィ 

トライアルの成功を祈ります。

※画像は昨日シャンプーをしたクピィとキーマ。ヒーターがドライヤーがわりです。


※飼い主決定!!
クピィはめでたくトライアル先のご家族へ正式譲渡となりました。
(2009年4月12日)


春の嵐

2009年04月02日 | クピィ(M・ピンシャー)
私は夜、仕事をしておりまして。
昨日も、夕方仕事に出かけました。

自宅から職場までは自転車で15分くらいの距離なのですが、夜8時くらいでしたか。
仕事をしていたら、ピカッと外で青い光が。
「カメラのフラッシュかな」なんて思っていたら直後、ドッカ~~~~ンとものすごい音。
ガラスもガタガタッと揺れるほどの衝撃でした。

な・な・なんなんだ!!
まさか、、、テポドン来ちゃった???

いえいえ、カミナリが近くで落ちたようです。
普通、遠くでゴロゴロしてたカミナリがだんだん近くになってくるってパーターンなのに、
昨夜のカミナリは全く前ぶれがなかったと思います。
「多摩川か土手付近に落ちたみたいで、消防車と野次馬がすごいぞ」
と外を回っていた上司から電話が入りました。

そうなると、心配なのはクピィ。
ダル&キーマは普段のカミナリや花火大会の様子を知っているので心配はありませんが、
年末に来たクピィのカミナリに対する反応は未知でした。
普段は、ガタッとした音にもベタなコントのように驚くクピィ。

私が外出した40分後にあずかり父ちゃんが帰ってくることになってたけど、
19時くらいにまた外出するって言ってたっけ。
「クピィ、、大丈夫かなぁ、、
昨夜は月初めという事もあり仕事の処理も多く、想定外の残業。
仕事を終えたのは深夜をまわっておりました。帰り道もクピィの事が気になって仕方がない。

すでにあずかり父ちゃんも帰宅しており、おかげさまでクピィも元気な様子。
「良かったぁ・・・」

クピィの事だから、すごい音できっと怖かっただろうな。

あさっての土曜日にクピィは巣立っていきます。
嬉しいような。。。 寂しいような。。。
クピィさん、本当の幸せへの一歩です


一言、いや二言、、とにかくモノ申す!!

2009年04月01日 | その他 ワンコ話

【はじめに】
今日はアタシ個人の意見、ウップン晴らしなので、
軽くスル~しちゃって下さい・・・



アタシはノーリードの飼い主にかなりうるさい。
見つければ、平気で怒鳴り飛ばすし、そういうヤカラとはしっかりと線を引いている。
家の目の前が多摩川緑地という事もあり、バカみたいに犬を放すヤカラが多いのです。
区の行政センターに何度もかけ合い、区も多少なりではあるが行動をしてくれている。

先月3月13日、譲渡の会ブログ  ここをクリック
会スタッフ様の苦悩に私も心がシクシクした。

ではどうして犬を放してはいけないのか。
まず、訓練していようが人がいなかろうがなんだろうがドッグラン以外の公共の場所で犬を放すという行為は禁止されている。
アタシ自身がノーリードにうるさい事もあり、犬を放す飼い主に「どうして犬を放すのか」
その真意を聞いてみると大体がこれだ。

「お友達のワンちゃんがいるから」
「うちの子は大丈夫よ」
「うちの子が喜ぶから」


まぁ、他にもありますが法律上禁止されているにも関わらず、全て独りよがりの答え。
何の罪悪感もなく、言ってのけるのだからビックリする。
それは間違った愛情ではないだろうか。
いろんな事を言ってはいるが犬が一人で運動してくれれば飼い主がラクなのだ。
犬が嫌いな人間もたくさんいる。
モラルのない飼い主が犬嫌いを作っているのではないだろうか。
犬嫌いの人の意見は「犬に追い回された」「犬に咬まれた経験がある」など。
以前、TVで犬のノーリードに対する報道番組をやっていたが、犬が好きな人と嫌いな人が犬を見たときの心拍数を計ったら小さなオドオドしたチワワでも犬嫌いの人はかなりの恐怖を感じてる事が実験で証明されていた。
アタシ自身も犬好きではあるが、知らない犬に無防備に近寄る事はない。

そんな中、内輪の話だがこんな事があった。
アタシの妹も自分の犬を散歩中に放しているようなのだ。
これは怒りというよりも、裏切られたという悲しい気持ちになった。

妹はアタシがノーリードにかなりうるさい事も知っているし、ボランティアのお手伝いをしているのも知っている。
それなりに理解も示していた。なのに姉妹でもこんな有様だ。
これはアタシをおちょくっているのか、ふざけているのか悪意を感じた。
もちろん妹に昏々と問い詰め
「そんな飼い主じゃ犬が可哀想だからお留守番も無いしっかりした里親を探そうか」
と言ったら妹は大切なおもちゃを取り上げられた子供のようにグズグズやっていた。
妹は自分は放さないけど旦那さんが放すとか言っていた。
果たしてどうだか。。。
アタシだったらなんの根拠や保証もなく無責任に放す人間に犬の散歩を任せない。
自分の大切な犬であったら、そんな行為を許せるのだろうか。
今まで何の事故にも遭わなかった事を奇跡だと思えないだろうか。
もう一度、言わせてもらうが犬を放すという行為は法律上禁止されている。
時には本能で動く犬に絶対という文字はない。犬を擬人化し過信するのは危険な事だと思う。

人間の子供と違って犬は手が繋げない。だからリードで手を繋がれている。
犬が元気にはしゃぐ姿が見たいのならドッグランに行けばいい。
放すヤカラにかぎって「ドッグランだとうちの子、走らないのよ」と自分の犬が特別だとでも言いたいような言い訳をする。
探せば貸切ドッグランもあるし、そんだけ走らせたければ愛犬の為に牧場でも買ってひろ~いMyドッグランでも作ってあげればいい。
施設はちゃんとあるのだ。
飼い主が無料で手間を省くただの言い訳。

確かに犬が自由になれば犬は喜ぶだろう。
でもこの国では犬と人間が共存する為のルールがある。
以前、犬に関わる仕事をしている人間がうちの前で犬を何匹も放牧し「この国は遅れている。ヨーロッパでは・・・」とかウンチクを並べるヤツがいた。
「はぁ??ここは日本だよッ!!」
そういう方はどうぞ、イタリアでもフランスでも移住してください。
でなければ、そういう環境が作れるよう行政に正当なモーションをかけていけばいい。

犬の本意がどうであろうがルールは守らなければいけないし、犬が自由でなくて可哀想と思うなら犬を最初から飼うべきではない。
その中で、犬が快適である環境を探すべきなのだ。

犬がひとりで走り回って楽しいのだろうか。
「走ってこい」と言われ、走ると飼い主が喜んでいるから走るのではないだろうか。
本当は信頼している飼い主と一緒に走るのが楽しいのではないのだろうか。
今まで居候も含め、いろんな犬と関わってきたけれど、犬の本当の気持ちなんて犬の一生をかかっても理解する事はできない。
でも自由という言葉で無責任に犬を放し「うちの犬が喜んでいる」と手放しでアタシは喜ぶ事ができない。

今まで譲渡の会でも殺処分になる運命からせっかく助けた命を飼い主の不注意により事故死させられたという話は多数ある。
会スタッフ様はどうしてこの方を選んでしまったのか・・・と自分を責めてしまう。
譲渡までにはじっくりと時間・段階を経て、口うるさく注意し誓約書も交わす。
誓約書の中には「必ず首輪・迷子札をつける」「外では必ずリードで保持する」内容も含まれている。
その一匹に関わったボランティアはたくさんいる。
みんなその子の幸せを願って命を繋いでいる。
にも関わらず、飼い主の犬に対する過信と勝手な思い上がりで不幸な事件は後を絶たない。
先日もやはり某ボランティアさんから譲渡されたミニピン飼いのブログを見ていたら、堂々とノーリードの画像でガッカリした。
おまけにコメント欄に「ミニピンをノーリードで歩けるなんてスゴイ」と称賛する低レベルな飼い主の発言。
それともそのコメントは嫌味だったのかな。

散歩中、ちゃんとリードで繋がれ飼い主さんが犬に合わせて一生懸命走っている姿を見ると「この犬はしかりした飼い主さんと生活ができて幸せだな・・・」とうれしくなる。
先日は病院で「アジリティをやらせてみたいんですけど、この子は大丈夫ですか」と獣医に相談に来ている飼い主さんと遭遇した。
闇雲にジャンプさせたりガンガン走らせている飼い主さんが多い中、犬の体を気遣い検査をしている飼い主さんを見てレベルの高さを感じた。

本当の愛情とはこういうものではないのだろうか。
それとも、アタシの考え方が独りよがりなんだろうか。。。