参禅者の方々の多くが、半跏趺坐で坐禅なさってらっしゃる事と思います。
しかし一度は、結跏趺坐にチャレンジしてみた事がある、という方も少なくないと思います。
実際、慣れれば半跏趺坐より、結跏趺坐のほうが安定します。
身を調え、安定させる事は、坐禅をする上で最初の条件と言ってもいいと思います。
但し、痛いのに無理してやる必要はありません。
また、痛みはないが足がしびれて感覚がなくなるというのも、体に悪そうですね。
それから、結跏趺坐をする事で、目に見えて左右のどちらかに傾く方は、腰を悪くしないように充分な注意が必要かと思います。
とにかく無理はしない事です。
結跏趺坐をする上で、身体的特徴としては、一般論として足が細長くて、関節が柔らかい方に適していると言えるかも知れません。
それを踏まえて僕なりに具体的な説明をします。
まず、坐蒲にはお尻だけを乗せます。(背骨が坐蒲の中心に。というのは言うまでもない事)
太ももまで乗っていると、その部分から しびれてくる可能性があります。
太ももの付け根付近から先が少し中に浮いてるようにします。
坐蒲が低過ぎて、太ももがベッタリ床に付いていると、しびれる可能性があります。
次に、右足を左足の付け根まで思い切り引き付けて乗せます。
中途半端に左足の太ももあたりに乗せていると、そこから左足がしびれてくる可能性がありますし、それに、左足を右太ももに乗せる事が苦しくなります。
ですから、右足は思い切り左足の付け根まで引き付けて乗せます。
次に、左足を右足の太ももに乗せます。
この時、左足足首が真っ直ぐ伸びきっていて、やっと右足太ももにギリで乗っているようでは、そこでガッツリとロックがかかったような状態なので しびれる可能性が高いです。
左足足首は余裕をもって曲げていられると しびれる可能性が低いです。
そして背筋だけ真っ直ぐに伸ばして、あとは全身の力を抜きます。
ここが最も重要なポイントです。
少しでも身体のどこかに力みが、特に足に力みがあると しびれます。
しびれ始めると、途中で止めるのは困難です。
しびれ始めないように、力を抜きます。
慣れないうちは無意識に、足などに力みを生じます。力みが生じますと、しびれやすいです。
慣れるまでは、時々意識的に脱力してみましょう。
但し、力を抜くだけにします。
決して ため息などの呼吸音を立てたり、ゴソゴソ動くのはやめましょう。
音を立てるのは、周りの方々に迷惑です。
以上ですが、それでも夏場の暑い時や、体調がいまいち優れない時、厚手のズボンの時などには、しびれます。
足がしびれ過ぎて感覚がない時には、急に立ち上がるのは危険です。
充分注意しましょう。
◆からっぽ禅蔵◆
禅・坐禅・仏教等を学ぶ仏教系大学生にして、新米のお坊さんです。
◆只今試験的にお悩み相談受付中。
しかし一度は、結跏趺坐にチャレンジしてみた事がある、という方も少なくないと思います。
実際、慣れれば半跏趺坐より、結跏趺坐のほうが安定します。
身を調え、安定させる事は、坐禅をする上で最初の条件と言ってもいいと思います。
但し、痛いのに無理してやる必要はありません。
また、痛みはないが足がしびれて感覚がなくなるというのも、体に悪そうですね。
それから、結跏趺坐をする事で、目に見えて左右のどちらかに傾く方は、腰を悪くしないように充分な注意が必要かと思います。
とにかく無理はしない事です。
結跏趺坐をする上で、身体的特徴としては、一般論として足が細長くて、関節が柔らかい方に適していると言えるかも知れません。
それを踏まえて僕なりに具体的な説明をします。
まず、坐蒲にはお尻だけを乗せます。(背骨が坐蒲の中心に。というのは言うまでもない事)
太ももまで乗っていると、その部分から しびれてくる可能性があります。
太ももの付け根付近から先が少し中に浮いてるようにします。
坐蒲が低過ぎて、太ももがベッタリ床に付いていると、しびれる可能性があります。
次に、右足を左足の付け根まで思い切り引き付けて乗せます。
中途半端に左足の太ももあたりに乗せていると、そこから左足がしびれてくる可能性がありますし、それに、左足を右太ももに乗せる事が苦しくなります。
ですから、右足は思い切り左足の付け根まで引き付けて乗せます。
次に、左足を右足の太ももに乗せます。
この時、左足足首が真っ直ぐ伸びきっていて、やっと右足太ももにギリで乗っているようでは、そこでガッツリとロックがかかったような状態なので しびれる可能性が高いです。
左足足首は余裕をもって曲げていられると しびれる可能性が低いです。
そして背筋だけ真っ直ぐに伸ばして、あとは全身の力を抜きます。
ここが最も重要なポイントです。
少しでも身体のどこかに力みが、特に足に力みがあると しびれます。
しびれ始めると、途中で止めるのは困難です。
しびれ始めないように、力を抜きます。
慣れないうちは無意識に、足などに力みを生じます。力みが生じますと、しびれやすいです。
慣れるまでは、時々意識的に脱力してみましょう。
但し、力を抜くだけにします。
決して ため息などの呼吸音を立てたり、ゴソゴソ動くのはやめましょう。
音を立てるのは、周りの方々に迷惑です。
以上ですが、それでも夏場の暑い時や、体調がいまいち優れない時、厚手のズボンの時などには、しびれます。
足がしびれ過ぎて感覚がない時には、急に立ち上がるのは危険です。
充分注意しましょう。
◆からっぽ禅蔵◆
禅・坐禅・仏教等を学ぶ仏教系大学生にして、新米のお坊さんです。
◆只今試験的にお悩み相談受付中。