
毎年そうなのたが、今年も、水辺の事故は多発している。
海や川で溺れ死ぬ人は少なくない。
彼らのご冥福をお祈りします。
合掌
ただ、毎年のように今頃の季節になると当ブログに書いている事だが、
「自然をナメるな!水辺をナメるな!」
と言いたい。
普段から海や川に入って、その海や川を知り尽くしているわけでもないのに、突然、暑い季節にだけ、よく知りもしない海や川に入れば、危険を伴うのは当たり前の事だ。
自然をナメていてば、直ぐに死に直結する事だってある事を忘れないでほしい。
ところで、少し前、7月下旬頃に、個人的に気になるニュース情報を見た。
それは、
「福井県の海水浴場で、海水浴をしていた客が野生のイルカに噛まれ、ケガをする事故が相次いでいる」
という内容のものだった。
イルカが人を傷つけた、という話しは、僕は、あまり聞いた事がない。だから少し驚いた。
イルカに噛まれてケガをなさった方々には、お見舞い申し上げたい。
合掌
しかし、野生動物なのだから、時には人を噛んだりするのは自然な事。
いや、ペットの犬や猫だって、飼い主を噛む事だってあるのはよく聞く話しだ。
その意味では、人を噛んだイルカが特別に悪いわけではないと思う。
僕は、サーフィン中に頻繁にスナメリという種の野生のイルカに遭遇するが、彼らに噛まれた事などは全く無い。しかし、これからも絶対に噛まれないとは言い切れないだろう。
さて、福井県で人を噛んだイルカは、おそらくハンドウイルカだと思う。
ハンドウイルカは、水族館でもよく見る「イルカと言えばコレ!」という1番なじみ深い種だ。
この種のイルカたちの身体には、白いスジのような傷が無数についていたりする事が多い。
僕は、数年前に、某水族館のイルカ飼育員の方から聞いたのだが、あの白いスジのような傷は、イルカ同士が噛んだ跡なのだそうだ。
ただ、イルカの身体表面の皮ふは分厚いので、白いスジのような傷は出血するほどの深い傷ではなく、直ぐに消えるごく浅い傷に過ぎない。
では、なぜイルカ同士が噛むのか?
その理由は、イルカ同士のケンカである事もあるだろうが、多くの場合、遊びでふざけあっている程度の事。
そして実は、イルカの皮ふには垢がたまりやすくて、我々人間がイルカにタッチしてイルカの身体を少し擦るだけでも、イルカの身体からボロボロと垢が出て来るのだ。
つまりイルカは、自らの身体についた垢を落とすために、お互いに噛んだり、場合によっては海底の岩などに身体を擦りつけたりする事もあるらしい。
そんな習性のあるイルカたちは、人間に対しても同じように噛む事はある。
但し、人間の皮ふは薄いし、噛まれた人間は驚いて噛まれた手などを咄嗟に引っ込めようとするから、イルカの歯でザックリと切れて出血するに至る場合があるのだろう。
上にも書いた通り、数年前の某水族館で、僕もハンドウイルカに触れたが、飼育員が言う通り、イルカの皮ふの垢は多かった。
それに、イルカに触れる前には、飼育員から次のように言われた。
「イルカは人にも噛みつく事はありますので、そのつもりで」と。
なるほど、「ウチの子は人に噛みついたりしませんから」と飼い主が言っていても、人に噛みつく事があるペットの犬などの場合よりも、初めから、「イルカは人にも噛みつく事はありますので」と言われたほうが、僕は、逆に好感が持てる。
いずれにせよ、福井県の野生のイルカだけが、特に攻撃的なイルカなのではないだろう、と言いたい。
但し、噛まれたくないのなら、その動物に近づかないようにするしかないと思う。
【写真︰先日サーフィンをした某海。】
◆新・からっぽ禅蔵◆
海や川で溺れ死ぬ人は少なくない。
彼らのご冥福をお祈りします。
合掌
ただ、毎年のように今頃の季節になると当ブログに書いている事だが、
「自然をナメるな!水辺をナメるな!」
と言いたい。
普段から海や川に入って、その海や川を知り尽くしているわけでもないのに、突然、暑い季節にだけ、よく知りもしない海や川に入れば、危険を伴うのは当たり前の事だ。
自然をナメていてば、直ぐに死に直結する事だってある事を忘れないでほしい。
ところで、少し前、7月下旬頃に、個人的に気になるニュース情報を見た。
それは、
「福井県の海水浴場で、海水浴をしていた客が野生のイルカに噛まれ、ケガをする事故が相次いでいる」
という内容のものだった。
イルカが人を傷つけた、という話しは、僕は、あまり聞いた事がない。だから少し驚いた。
イルカに噛まれてケガをなさった方々には、お見舞い申し上げたい。
合掌
しかし、野生動物なのだから、時には人を噛んだりするのは自然な事。
いや、ペットの犬や猫だって、飼い主を噛む事だってあるのはよく聞く話しだ。
その意味では、人を噛んだイルカが特別に悪いわけではないと思う。
僕は、サーフィン中に頻繁にスナメリという種の野生のイルカに遭遇するが、彼らに噛まれた事などは全く無い。しかし、これからも絶対に噛まれないとは言い切れないだろう。
さて、福井県で人を噛んだイルカは、おそらくハンドウイルカだと思う。
ハンドウイルカは、水族館でもよく見る「イルカと言えばコレ!」という1番なじみ深い種だ。
この種のイルカたちの身体には、白いスジのような傷が無数についていたりする事が多い。
僕は、数年前に、某水族館のイルカ飼育員の方から聞いたのだが、あの白いスジのような傷は、イルカ同士が噛んだ跡なのだそうだ。
ただ、イルカの身体表面の皮ふは分厚いので、白いスジのような傷は出血するほどの深い傷ではなく、直ぐに消えるごく浅い傷に過ぎない。
では、なぜイルカ同士が噛むのか?
その理由は、イルカ同士のケンカである事もあるだろうが、多くの場合、遊びでふざけあっている程度の事。
そして実は、イルカの皮ふには垢がたまりやすくて、我々人間がイルカにタッチしてイルカの身体を少し擦るだけでも、イルカの身体からボロボロと垢が出て来るのだ。
つまりイルカは、自らの身体についた垢を落とすために、お互いに噛んだり、場合によっては海底の岩などに身体を擦りつけたりする事もあるらしい。
そんな習性のあるイルカたちは、人間に対しても同じように噛む事はある。
但し、人間の皮ふは薄いし、噛まれた人間は驚いて噛まれた手などを咄嗟に引っ込めようとするから、イルカの歯でザックリと切れて出血するに至る場合があるのだろう。
上にも書いた通り、数年前の某水族館で、僕もハンドウイルカに触れたが、飼育員が言う通り、イルカの皮ふの垢は多かった。
それに、イルカに触れる前には、飼育員から次のように言われた。
「イルカは人にも噛みつく事はありますので、そのつもりで」と。
なるほど、「ウチの子は人に噛みついたりしませんから」と飼い主が言っていても、人に噛みつく事があるペットの犬などの場合よりも、初めから、「イルカは人にも噛みつく事はありますので」と言われたほうが、僕は、逆に好感が持てる。
いずれにせよ、福井県の野生のイルカだけが、特に攻撃的なイルカなのではないだろう、と言いたい。
但し、噛まれたくないのなら、その動物に近づかないようにするしかないと思う。
【写真︰先日サーフィンをした某海。】
◆新・からっぽ禅蔵◆