新・からっぽ禅蔵

上座部仏教僧としてタイで修行の後、日本の禅僧となった、水辺を愛するサーファー僧侶のブログ。

あのお坊さんはイヤだ?

2017-06-13 08:30:10 | 日記
僕の知る僧侶の中に、A僧侶(仮名)がいる。

A僧侶は、僧侶としては僕より先輩であるが、どうも協調性に欠けていて、日頃から態度がよろしくないように見受けられる人物だ。

そのA僧侶が、少し前に、B家様(仮名)のご葬儀をお勤めした。

そのご葬儀に於いて、お身内を亡くして悲しんでおられるB家様のご親族の方々に対しても、A僧侶は態度が悪かったようだ。

某葬儀社様から、僕がお手伝いさせて頂いている寺院に、次のようなご依頼があった。

「B家様の四十九日のご法要をお願いします。但し、ご葬儀の時のA先生以外の先生にお願いします」と。
(葬儀社様は、基本的に、我々僧侶に対して敬意を持って “先生” と呼んで下さっている。)

要するに、「四十九日法要はちゃんとやりたい。だからお坊さんをお願いします。でも、葬儀の時の、あの態度の悪い “A僧侶以外” のお坊さんにお願いします!」という、B家様の強いご希望だった。

僕がお手伝いさせて頂いている寺院のご住職は、このご依頼を知って とても残念そうなお顔をなさって、次のようにおっしゃった。
「A僧侶には困ったものだ。 ご依頼のB家様の四十九日法要は、禅蔵くん、君に行ってもらいたい」と。

僕「はい、承知しました。」

ご住職「どこへ行かせても、ウチで一番評判が良いのが禅蔵くんだからね。ここはいつも通り宜しく頼むよ」とおっしゃって頂いた。
有り難い事である。

しかし、A僧侶は、いったい何を修行して来られたのだろう。
いや、僧侶としての修行以前に、人として、いったい何を学んで来たのだろう。

まあ、僧侶も人間。
僕より先輩僧侶の中にも、変わった人はいる、という事か。

なお、写真は、前回僕が乗ったシーカヤック。
もしもA僧侶がこんな写真を見たら、怒りだすのかな(笑)



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4 コメント

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Unknown (蓮の花)
2017-06-13 21:27:56
以前、日本に住んでた時、離婚した前夫の親戚の葬式でのお坊さんを思い出しました。
その方も『態度がよろしくない』方で今でも鮮明に覚えています。

態度がデカい
挨拶をしない
よこがら
人を見下すような身振り
声が濁っている
体が油こい
目つきが嫌な感じ

上記の条件を完璧に持ってましたね。
筆者様には多分ないと思いますけどね。
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蓮の花さま (禅蔵)
2017-06-13 23:12:02
ほんとうに、葬儀と言えば、やり直しが出来ない大切な儀式であるのに、態度の悪い僧侶に来られた日には、もう最悪ですよね。

いや、僕自身も、これからも気を引き締めて、真摯にお勤めさせて頂きたいと思っています。

禅蔵 合掌
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Unknown (Unknown)
2017-06-14 14:19:45
自分は良い僧侶、先輩は悪い僧侶。
あんまりこういう書き方は良くないかと思います、すみません。
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名無しさま (禅蔵)
2017-06-14 16:52:35
コメントありがとうございました。
しかし、名無しさんのご指摘は、本記事には全く当たりませんよ(^^)

その理由として、特に、以下の3点を挙げておきますね。

①僕は、他の多くのブロガーさんたちと同様に、ブログ上に、僕自身が体験した日常の出来事を書いているだけです。

②今回の記事中に紹介したA僧侶は、僕が個人的に「悪い僧侶」と決めつけているわけではありません。
周囲から見て協調性に欠けているばかりではなく、お布施を施して下さったB家様のご葬儀を担当しておきながら、B家様に失礼があったようなので、それは良くない!という指摘です。
これも、僕だけがそのように決めつけているわけではなく、記事中のご住職もおっしゃっている事です。

③そもそも僕は、「僕は誰よりも良い僧侶」とか「全ての先輩僧侶は悪い僧侶」とか思った事もないし書いた事もない、という事を付け加えておきますね。

これを踏まえて、再度、本記事をお読み頂ければ、あなたの、僕に対する誤解は解けると思いますよ。

禅蔵 合掌
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