マンションの購買層

住宅金融支援機構「フラット３５」によると、マンションを購入した人のうち単身者の構成比が２５．５％に増加したそうです。前年度は１７．６％でしたので大幅な増加と言えます。そのうち３０歳未満の男性は３０．２％に達しています。
背景には賃貸住宅の家賃との比較してマンション価格低下、住宅ローンの低金利下が要因であることは想像に難しくありません。
若い世代の方が購入した結果、買換えや将来の投資用不動産として考える場合も多いのではないかと思います。
このようなことから近い将来に築年数の新しい中古マンションが不動産の流通市場を賑わすのではないかと予想しています。

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本当の援助のあり方

我が国のＯＤＡ（政府開発援助）は世界屈指ですが、民間のＮＰＯ団体も４００近くあり、３０００人以上の人が途上国１００カ国以上で活動を続けているそうです。
米国がアフガニスタンの増兵を発表していますが、２０年以上も内乱が続くアフガニスタンは日本のＮＰＯ団体が何十年かにわたり活動している代表的な国のひとつでその経済的支援と人道的支援は一定の歴史と実績があるようです。

沢木耕太郎著作の短編ルポタージュで、中田正一という人の話を読んだことがあります。すでに故人ですが、アフリカ諸国、バングラディッシュ、アフガン等で井戸を掘る技術を伝えたそうです。ミスターＮＰＯと呼ばれていました。
日本政府はＯＤＡでは高価で最新の機械を援助しますが、地元の人では扱えなかったり、故障しても直す技術がなかったり、あるいは直すお金がなかったりと何年か経つと廃棄物になって朽ちていくそうです。
中田さんは地元の人が、地元で調達できる範囲のモノで井戸を掘る技術を開発し、指導しました。モノやカネに頼らない「人」による援助を地道に続け、地元の人たちが自分たちの力で、命の恵みと言える水を得ることに成功したそうです。高価な機械で得た水はその日の糧となり得ますが、地元の人たちが苦労して習得した技術で得た水は地域に根付き、技術は受け継がれていくのだと言うようなことをおっしゃっていました。

他人に対しての本当の援助や救済とは何か、ひいては本当の優しさや愛情とは何かという事について考えさせられます。

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