タイトルの記事が新聞に掲載されました。
宮城県歯科医師会では昨年、春に「歯・口から気づく子どもへの虐待」という歯科健診パネルを作成しました。
ショッキングな内容でしたが、思い当たるところもあり、昨年の歯科健診前に院内セミナーで取り上げたことがありました。
それをさらに一歩進めての調査の結果が出たようです。
やはり、虐待を受けた子どもの多くが歯や口のトラブルを抱えていることが判明。
「各年代で県平均より虫歯の本数が多く、養育放棄や暴行などの影響が大きいとみられる。」との結論。
育児放棄、いわゆるネグレクトも間違いなくひとつの虐待。
それに気づく機会のあるわれわれの責任も重大です。
以下、河北新報の記事より転載
-----------------------------------------------------------
虫歯多い子、虐待疑って 早期発見へ医師に対策冊子
虐待を受けた子どもの多くが歯や口のトラブルを抱えていることが、宮城県歯科医師会の調査で分かった。各年代で県平均より虫歯の本数が多く、養育放棄や暴行などの影響が大きいとみられる。これを受け、同会は学校健診などでの対応策をまとめた冊子を製作。会員らに配布し、虐待の早期発見を呼び掛ける。
調査は仙台歯科医師会と実施。昨年3月から同10月にかけ県内2カ所の児童相談所を訪問し、虐待などを受けて一時保護中の56人(3―17歳)の虫歯の有無などを年代別で調べた。
その結果、12―14歳の平均虫歯本数は5.7本と県内平均(2.8本)の2倍に上った。いずれの年代も平均を上回り、6―8歳は1.1倍、9―11歳は1.4倍、15―17歳は1.5倍だった。
永久歯の初期虫歯の保有率も高く、県内平均の1.2倍―3倍。歯肉炎の保有率も同様の傾向がうかがえ、平均の1.4倍―2.9倍だった。
県歯科医師会の山形光孝常務理事は「口の中の状態が悪い子がすべて虐待を受けているわけではない」としながらも、「密接にかかわっているのも事実。歯科医が、健診や診療で虐待との関連を意識することが必要だ」と指摘する。
調査結果を基に同会は会員向け冊子「歯・口から気づく子どもへの虐待」(A4判、14ページ)を2000部製作。6月1日に発送する。虫歯の多発や重度の歯肉炎、歯の亀裂、舌や口唇の外傷といった所見を例に挙げ、虐待が疑われる場合は学校や市町村に報告するよう求めている。
冊子は歯科医のほか、県内の全公立幼稚園と小中学校、各市町村にも送る予定。山形常務理事は「歯科医と行政、学校現場が連携して虐待防止に努めていきたい」と話している。
宮城県歯科医師会では昨年、春に「歯・口から気づく子どもへの虐待」という歯科健診パネルを作成しました。
ショッキングな内容でしたが、思い当たるところもあり、昨年の歯科健診前に院内セミナーで取り上げたことがありました。
それをさらに一歩進めての調査の結果が出たようです。
やはり、虐待を受けた子どもの多くが歯や口のトラブルを抱えていることが判明。
「各年代で県平均より虫歯の本数が多く、養育放棄や暴行などの影響が大きいとみられる。」との結論。
育児放棄、いわゆるネグレクトも間違いなくひとつの虐待。
それに気づく機会のあるわれわれの責任も重大です。
以下、河北新報の記事より転載
-----------------------------------------------------------
虫歯多い子、虐待疑って 早期発見へ医師に対策冊子
虐待を受けた子どもの多くが歯や口のトラブルを抱えていることが、宮城県歯科医師会の調査で分かった。各年代で県平均より虫歯の本数が多く、養育放棄や暴行などの影響が大きいとみられる。これを受け、同会は学校健診などでの対応策をまとめた冊子を製作。会員らに配布し、虐待の早期発見を呼び掛ける。
調査は仙台歯科医師会と実施。昨年3月から同10月にかけ県内2カ所の児童相談所を訪問し、虐待などを受けて一時保護中の56人(3―17歳)の虫歯の有無などを年代別で調べた。
その結果、12―14歳の平均虫歯本数は5.7本と県内平均(2.8本)の2倍に上った。いずれの年代も平均を上回り、6―8歳は1.1倍、9―11歳は1.4倍、15―17歳は1.5倍だった。
永久歯の初期虫歯の保有率も高く、県内平均の1.2倍―3倍。歯肉炎の保有率も同様の傾向がうかがえ、平均の1.4倍―2.9倍だった。
県歯科医師会の山形光孝常務理事は「口の中の状態が悪い子がすべて虐待を受けているわけではない」としながらも、「密接にかかわっているのも事実。歯科医が、健診や診療で虐待との関連を意識することが必要だ」と指摘する。
調査結果を基に同会は会員向け冊子「歯・口から気づく子どもへの虐待」(A4判、14ページ)を2000部製作。6月1日に発送する。虫歯の多発や重度の歯肉炎、歯の亀裂、舌や口唇の外傷といった所見を例に挙げ、虐待が疑われる場合は学校や市町村に報告するよう求めている。
冊子は歯科医のほか、県内の全公立幼稚園と小中学校、各市町村にも送る予定。山形常務理事は「歯科医と行政、学校現場が連携して虐待防止に努めていきたい」と話している。
神奈川県でも 最近歯科医師会で「虐待(ネグレクト)と虫歯」を取り上げて~医院長が講演での話をしていました。
ネグレクトだから 虫歯が多いケースもあると思いますが、ネグレクトでなくても~生活習慣や食生活でカリエスが多発している子は まだまだ見ます。六才臼歯を小学校低学年で抜髄なんて事も…泣きながら来院して治療←これも 虐待の一種の様な気がします。
ッと 感じつつ…忙しさにかまけて~チビ(二才)のブラッシングを怠っている日々……
我が生活習慣や食生活を見直す刺激を受けました
怖くしているのはごくごく一部の保護者の方??
子どもは自分では食生活はコントロールできないですからね。
泣く子をなだめて(あるいは押さえて・・・)治療している自分が、虐待しているような錯覚にとらわれる時があります。
歯医者って、もっと楽しい場所であるはずなのに。。。
そういえば、うちのこの歯ってどうなっているんだろう・・・
(^_^;)