象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

こんなモン買ってしもた〜Bluetooth無線キーボード編

2023年07月22日 11時50分59秒 | お題

 今はPCがなくても、スマホやタブレットがあれば殆ど不自由しない。が、キーボードがないと途端に不自由する。
 正直、ここまで・・とは思わなかった。
 10年以上使い続けてきたUSB無線キーボード(ELECOM製)が壊れた。寿命と言えばそれまでだが、それでもよくここまで頑張ってくれたと思う。

 大体において、キーボードとマウスがセットになった安価な製品はどちらかが先に壊れる傾向にある。事実、この製品も真っ先にマウスの反応がおかしくなった。が、キーボードは常に健在であった。数年前、フルサイズで横幅が長いせいか(それとも経年劣化か)キーボードの中央部が1センチほど凹んでしまった。今思うと、その時が買い換え時だったように思う。
 本来なら、PCからスマホで文章を書くのがメインになった時点で、USB無線からBluetooth無線に買い換えるべきだったが、ズルズルと今日まで時間が過ぎてしまった。フルサイズのキーボードは、それだけ使い勝手が良かったとも言える。
 それに、”すぐに無線が切れる”とか”再接続に時間が掛かる”とか、Bluetooth無線キーボードの評判はあまりよろしくない。


今時の無線キーボード

 しかし、Bluetooth無線の唯一の利点は、スマホやタブレットのUSBコネクタを防がない為に、充電しながら使える事にある。
 私のスマホ(P20Lite)は最新の急速充電でなくとも、バッテリーを自分で換装したお陰で2時間ほどで充電が完了する。つまり、よほど急がない限り、打つ事で困る事はない。しかし、キーボード自体が壊れたとなると話は別で、(物理的にだが)キーを全く打てないのである。

 覚悟はしてたが、結構深刻でもあった。1日でもキーが打てないと精神的に不安になる。早速、近くの大手家電店で無線キーボードを探すも、故障したのと似てるのが2千円近くもする。今時のメンブレン式でUSB無線という化石にも近いキーボードにである。
 そこで、Bluetooth無線を探すも、ネットで3千円弱で売られてる奴が4千円以上もする。この時点で、家電店もネットでの購入も私の選択肢からは外れた。

 ヤフオクでは無線キーボードなら(年式にもよるが)タブレット用のコンパクトキーボードだと(未使用クラスでも)タダ売りに近い。勿論、送料が加算されるが、1円(+210円)と言うケースも少なくない。 
 理由は単純で、ただ単に打ちにくいのだ。
 特に、コンパクトタイプは横幅が20センチ前後のものが多く、打ちにくいどころか打てないに近い。私もタブレットキーボードをずっと昔に購入した事があるが、殆ど使えなかった。
 つまり、いくら日本人の小さい手でも、キーピッチ(キーとキーの間隔)は昔ながらの標準タイプの19ミリは必要不可欠である。一方、キーストローク(キーの深さ)では古いメンブレン式の方がパンタグラフよりも深くて打ちやすいとの声もある。
 故に、キーボードに関しては性能や機能よりも打ちやすさが全てなのだろう。故に、コンパクトよりもフルサイズの方が人気があり、高価になる。

 そこで高価なフルサイズは選択肢から消え、キーピッチ19ミリを最低条件として検索する。とにかく早く使いたいから、(送料込みで)千円以下だったら何でも良かった。 
 色々と急いで調べた結果、バッファロー製のBSKBB318BKというスリムキーボード(写真)が目に入る。送料は210円と安く、600円で出品されていた。ゆっくりと調べたらもっと安いのもあったろうが、”事は急げ”である。
 (中古ゆえか)競合もなく落とせたが、写真で見る限り、2019年製とはいえ状態はかなり良さそうだ。ただ、落とした後で気づいた事だが、この無線キーボードは評判がとても宜しくない。
 前にも述べた様に、”すぐに切れるし、再接続に時間が掛かる”らしい。それに他のスリムキーボードに比べ、”キー配列の一部に致命的な癖がある”という。

 少し落ち込んだが、全く使えない場合はフルサイズのキーボードを新品で買おうと決めた。値は少し張るが、背に腹は替えられない。
 落として翌々日に届く。
 スリムサイズのキーボードは初めてだったので、そのコンパクトさに驚いた。
 キーピッチは19ミリなのに随分と小さく感じる。まるでフルサイズの半分だが、トータルの面積ではコンパクトサイズよりも小さいのではなかろうか。
 が、これには大きな理由がある。というのはキーの数が少なく、肝心のキーが小さいのだ。これじゃ、頻繁に使うDelやEnterキーを押し間違いやすい。サイトをスクロールする矢印キーも小さすぎて、ストレスが貯まる。

 ただ肝心のキーの配列の致命的な癖については、ファンクションキーとWキーを同時に押す事でAndroid仕様となり、最悪は免れた。
 更に、無線が切れやすい欠点については、幸運にも杞憂に終わる。ベアリングには少し手間取ったが、常にオン状態でも殆ど電気を消費しないし、スリープからの復帰も早い。
 マニュアルには(復帰には)”数分掛かる事がある”と書かれてたので、(製品のレヴューにある様に)一番心配してた事だった。
 ともかくも、DelキーやEnterキーの位置だけは何とかして欲しかった。しかし、後発(2022年製)のBSKBB315でも解消されてないし、他のメーカーのスリムキーボードも同じ配列なので、この製品だけの問題でもなさそうである。
 スリムキーボードを新品で買えば3千円を超えるし、(中古とは言え)820円で買えた事を良しとしよう。


追記

 更に気づいた事だが、USB無線とは異なり、Bluetoothは省電力に優れてるせいか、打っていてとても軽い。USBだと暫く打ち続けてるとすぐに重たくなる。電池の寿命なのか?メモアプリの不具合か?わからないが、打つ度にストレスが溜まっていた。
 実際、バッテリーモニターで確認すると、8時間以上使っても消費電力は0.01%のままで、卓上型のBluetoothスピーカーの消費電力が大きかっただけに、少し驚きではある。

 それに、パンタグラフ式だからメンブレン式とは異なり打音が小さい。更に、スリムキーボードやコンパクトキーボードにありがちなカシャカシャ音が一切ない。
 スタンド式が多い中、この製品は文鎮みたいな横長い台座が裏面についててスタンド代わりになる。お陰でしっかりとした作りとなり、グレないしチープ感もない。
 レビューでは”クズ同然”という声も目立つが、意外にも使える今時のBluetooth無線キーボードである。

 因みに苦肉の策として、DelとEnterキーに白いテープを貼っている(悲)。それに、カンマ(,)とピリオド(.)とスラッシュ(/)キーだが、全角で打つとそれぞれ読点(、)句点(。)中点(・)となり、それらを記したシールも貼っている。
 ま、どれだけタイプミスが防げるかは不透明だが、レビューの低い格安な無線キーボードを使おうと思ってる人の参考になれば幸いである。



4 コメント

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Unknown (1948219suisen)
2023-07-22 14:37:41
転象さんは、未だにキーボード一択なのですね。

私もガラケーの頃は、メール打つのもブログ書くのも絶対にパソコンというかキーボードでした。が、スマホになってからは、スマホで書くことに馴れて、最近はパソコンが宝の持ち腐れになっています。ということは、キーボードで書くことがなくなったということです。そのくらいスマホで書くことに馴れてしまったということです。

これって、良いことでしょうか?

それとも良くないことなのでしょうか?

キーボードで打たなくてもよくなったことは年寄のネット大量参入に貢献したかもしれませんね。

これは良いことでしょうか?

それとも良くないことでしょうか?

以前のようにキーボードを打てないと参入できなかった頃は一応英文タイプの経験者とかでないと参加しにくかったと思うのですが、裾野を広げたことは確かですね。

これは一長一短ですね。

足腰が弱った年寄にはネットに繋がることは非常な恩恵があると思いますが、若い人達には年寄りの大量参入はありがた迷惑でしょうから。

と、転象さんの記事の趣旨とは全く違うコメントをつけてしまう年寄りの私。
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ビコさん (象が転んだ)
2023-07-23 01:04:44
いえいえ
私も若い頃は、典型のキーボードアレルギーでして
今では考えられない事ですが、そういう意味では歳を取るって悪い事ばかりでもないと思いますよ。
全ては、いい意味に捉える事で見える世界もあるし、悪い意味に捉える事で見なくていい世界もある。

そういう私もいい歳して、初めてBluetooth無線キーボードを使ってるんですが、軽くてコンパクトで時代の移り変わりを実感します。
男の場合、指が太く不器用ですから、スマホでのフリック入力というのが大の不得手です。故に、これからもキーボードは私には必須のツールですね。

いつもコメントいただいて有り難うです。
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キーの配列 (paulkuroneko)
2023-07-23 09:27:38
BackSpaceとDelキーが逆だといいんですが
これも長年続く標準の仕様だから、どうにもならないんですかね。
それに右側のSHIFTキーは必要ない訳で
その分エンタキーを”くの字”の形にして、方向キーを上にずらせば、打ちやすくなると思うんですが。
コンパクト型もスリム型もテンキー付きのスマートなキーボードも皆同じ様な配列です。
何でかなーって感じですね。

メンブレンですが
メインがデスクトップからノートPCに代わり、キーの浅いパンタグラフの方が打ちやすく感じるようになりました。
テンキーなしのスリムタイプは19ミリのキーストロークにキーを無理に詰め込むから、どうしても右側に無理が偏るんでしょうか。
結局は昔ながらのフルサイズが嵩張るけど、一番ストレスが溜まらないとなるんでしょうね。
自分に合ったのが見つかりそうで見つからないのもキーボードなんでしょうか。 
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paulさん (象が転んだ)
2023-07-23 11:24:10
そーうなんですよ
全くその通り
DeiとBackspaceを逆にするだけで全然違いますよね。
今のノートPCはパンタグラフかメカニカル(接触式)ですが、私の頃はメンブレンだった。だからずっとメンブレンに拘ってたんですよね。

でも今回、Bluetooth無線を使って初めて、キーボードの進化を思う存分堪能してます。
打音が全くしないので、打つのが早くなったような錯覚に囚われます。
後はキーの位置を自在にカスタマイズできるようなオプションがあれば、自分に特化した世界で1つだけのキーボードが作れるんですが・・・
コメントいつも勉強になります。有り難うです。
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