象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

断捨離と戦争とG20と〜やっぱり戦争と災難と夫婦喧嘩はなくならない?〜

2020年01月29日 06時12分01秒 | ブログ系

 私は昔の人間ながら、よくモノを捨てるし、よく物を失くす。それも貴重なものを平気で捨てるし、平気で失くす。それでも不思議と後悔した事がない。それかと言ってスッキリした気分になる訳でもない。
 モノに執着がないと言えばそれまでだが、私という人種には最初からモノは必要ないのかもしれない。いや、モノにとって私は必要ないのかもしれない。

 いま、時分の部屋にあるモノを眺めてる、私を含めて9割は要らないものだ(笑)。そう考えると、はたしてヒトにモノは必要なのだろうか?って事に行き着く。逆を言えば、モノにヒトは必要なのかって事になる。
 もっと拡張すれば、自然界に存在するものだけで人は生きる事は出来ないのか?
 もし戦争がヒトが故意に作るモノだとしたら?我々サピエンスはモノによって絶滅するのか?


 ”断捨離は本当に必要か”というブロ友の記事を読んだ。
 断捨離とは、”不要な物を断ち捨てる事で物への執着から離れ、自ら作り出した重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れる事が可能である。単なる片付けとは一線を画す”とされる。

 とても恥ずかしい話だが、初めて聞く単語だ。それでいて、非常に興味深く響いた。
 しかし、これは”供給過多”と言われるデフレ現象に似てやしないか?
 ”何故アメリカは戦争をしたがるのか”(要クリック)でも書いた様に、最近の戦争の形態は”豊作貧乏”から脱却する為に行われる”リフレ型”戦争が多いとされる。
 供給過多を減らす為の”リフレ型”戦争とよく似てる。つまり、作り過ぎたモノと繁殖しすぎたヒトを壊す為の戦争。ヒトもモノも増えすぎると、戦争の大義名分になりうるのだ。

 昔はモノがなかったから、戦争の形態の殆どが凶作貧乏から脱却する為に行われた”ディスインフレ型”戦争だった。つまり、ヒトもモノもなくなってしまえば、再び戦争が起きる。
 勿論、断捨離の延長上に戦争がある筈もないが、結果的には同じ所に終着するであろうか。

 我ら貧乏な大衆は、持ってるモノを減らすという行為にはやはり慣れてはいない。モノがなかった時代に育った私達は、物を大切にする様にしつこく言われて育った。
 作り過ぎたモノや生み過ぎたヒトが原因で戦争が起きる今の時代。物も人も不要なものは切り捨てる事で、シンプルで質素な生活体系に戻るのか。はたしてそんな単純な事だろうか?

 話は古くなるが、昨年6月末に行われた大阪G20サミットは、何だか中途半端な形で閉幕した。”失敗だ”とする海外メディアも多く、”会議は踊る、されど進まずと酷評された1814年のウィーン会議のようだ”と揶揄する声もあった。
 確かに、各国首脳は皆が皆、最初から不貞腐れた様な雰囲気だった。たこ焼きや伝統芸能を見せつけられた時は、吐き気がしただろうね。”やるだけ無駄”と当事者を含め誰もが痛感しただろう、”腐れ”サミットに映った。

 結局、G20の主要な議題も増えすぎた”人”と”物”と”自由”が起因する問題の様に思えてならない。いやそのものズバリかもしれない。
 しかし、G20大阪は”陳腐なナショナリズム”に起因する思想や考えを断捨離するキッカケと考えれば、悪くはない”老いぼれ族の寄り合い”でもあったか。

 先進国とか資本主義とかグローバリズムとかナショナリズムとか、こういう”腐ったモノ”こそが一番の不要な生ゴミでもあろうか。不法難民以上に新型ウィルス以上に厄介なモノでもあろうか。
 分解して隔離して、消滅&死滅するものでもないし、燃やす事もできない。勿論、処分して廃棄&整理する事も出来ない。

 やはり戦争と夫婦喧嘩と災難は起きるべくして起きるのか?

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やっぱりメジャーは消滅する?その3〜サインを盗んで誰が得をしたのか?そもそもサイン盗みは犯罪か?〜

2020年01月28日 05時20分02秒 | スポーツドキュメント
サイン盗み問題でメジャーが大揺れだ。

 震源地となったアストロズのルーノウGMとヒンチ監督が解任され、2017年に同球団でベンチコーチを務めていたレッドソックス(BOS)のコーラ監督と選手として関わったメッツのベルトラン監督も職を追われた。
 僅か4日間でGM1人と現役監督3人のクビが飛ぶ、MLB史上”ブラックソックス•スキャンダル”(1919)以来の異常事態だ。
 現地では”サイン盗み行為は複数球団が日常的に行っている可能性がある”と指摘する声もある。
 米スポーツ専門CH「ESPN」が行った調査では、MLBファンの58%が”選手も処分をされるべき”と回答するなど、騒動はますます拡大しそうな気配だ。

 今回のアストロズの手口は、ビデオで相手捕手のサインを盗み、それをベンチからゴミ箱を叩く事で味方打者に伝えていたというもの。17年にはレッドソックスが電子機器を使用し相手捕手のサインを読み取ったとし、MLBから罰金処分を受けた。
 当時のマンフレッド•コミッショナーが改めて、試合中に”電子機器を使用してのサイン盗みと伝達行為を禁止する”との通達を出したにも関わらず、アストロズにはそれ以降も不正行為を続けていた。
 これは、MLB全体にも常態化していた可能性があり、”アストロズだけではないだろう”とのメディアやファンの疑念は当然だ。
 ”今やデータ全盛時代だ。MLB各球団がハイテク機器を活用するのも当然の行為ではある。それを悪用しても不思議はない”と、スポーツライターの友成氏は語る。


かつて日本でも行われてたスパイ行為とは

 日本でも過去、複数のプロ野球OBが”サイン盗み””スパイ行為”を認め、証言している。 
 かつて1980年代前後までは、バックスクリーン横に陣取った球団関係者が双眼鏡で捕手のサインを解読し手を上げる等の手口で打者に球種を伝える行為が常態化してた。バッテリーが乱数表を用い、サイン交換したのはその防御手段だった。
 しかし、”過去の遺物”だ思われたサイン盗みやスパイ行為が、1998年に大騒動を巻き起こす。地元メディアの報道により、ダイエー(現ソフバン)のスパイ行為疑惑が発覚。
 映像で捕手のサインを盗み、無線を使って外野席のアルバイトに球種を伝え、それをメガホンの上下げなどで打者に伝達する手口で、球団社長らが処分を受けた。
 そして、あれから20年以上が経った今でも、選手間では”この手”の話がたびたび俎上に載る。

 ダイエーによるスパイ行為疑惑をきっかけに、現在では”外部からの情報伝達”や”スパイ行為”は勿論、コーチや二塁走者による”サイン盗み”も禁止されているが、例外も存在する。
 ”スパイ行為やサイン盗みとクセ盗みは別物で、例えば相手投手のクセがわかった場合はチームで共有する。コーチやスコアラーがクセを見破り、映像でしつこく確認したうえで打席に入る打者もいます。
 これはコーチやスコアラーの技術でサイン盗みとは違う。今でも怪しい動きをしている二塁走者もいます。リードの歩幅とかで球種を打者に伝えてるんじゃないかな。うちはやっていませんけど”
と、某選手は語る。

 データ全盛時代のMLBでは全30球団が軍事用レーダーを応用した”トラックマン”を本拠地球場に設置し、別に高精細カメラの映像も活用してチーム強化や戦略に生かしている。
 今回のアストロズの一件はそれを悪用した格好だ。以上、ヤフーニュース(1/23)からでした。
 
 
サイン盗みで誰が得するのか?

 アストロズ(HUS)が2017年のワールドシリーズで、電子機器などを使い違法なサイン盗みをした事で、メジャーのデータ分析の専門家たちは、”サイン盗みでアストロズはどれ程の得をしたのか”を分析した。
 ”センター後方から盗んだサインをダグアウトへ電子機器を使ってリレー。その後、ごみ箱を叩いて球種を知らせた”
 チームのフロント幹部が先乗りスカウトたちに、”サイン盗みの方法を探れ”とEメールで命じた。現BOS監督のコーラ(当時ベンチコーチ)と、メッツの監督に就任したベルトラン(当時DH)が首謀したとみられてる。
 以下、”アストロズ“サイン盗み”疑惑で一番得したのは誰?”から抜粋です。

 「ザ•リンガー」のリンドバーグ氏は、”サイン盗みの証拠は山ほどあるが、それが選手有利に働いたという証拠は極めて少ない”と分析。”メジャーの打者は長い時間をかけ技を磨いてきた。打つ直前に「どんな球が来るか」教えられても、本来の頭脳をフル回転させる作業を妨げるだけで、逆に悪い結果を生む”とする。
 一方、「ベースボール•プロスぺクタス」のアーサー氏は、”サイン盗みはチームの選球眼を改善した。特に、外角のボールに対する反応が飛躍的に向上し、アストロズは才能に溢れた打線からメジャー史上最高の打線になった”と指摘。更に、”テレビの録画を検証した結果、ごみ箱を叩く音が聞こえる様になったのは、17年5月19日以降だ”とし、サイン盗みがワールドシリーズまで半年近く続いていた事をスッパ抜いた。
 この情報を元に、「ファングラフス」のメイルホット氏が、5/19以降とその前のデータを比較した所、全球種で5/19以降の方が打者のパフォーマンスが上がってる事を突き止める。”少なくとも年間で5勝は多く勝てた計算だ”と結論づけた。
 ええぇ〜、たったの5勝なの?


アルトゥーベはどれだけ得をした?
 
 小さな体で特大のホームランを打てる事で評判のアルトゥーベ(写真)は、開幕から5/18まで、本拠地での緩い変化球に対する得点期待値がマイナス6.5点だったが。5/19以降、プラス4.24点にまで劇的に上昇。本拠地では緩い変化球を情け容赦なく痛打し、手を出さずボールを選んだりする確率が上がり、出塁率も.274から.365に跳ね上がった。
 ただ当時40歳、メジャー最後の年だったベルトランは、数値に全く変わりがなかったとし、”前もって球種が判ってても、単純に体が反応しない”と分析した。

 こうした議論を受け、「NYデーリーニューズ」紙は、改めて”アストロズは本当にインチキで得したのか?”との特集を組んだ。
 守備の名手だったグランビル氏(現ESPN解説者)は否定する。
 ”選手は打つ直前に球種を言われても戸惑うだけで、むしろ妨げになる。味方からのサインが一度でも間違ったら、選手は疑心暗鬼に陥る。私もかつて二塁走者からのサインは要らないと言ったものさ。チームのサインが複雑で打撃に集中できなかったからな”と述べた。
 ただ、アストロズが2017年以降も、”サイン盗み”に固執してきたとの報道は後を絶たない。
 グランビル氏は、”アストロズは1つのテーマを与えられると、組織全体で熱心に取り組む事で知られる。17年以降も取り組んで、様々なマニュアルを作り、訓練を積み、サイン盗みから起きる負の部分を払拭し、ヒットにする方法を習得したんだろう”とした。
 ううう、大人の理論ですな。

 アストロズ球団の組織を上げての勝負に対する真摯な姿勢は見習うべきものがあるし、その努力が実り、万年最下位のチームがここ3シーズンでは、100勝以上と3年連続のリーグ制覇を成し遂げたのは、周知の通りではある。
 確かに、出来過ぎと言えば出来過ぎだが、これも球団努力の賜物で、サインを高度な手法で盗んだ結果だけでリーグを3年続けて制覇できるとは思えない。


日本でサイン盗みが横行しない訳?

 日本球界には”サイン盗み”が横行しない理由がある。野球解説者の伊勢孝夫氏は時事通信の中で以下の様に述べる。
 ”日本ではバッテリーが常に警戒してます。少しでも打者の仕草に不自然な点があったり、打たれる筈のないボールが打たれたりすれば、すぐにサインを変える。1試合で5度、6度と変えますから、盗もうにも対応しきれない”
 しかし、打者にとって球種が予め判る事のメリットは大きいと、伊勢氏はつけ加える。
 ”もし配球が判れば、好打者なら4割から5割の確率で打てます。ソフトバンクの甲斐野の様に、判ってても打てない投球ができる投手なら話は別ですが(笑)”
 勝てば天国、負ければ地獄の世界だけに、誘惑は常に存在する。あるメジャー関係者は語る。
 サイン盗みはドーピングと同じ。勝ちたい思いが強いほど手段を選ばなくなり、一度やってしまえば次第に罪悪感は薄れていく。日本と比べ、メジャーには今もそういった空気が色濃く存在する”
 もし、メジャー王者がサイン盗みで決まっていたとなれば、ただでさえ、斜陽の兆しがあるMLBの権威は丸潰れだ。

 
サイン盗みは犯罪か?

 アレックス•ロドリゲス(元ヤンキース)は、今季のポストシーズンの中継で、再三の様にアストロズの疑惑を指摘。今回の告発後は、”人間がやるのと機械を利用するのはレベルが違う”とコメントした。
 というのも、2000年代まではメジャーでも、二塁走者として捕手のサインを身ぶり手ぶりなどで打者に伝達した選手は、次の打席で死球報復を受ける事が珍しくなかった。
 それらの際どい応酬は、互いに暗黙の了解の範囲内だったのだ。Aロドリゲスの言う”人間がやる”とは、ルールブックに記されていない球界内の“掟”を踏まえた上での事なのだ。
 
 一方で、相手の”クセを盗む”のと”サイン盗み”とは、全く異なるものではないかという指摘もある。
 かつて巨人のV9時代、エースとして活躍した堀内恒夫は、当時”世界の盗塁王”と呼ばれた阪急の福本豊の足を徹底して警戒した。阪急との日本シリーズで堀内は、自分のクセを逆に利用し、福本の快足を封じた。シリーズに敗れた福本も苦笑しながらも完敗を認めた。そこには、一流選手同士の見事な駆け引きがあった。
 最新のテクノロジーを利用した“盗み”と、一流の感性に基づいて見抜く“眼力”。近年の”サイン盗み””クセの見破り”は、同じ次元で論議するべきものではない。

 因みに、”サイン盗み”に対する罰則は一切無い。上述した様に、電子機器類や外部の人間が伝える事に関しての罰則は有る。二塁走塁者やコーチがバッターに球種やコースなどを伝える様な動きを見せたら、”フェアでない”として審判が警告する。しかし、ルールブックには明確な罰則が無い。だからメジャーではフェアに反する行為にはビーンボールでやり返す。
 MLBでこの事が大きな問題になったのは”電子機器類を使った”からで、コーチや選手がサインを読み取り、打者に伝える事は未だに日本やアメリカでも存在する。ただ、それを”違反”とみなすのかが難しい。 
 第1回WBC決勝で、キューバのベンチが打者に口笛を吹き、松坂の球種を球種を伝えていたが、城島が逆玉を使って相手打線を翻弄した事は有名な話だ。勿論、高校野球はプロと違い、サイン盗みは犯罪だ。


やっぱり、メジャーは崩壊する

 ここ数年のMLBはシーズンオフになると必ずと言っていい程、ブラックスキャンダルに覆われる。一昨年は、放映権の暴落や球団経営システム破壊の問題、昨年は”飛び過ぎるボール”のコミッショナー疑惑。
 そして今年は、とうとう”サイン盗み”だ。この3つのブラックスキャンダルが全て本当だとしたら、確実にメジャーは崩壊する。
 
 しかしその一方で、派手なニュースも飛び交う。昨年の12月9日、ナショナルズは同チームからFAとなってたストラスバーグ(31)と7年2億4500万ドルの再契約を結んだ。これは、2015年にデビッド•プライスがBOSと結んだ7年2億1700万ドルを上回る、投手として史上最高額となる契約だが、年俸3500万ドルも投手最高額だ。
 しかしその翌日、アストロズからFAとなったコール(29)は、9年3億2400万ドル(平均年俸3600万ドル)でヤンキースと契約。勿論、総額と平均年俸とも前日のストラスバーグを上回る。

 これもここ数年のメジャーの傾向と全く同じだ。ブラックスキャンダルを打ち消すかの様にど派手な契約を撒き散らす。
 まるで追い詰められたアベノミクスみたいに、派手な経済対策を打ち出しては、結局は虚砲いや空砲に終わる。
 ただただ、メジャーの各球団が債務超過に陥らない事を祈るばかりだ。でも100%陥るだろうね。

 そんな中、MLBによるマイナーリーグの約1/4にあたる42球団の”削減”が発表された。
 ひょっとしたら、ブラックスキャンダルよりもこっちの方がずっと致命的かも知れない。
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新型コロナウイルスの本当の驚異とは〜転ばぬ先の杖という最悪の予測は必要なのか?〜

2020年01月27日 13時09分27秒 | 健康
 旅行で日本を訪れた武漢に住む40代の男性が26日、新型のコロナウイルスに感染している事が確認され、国内で感染が確認されたのは4人目となった。
 ツアーの参加者は全員武漢から来た人たちで、全28人の健康観察を続けてるが、今の所、発熱などの症状は出ていないとの事。
 国内ではこれまで、武漢に渡航していた神奈川県に住む30代の中国人男性と、武漢に住み観光で東京を訪れた40代の男性と30代の女性が新型コロナウイルスに感染してる事が確認されていた。
 厚生労働省は、過剰に心配する事なくマスクの着用や手洗いの徹底など、通常の感染症対策に努めるよう呼びかけている。
 以上、NHKオンラインより。

 勿論、政府の冷静な対応も理解できなくはない。しかし事を荒げるようで悪いが、今回はかなり警戒した方がいい様な気がする。
 新型コロナウイルスは少し大げさだが、インフルエンザの20倍から30倍強力とされており、パンデミック(世界感染)の可能性もなくはないとされる。
 まだデータが出揃ってないので、各国の研究機関も手探り状態だが、”最悪の状態を想定してた方がいい”との見解で一致してるようだ。
 ただ、日本では感染力はインフル程には強くないという理由で楽観視してる意見が目立つ。スーパースプレッダーに対する警戒も曖昧なようだ。

 そんな中、安倍総理は26日、現地に滞在する日本人で希望する人は、チャーター機などを使って全員を帰国させる方針を明らかにした。
 この”生ぬるい”施策が正しいか?危険なのか?我々素人にはわかる筈もないが、27日朝には感染拡大の驚異にようやく気付き、”指定感染症”(強制入院)に指定した所を見ると、中国と同様に対策が曖昧で遅かったという事になる。


新型コロナウイルスの最悪のシナリオ

 ”感染が急拡大してる新型コロナウイルスで、武漢市で確認されてる感染者数は実際の5%にすぎない”
 そんな衝撃的な論文が発表された。
 英大学が構築したモデルによると、”14日後には武漢市の感染者数が19万人を超える”事になり、海外での感染も拡大していくという。しかし、この恐ろしいシナリオには“根拠”がある。
 以下、”新型コロナウイルスの世界的な急拡大を科学者たちは予見している”から抜粋です。
 新型コロナウイルスの感染が拡大している中国では、これまで数十人が死亡し、感染者数は数百人を超え、数都市の2,000万人以上が隔離政策の対象となった。
 このアウトブレイク(集団感染)に関するデータが増えるにつれ、現段階で中国で報告されている感染は”氷山の一角”にすぎない事が明らかになってきた。
 英米に拠点を置く研究者チームが予備研究の結果をまとめた論文では、新型コロナウイルスの感染の中心地である武漢市で確認されている感染者数は、実際の感染者の5%にすぎないと24日に発表した。
 つまり、研究対象の最終日の21日の時点での感染者数は公式報告の440人でなく、12000人程いる可能性があると。

 この論文は、医学分野のプレプリントサービス”medRxiv”で公開されたもので、査読前となってるが、事実21日以来、武漢市で確認された新型コロナウイルスの感染者は729人に激増した(26日現在で感染者1975人、死者56人)。
 今ニュースで知ったが、27日朝の時点では更に増え、感染者2744人、死者80人となった。
 今のままで増え続ければ、”最悪のシナリオ”は当りそうな勢いですね。


武漢市の感染者数が19万人を超える?

 英国のランカスター大学のジョナサン•リードが率いる研究チームは、1月1日以降の新型コロナウイルスの感染拡大を示す暫定モデルを作成した。
 中国当局は、生きた動物が販売されてた生鮮市場が人間への感染源となった可能性が高いとして、1/1に生鮮市場を閉鎖した。故に、1/1以降の新型コロナウイルスの拡大は人から人への感染であるとの仮定で研究は進められた。
 研究チームのモデルでは、2月初旬には中国の他の都市でさらなるアウトブレイクが発生し、外国への感染が拡大、そして武漢市での感染症例数は爆発的に増加するとの悲惨なシナリオだ。14日後には武漢市の感染者数が19万人を超えると、モデル上では予測する。

 ”ありえると思う”と、カリフォルニア大の疫学者ブランドン•ブラウンは言う。
 1/24に発表された中国人研究チームの論文によると、新型コロナウイルスの感染者には”無症状の感染者”いるという。
 こうした指摘を踏まえると、研究チームのモデルによる予測は説得力がある。
 この論文では、コロナウイルスの感染症と診断され武漢市の病院に入院した最初の41人の臨床データから新型コロナウイルス(2019-nCoV)が肺炎、発熱、せきなどの多様な症状を引き起こし、持病を抱える高齢者だけでなく、健康な人も罹患する可能性があると報告してる。研究チームはウイルスの潜伏期間は3〜6日だと考えている。

 つまり、無症状の多数の感染者が何日も歩き回り、あらゆる濃厚接触者にウイルスを広める可能性がある。急速に疲弊していく医療従事者に加え、世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言の見送り、中国の旧正月の旅行を考えると、ランカスター大学の研究グループの予測数値はありえるとブラウンは考える。
 ”今後の展開を考える上で不確定要素が多くあるが、モデルは近い将来に感染の流行がどのように展開するかを予測する為の最良の手段かもしれない”


”4次感染”の発生という最悪の深刻度

 大きな不確定要素に、2019-nCoVの感染力がある。実際、どの程度の感染力があるのだろうか?
 リードのモデルでは、1人の感染者が感染させる可能性のある人数(ウイルスの基本再生産数)は3.6〜4.0と推定する。SARS(重症急性呼吸器症候群)は2〜5で、ヒトへの感染力が最も高い麻疹(はしか)は、なんと12〜18だ。
 この数値が高いほど、公衆衛生当局には新しい感染の連鎖を断ち切る余裕がなくなり、アウトブレイクがコントロール不可能になる。封じ込めの観点から言えば、1を超えるものは全て対応困難という。
 ただし、その他の2019-nCoVに関する最近の推定値は、リードの研究結果よりも控えめで、ハーヴァード大研究チームは2019-nCoVの推定値は2.0〜3.3とした。一方WHOは、正確な推定値は1.4〜2.5の間にあるとしてる。

 これらの状況から判断するに、数週間前と比べて新型コロナウイルスの感染を封じ込めるのは、かなり難しい状況になってきてる。  
 WHOは23日、2019-nCoVの4次感染が発生している事を初めて報告した。
 つまり、人間以外からウイルス感染した人が別の人に感染し、その人からまた別の人に感染、その人からさらにまた別の人に感染したという事だ。
 WHOのこの発表は、感染は家族や医療従事者などの濃厚接触者に限定されてるとの以前の報告と矛盾し、確認されてる症例がはるかに広く、感染が拡大しているという事実。
 リードの研究チームは、利用できる情報が限られている点を考えると、現時点では全ての予測で根拠が弱い事を認める。しかし、新型コロナウイルスの様に急速に拡大するアウトブレイクでは、リードの研究チームが作成したモデルは、公衆衛生当局が今後の展開に対応する方法を決定する為に利用できる最高のツールである事には間違いない。
 以上、wired.jpからでした。

 
隔離か?外面か?

 でもこういったパンデミックの可能性が高い時は、先ずは”隔離”こそが大原則でしょうに。中国政府もそうですが、日本政府も対応が遅いし不味いし曖昧だ。
 遅過ぎの感アリアリですが、今は中国国内の各都市は武漢からの旅行客は強制隔離です。台湾もフィリピンも勿論強制送還です。でも日本はなぜ、そうしないのか?
 オリンピックの事で体裁を良くしようとでも考えてんのか?安倍はここにも”エエ格好”しようとしてる。
 インフルよりも30倍も強いと噂される新型ウイルスが国内に蔓延したら、狭い日本列島は一気にお陀仏だ。
 感染には規模に応じ、エンデミック<エピデミック<パンデミックとある。パンデミック(世界感染)になったら地球は終わりだ。多分、安倍はこういう言葉すら知らんでしょうな。 
 とにかく政治屋の外面よりも”隔離”を優先し、先ずは日本国民をウイルスの驚異から遠ざける事だ。治癒や対策はそれからだ。

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「ふらんす物語」〜永井荷風は天国でも酒を呑み遊女と戯れるのか〜

2020年01月27日 02時24分04秒 | 読書
 ”現実に見たフランスは、見ざる以前のフランスよりも更に美しく実に優しかったーー明治40年7月、27歳の荷風は4年間のアメリカ滞在の後、憧れの地フランスに渡った。
 彼が生涯愛したフランスでの恋、夢、そして日本への絶望。日本近代文学屈指の青春文学を発禁となった・・・”

 と、川本皓嗣氏の解説にもある様に、順風満帆だった「アメリカ物語」と比べると少し色あせて見えなくもないが、「アメリカ物語」が鮮やかなポスターカラー調とすれば、この「フランス物語」はグレー掛かった卓袱の水彩画と言える。

 まさに、”きれいな世界に引き込み美しく刺す。恍惚と怠惰が入り交じり、まるで新風が吹き込む様な感覚”(柳澤真美子談)を覚えた「ふらんす物語」には、多彩な色や多角な光や異様の匂いで溢れている。
 異国情緒に陶酔した享楽と耽美の源流をなす傑作だが、風俗壊乱として発売禁止の憂き目にあう。退廃的な雰囲気や日本への侮蔑的な表現などが嫌われたようだが、これこそが荷風の観察眼の凄みを物語る。
 エミール•ゾラに大きく傾斜したとあり、自虐的な作風には共感を覚える。
  
 高校生の時、初めて読んだ。その時は単なる”フランス風俗物語”としか映らなかった。それでも十分に面白かった。
 荷風が描く女性はかくも繊細で妖艶なり。それに対し、女に幻影や幻想を夢見る男はかくも卑しく哀れなり。
 踊り子が舞う様を見る荷風の目は、芸術作品をじっと観察する眸そのものだ。逆に、娼婦を見る目は下等動物を見下す蔑視にすぎない。それでいて、パリを舞台にした優雅に流れる絵画の連なりを見てる様な気にさせてくれる。
 
 ”酒を呑み遊女と戯れる”
 
 こういったありふれた夜の快楽をまるで水彩画を描くの如く、芸術として見事に描ききる。全く明治が生んだ偉人の一人だ。

 悪い言い方を許してもらえれば、文才溢れる”孤独なエロ爺”とも言えなくもないが、明治時代には、華麗に人生を舞う放蕩作家が結構いたんだろうね。
 遊学こそが本当の学問かもしれない。そう思わせる作品でもある。
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真夜中の訪問者、その32〜長島父子(茂雄&一茂)が夢に出てきたよ〜

2020年01月26日 06時33分18秒 | 真夜中の訪問者
 ”チャーチル”ブログ(全9話)にアクセ頂いた方有難うです。
 昨日は、アーベルとリーマンのテーマで脳がヘタッてるので、今日は軽めにです。
 
 私は不思議と二世タレントが好きだ。出来が悪そうで育ちがよく、捻くれてるんだけど正直者。一見取っ付き難いが、よく見るといい人。
 そんな二世タレントの中でも、出来の悪さでは上位を行く(笑)?長嶋一茂が夢に出てきた。彼の事は「三流」(幻冬舎、2001)を読んで、少し共感を覚えてはいた。
 ”偉大すぎる父親、厳しいプロの壁、野村監督との確執、そして、突然襲ってきた過呼吸症候群。絶望を突き抜けなければ見えないものがある。初めて明かされる真実、揺れる魂の軌跡・・・”
 とタレント本にしては出来過ぎだが、インタビューを元にゴーストライター(石川拓治)が書いた長嶋一茂の自伝である。

 父の様にスーパースターになりたいと、夢を追いかけた少年が最後に夢破れる話だ。
 テレビでは、能天気で天然ボケのイメージだが、ごく普通の”生意気”青年の印象が強い。つまり、私と同じ生意気で”世間知らずのガキ”なのだ。
 そして、私と同じ様に最後には現実に屈する。その屈し方が”パニック症候群”となかなか壮絶で大衆受けする。しかも人間味を感じさせ、切なく胸を打つ(アマゾンを参考)。

 立教大で4番を打ってた頃は背筋が400kg近いという噂が大きな評判にもなった。そういう私も若い頃は400とは行かないが、背筋は350kgを超えた。因みに私め未公認ですが、腹筋だけは異常に強く、中2の時ですが自称2万回の世界記録保持者?でした。
 この話、信じるか信じないかは貴方次第?


 という事で前置きが長くなりましたが、夢の舞台は、あるデパートの立体駐車場でした。
 私が買い物をして帰ろうとすると、あの長嶋一茂が近寄ってきた。
 ”今度俺んちに遊びにこないか?親父(茂雄)も喜ぶよ”

 あの一茂に誘われても、不思議と驚く事はなかった私は、ただ”ウン”と頷いただけだった。多分、”リーマン”ブログを徹夜で書いてたせいか、脳が疲れてたんでしょうな。

 数日後、私は長島邸を訪れた。豪華な大邸宅と思っていたら、何と立体駐車場に付属する小さな管理人部屋だった。10畳くらいの狭い部屋だったかな。
 部屋に入ってみると、父親の長嶋茂雄氏が小さなベッドに寝転んでた。息子の一茂は殆ど挨拶をする事もなく、無造作にコーヒーを入れてくれた。
 ”いつもはもっと元気なんだけど、俺がこんな風だからな”

 私は少しホッとした。あの”長嶋”といっても今は普通の人間なんだ。
 ”俺も同じさ、アンタらと何も変わんないよ”

 そこで私はある異変に気がついた。
 この部屋はどう見ても私の部屋だ。作業場として使ってる事務所の机も、家具も物置もベッドも私のものと殆ど同じだ。
 私は本棚をじっと見つめた。何と私が図書館から借りた本が、そのまま再現されてあるじゃないか。

 私は一茂に尋ねようとした。
 ”えええ〜?一茂さん、アンタはリーマンを読むのか?”
 私が一茂の方を振り向こうとした時、そこで夢が醒めた。

 私は”長嶋一茂”を見る度に、私を思い出す。いや、私という”出来損ない”を再認識させてくれる。多分、夢の中に出てきたのは、長嶋一茂の仮の姿をした”もう一人の私”だったのだ。
 そして一茂の横で黙って寝てた父親の茂雄氏は、私の老後の姿なのかもしれない。
 私は脳が疲れると、とても変な夢を見る。そしてその奇怪な夢は、私の現実そのものなのだ。
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