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××な彼女のつくりかた (kiss)

2008-01-09 18:05:03 | ゲーム

11月22日に発売された××な彼女のつくりかたkiss)をやってみました。

エディット体験版の時点ではそれなりに期待し、体験版では不安を抱きつつも購入を検討していましたが、
発売される頃にはどうでもよくなっていたこの作品。
Kiss作品の情報が充実しているこちらでも評判も芳しくなく、スルーの予定だったんですけどね・・・。

とりあえず、一通りはやってみました。
大体のイベント、シーンは見たんじゃないかと思います。
初回プレイの1週所要時間は大体6時間。
そこから更に費やした時間は考えないことにします。

作品としては全体的にツッコミどころが多く、どこから突っ込めばいいのか判らないくらい。
気になった箇所を列挙すると、

・修正パッチ重すぎ(460MB?)。しかも上書き更新ではなく新規ファイル。
・ボイスは一部パートのみ。日常シーンは音声無し。
・シナリオのフラグ管理がいい加減。知らない話題が突然出てきて困ったりも。
・シナリオはもっといい加減。あってもなくても・・・。
・エディットヒロインの性格は3種あるが、日常パートのシナリオでは異なるのに、Hシーンやイベントでは共通。
・シーンと音楽が合っていない。
・Hシーンやデートのシステムが、後半になるにつれて作業的になりがち。
・セーブの自由度が低すぎ(任意のタイミングでセーブできない)。
・Hのバリエーションがそんなに多くない。CGも同じ構図の使い回しが目立つ。

多分、挙げ始めればキリが無いんですが、一言でまとめるとかなり微妙です
が、これはこのメーカーではいつものことだったり。
ホント、このメーカーは(悪い意味で)期待を裏切りません。
言い換えれば、ユーザの声を全く聞いていないとも言えます。
本来ならば話にならないんですけどね・・・。

今回、kiss作品にしては珍しくサブキャラが多いのですが、それも活かされているわけでもありません。
一応シナリオがあったりもするんですが正直どうでもよく、肝心なSLGの部分が物足りないという・・・。
またサブキャラ2人にもルートは設定されている(エンディングがある)のですが、かなり物足りないものでした。
エディットヒロインのエンディングは3パターン。しかし、エンディングののCGですら差分で使いまわすあたりが流石Kissクオリティ。

さて、何を楽しめばいいのでしょう?

ただ、1点のみ褒められるのは、オンラインで他ユーザの構築したマップをプレイできるという点。
自分で街を作る手間が省けるので、シーン回収をするためだけにわざわざ街を発展させる必要がないというのは便利。
でも、正直なところそれくらいかも。
他の細かいところだと、デート中のHシーンでコスチュームのバリエーションによって少し変化が楽しめた程度。
CG差分でしかないんですけどね・・・。

また本編とは関係ありませんが、主題歌は榊原ゆいさんだったりします。
曲自体は結構気に入っていて聴いているのですが、そこに金をかけずに本編に金(よりも時間)をかけて欲しかったところ。
ちなみにED曲はゲームディスクにフルバージョンで収録されています。
どーせ情報少なさそうなので一応クレジットを。

『コイスルキモチ』
Vocal:榊原ゆい
作詞:さなぎ
作・編曲:sumiisan

ゲームに似合わず爽やかな曲です。が、このゲームには勿体無いかも。
この作品唯一のアピールポイントかもしれない・・・。

とりあえずこのゲームに関してやりたいことはあらかたやったから、あとは気が向いたときにプレイする程度でしょうか。
あ、でも追加されたクリスマスイベントは見てないかも。
ま、いづれ。

結論
時間を無駄にしたくなかったら買うべきではない。
これを楽しもうとすると、それ相応の覚悟が必要です。
自分は決してお勧めしません。

このゲーム、ある種の苦行に近いものを感じますよ、自分は。
それでもやめる気は無いんですけどね・・・。

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