
バーンスタイン・リマスター・エディションからの1枚。
今日はDisc21です。
ランダム・チョイスです。
この盤、前にも採り上げてたみたいです。
あれはグールド箱からの選曲でした。
例によって、同時期(3月16日、17日、19日)にコンサートで採り上げていた時期のセッション録音です(情報はiwalinさんのHP「レナード・バーンスタイン」より)。
この録音も70年代初期から知っていましたが、聴く機会はCD時代になってかなりたってからでした。
ストコフスキーとの「皇帝」だけは友人宅にてレコードで聴かせてもらった記憶があります。
それから、何と言ってもTVで放送されたアンチェルとの「皇帝」、あの放送は1972年だったかな?
とにかく、早い段階でグールド・ショックの洗礼は受けていました。
でも、グールドのレコードは廉価になるまで買っていませんでしたね。
さて演奏ですが、これは素晴らしい。
ここではグールド主導やむなし(?)。
冒頭の和音は、リラックスしたような、、いや極度にコントロールされたようにも聴こえる、よく分らない微妙なアルペジョ風崩し。
弱音は極めて美しい。
例の独特のタッチと、おそらくは独特の調整がなされたピアノにより4番の曲諏とピッタンコの演奏が続く。
レニー指揮のNYPも、極度の集中に気圧されたかのよう。
第1楽章第2主題のあとの、例のやや憂いを帯びた魅力的な旋律のあと、ピアノと管弦楽がひたひたと盛り上がるところは、誰の演奏で聴いても胸に迫ってくる箇所ですが、この演奏ではグールドの両手の語り掛けが尋常でなく、容赦なく涙腺を攻撃してきました。
オーケストラも、これに対抗して(?)、コンマス以下、ちょっと目立つくらいの感情移入らしきヴィブラートが聴かれます。
いや~、すばらしい。
そんなだから、第2楽章は、もう耳が金縛り。
ということで、この演奏はグールドの強烈な集中が印象強いものでした。
もちろん、バーンスタインとNYPはそれを損なうことなく「大人対応」にて見事な一体感を醸し出していた、と私は感じましたけど・・・。
1日限りのセッションで、スタジオ・ノイズも生々しく、聴いててワクワクしましたね。
↓バーンスタイン・リマスター・エディションの過去記事
リマスター・エディション届く
Disc1「初期録音」より
Disc5組曲「火の鳥」&幻想序曲「ロメオとジュリエット」
Disc6「バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番」
Disc7「春の祭典」
Disc8「ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲」
Disc9「ショスタコーヴィチ/交響曲第5番」
Disc10「大峡谷」&ガーシュウイン作品
Disc11「ドビュッシー/管弦楽のための映像」
Disc12「ヴィヴァルディ、協奏曲集」
Disc13「アイヴズ交響曲、他」
Disc14「コープランド作品集」
Disc15「ピーターと狼」「くるみ割り人形」
Disc16 マーラー「亡き子をしのぶ歌」ほか、マーラーの歌曲集(MS:J.トゥーレル)
Disc17「オン・ザ・タウン」
Disc85 シューベルト/交響曲第9番「グレート」
生誕100周年祭だもんね。
今日はDisc21です。
ランダム・チョイスです。
この盤、前にも採り上げてたみたいです。
あれはグールド箱からの選曲でした。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ピアノ:グレン・グールド
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:レナード・バーンスタイン
【録音】
1961年3月20日
ニューヨーク、マンハッタン・センター
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
ピアノ:グレン・グールド
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:レナード・バーンスタイン
【録音】
1961年3月20日
ニューヨーク、マンハッタン・センター
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
例によって、同時期(3月16日、17日、19日)にコンサートで採り上げていた時期のセッション録音です(情報はiwalinさんのHP「レナード・バーンスタイン」より)。
この録音も70年代初期から知っていましたが、聴く機会はCD時代になってかなりたってからでした。
ストコフスキーとの「皇帝」だけは友人宅にてレコードで聴かせてもらった記憶があります。
それから、何と言ってもTVで放送されたアンチェルとの「皇帝」、あの放送は1972年だったかな?
とにかく、早い段階でグールド・ショックの洗礼は受けていました。
でも、グールドのレコードは廉価になるまで買っていませんでしたね。
さて演奏ですが、これは素晴らしい。
ここではグールド主導やむなし(?)。
冒頭の和音は、リラックスしたような、、いや極度にコントロールされたようにも聴こえる、よく分らない微妙なアルペジョ風崩し。
弱音は極めて美しい。
例の独特のタッチと、おそらくは独特の調整がなされたピアノにより4番の曲諏とピッタンコの演奏が続く。
レニー指揮のNYPも、極度の集中に気圧されたかのよう。
第1楽章第2主題のあとの、例のやや憂いを帯びた魅力的な旋律のあと、ピアノと管弦楽がひたひたと盛り上がるところは、誰の演奏で聴いても胸に迫ってくる箇所ですが、この演奏ではグールドの両手の語り掛けが尋常でなく、容赦なく涙腺を攻撃してきました。
オーケストラも、これに対抗して(?)、コンマス以下、ちょっと目立つくらいの感情移入らしきヴィブラートが聴かれます。
いや~、すばらしい。
そんなだから、第2楽章は、もう耳が金縛り。
ということで、この演奏はグールドの強烈な集中が印象強いものでした。
もちろん、バーンスタインとNYPはそれを損なうことなく「大人対応」にて見事な一体感を醸し出していた、と私は感じましたけど・・・。
1日限りのセッションで、スタジオ・ノイズも生々しく、聴いててワクワクしましたね。
↓バーンスタイン・リマスター・エディションの過去記事
リマスター・エディション届く
Disc1「初期録音」より
Disc5組曲「火の鳥」&幻想序曲「ロメオとジュリエット」
Disc6「バルトーク/ヴァイオリン協奏曲第2番」
Disc7「春の祭典」
Disc8「ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲」
Disc9「ショスタコーヴィチ/交響曲第5番」
Disc10「大峡谷」&ガーシュウイン作品
Disc11「ドビュッシー/管弦楽のための映像」
Disc12「ヴィヴァルディ、協奏曲集」
Disc13「アイヴズ交響曲、他」
Disc14「コープランド作品集」
Disc15「ピーターと狼」「くるみ割り人形」
Disc16 マーラー「亡き子をしのぶ歌」ほか、マーラーの歌曲集(MS:J.トゥーレル)
Disc17「オン・ザ・タウン」
Disc85 シューベルト/交響曲第9番「グレート」
生誕100周年祭だもんね。
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