静かな場所

音楽を聴きつつ自分のため家族のために「今、できることをする」日々を重ねていきたいと願っています。

スターン&バーンスタインでベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲を聴く

2017年12月01日 16時22分17秒 | バーンスタイン(ベートーヴェン)
バーンスタイン・リマスター・エディションからの1枚。
今日はDisc8です。
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ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61


ヴァイオリン:アイザック・スターン

管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック

指揮:レナード・バーンスタイン

録音:1959年12月14日、セント・ジョージ・ホテル(ニューヨーク、ブルックリン)


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 この演奏はLP時代からお馴染みですが、私はもっぱら店頭でジャケットを眺めていただけで、その演奏はタダでもらったLP「音のカタログ」で一部を聴いたのみでした。
 全曲を聴いたのはCDで、ほんの10年ほど前でしたか。
 バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルのベートーヴェン演奏を全部そろえるにはけっこう面倒な時期が続きました。
 あるとき交響曲全集が廉価で出て、それにこの協奏曲も含まれており、そのときに「ちゃんと」通して聴いたのだと思います。

 スターンの弾くベト協(省略御免)といえば、かつてN響に客演した時の演奏が素晴らしかった記憶があります。
 たしか、1974年くらいだっと思いますが・・・。
 ヴァーツラフ・ノイマンの指揮でしたが、実に堂々と、また陰影に富んだ演奏で、TVの前でずっと畏まって(かしこまって)聴きました。
 その演奏に比べると、当演奏でのスターンは、それほど強い印象はありません。
 私にはイマイチ訴えかけるものが弱いと思われました。
 ここではバーンスタインの指揮するオーケストラが実に雄弁かつ美しく響き渡っていて、どうもヴァイオリン・ソロの存在が引っ込んでいるようでした。
 また、聴き返したら違う印象になるかも知れませんが、先日の鑑賞ではそう思いました。
 オーケストラは実にすばらしい。
 ステレオ感を強調した録音のようで、右から左から、各パートが「どやどや」と自己主張してきて痛快ですらあります。
 1959年と言えば、まだワルターもミトロプーロスも指揮していた頃ですよね。
「覇気」ってのはこういう感じなのかな?
って思いました。
 実際にオケの人たちがやる気満々だったかどうかは分かりませんが・・・
 でも、いい演奏です。

 文章の中身がスカスカなのでジャケ裏写真も載せてしまおう。

 




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