92歳・老大娘の日記

晩年を生きる

石川啄木 (一)

2023-10-07 11:51:21 | 読書

啄木は短い生涯(26年)の中でたくさんの歌を詠んでいます

これはドナルド・キーン氏(先年亡くなった)の見た石川啄木です。

日本人に最も愛された歌人、夭折の天才歌人と言っている。

啄木の全てと言っていいほどに描かれています

   啄木はキツツキのことですが

窓の外でキツツキの啄む音を好ましく思ったのか、自分のペンネームに

した。故郷は渋民村となっていますが実は岩手県日戸。父(僧侶)の

不祥事で日戸をきらい渋民村を故郷と詠んでいる等々、雑学的なものも

ありますが、歌と共に逸話なども多く興味深いものがあります。

  我に似し友の二人よ一人は死に一人は牢を出でて今病む

  two friends just like me one dead

    one out of jail now sick                jail =刑務所

文庫本500ベージ超と長い。楽しみながら石川啄木の為人を

のんびり楽しもうと思っています。

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「併読」 2 | トップ | 東海豪雨から20年 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
読書の秋に良い本ですね~ (うばゆり3)
2023-10-07 16:44:04
こんにちは。

面白そうな本ですね。
啄木は中学の国語で皆さん出会いますよね。
端正なお顔は忘れませんし、20代で亡くなるのも衝撃的でした。
読んでみたいな・・・
今は東野圭吾さん他ですが(*^^*)

ゆっくり、お楽しみくださいね。
逸話 (kei)
2023-10-07 18:19:04
つい先日、キーンさんの話題を車の中で聴いていました。
日本文学史の「通史」を書いた人は、キーンさん以外に日本人でいない、と言われてるのでした。
そうでしたっけ??と思いながら聞きました。
一度お話を聞いたことがあります。
私の横を通って行かれました。存在感たっぷりでした。

短い命の間にも交友関係はあったわけですし、
どのような啄木論なのでしょう。
細部まで知らずにいます。
啄木 (nko)
2023-10-08 06:59:44
啄木は一握の砂で「・・・我泣きぬれて蟹とたわむる」
を教科書で学んだことを思い出します。
貧困と病魔に苦しんだ短い人生には、凝縮された
エピソードが沢山あるようですね。
作品以外の知識はないので、キーンさんの啄木論に
興味を持ちます。
>うばゆり3さん (Rei)
2023-10-08 08:20:15
ありがとうございます
とても面白くて楽しんでいます。
皆さん啄木は中学で習うとおっしゃっていますが
古い人間ですから私は女学校卒業後出会いました。
しばらくのめりこんでいましたが 
やがて遠ざかり、今再び相まみえました。
東野圭吾さん、十数冊読みましたよ。
>Keiさん (Rei)
2023-10-08 08:37:59
通史、よく知りませんが、そうなのですね。
私はテレビですが何度もお顔拝見しています。
この本は少しずつゆっくり読みたいと思っています
英文でおかきのものを翻訳出版されました
ほんの中に原文(私にはわかりませんが多分?)
随所にあります。
Keiさんなら大丈夫です。
日本国籍お取りとか、日本人より日本の事に
通じておられます。
この啄木より前に正岡子規もだしておられるようで
次に本屋の楽しみにとってあります。
>nkoさん (Rei)
2023-10-08 08:44:52
啄木はまだ若いころ一時期のめりこんでいました。
私も普通の若者でした。
仰せのように貧しさと病気と闘っていました。
そんな中でも英語の勉強したり、アメリカ渡航を
考えたり
日々を充実の中ですごしたようです。
私も啄木は歌以外に知りませんので、
この本を楽しんで読んでいます。

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事