自分はこっちのティム・バートンのほうが好きです。
ティム・バートンのコープス・ブライド(TIM BURTON'S CORPSE BRIDE)
http://wwws.warnerbros.co.jp/corpsebride/
《ストーリー》
とある小さな村。ビクトリアとの結婚を間近に控えた青年ビクターは誓いの言葉が上手く言えず結婚式の練習中に逃げ出してしまった。
逃げこんだ森の中で一人練習するビクター。
地面から生えた棒に結婚指輪をはめ、誓いの言葉を…
ところがそれは人の指の骨で、突然地面から花嫁衣装を着た女性の死体が現われるのだった。
彼女はこの世に未練を残し亡くなった花嫁で、ビクターの言葉を真に受けて、死者の世界から舞い戻ってきてしまったのだった。
そして恐れおののくビクターを強引に死者の世界へと連れ去ってしまうのだったが…。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」以来と言ってもいいバートン・パペットワールド。
方向は「ヴィンセント」や「フランケンウィニー」、バートン節絶好調という感じです。
自分は「ジャイアント・ピーチ」が中途半端に人が出ていたり色使いがらしくなくてがっかりしたのですが今回の「コープス・ブライド」は怪奇趣味とか悪ノリの具合が見ていて「 あぁ… ティム・バートンだなぁ」としみじみ感じられました。
ジョニー・ディップ、ティム・バートン、ダニー・エルフマンという組み合わせは自分の中では完璧過ぎて文句が出ません
ダークファンタジー路線のほうがかっちりとした原作付をつくるティム・バートンより生き生きしている気すらします。
時間も70分ちょっとというテンポの良さ。
正直、同じ入場料を払うのが躊躇われる時間なのですがだらだらつまんない映画2時間半みせられるよりははるかに充実すると思います。
以下ネタバレ混じりの感想
・
・
・
・
・
この映画の基本ストーリーは非常にわかりやすいので創作童話としては「愛」がなんとなくわかる年齢なら問題無いと思います。
引く愛と受け入れる愛のバランスが軽く切ないので「どーん」とはきませんがじんわりとラストに繋がり良い感じでした。
一応、悪い人はそれ相応に酷い目にあいますし。
死の世界が明るく生の世界が薄暗い夜で構成されている色合いもらしく素晴らしい。
色々なオマージュがありましたが骸骨のミュージカルのピアノ弾きがサングラスっていうのは既にアイコンではあるがレイ・チャールズの事考えると微妙な悪趣味具合です。
どきどきしました。
歌もスキャットはいっていましたが帽子を見てスキャットマン・ジョンもお亡くなりになってかなりたつなぁとか。
上にも書きましたがティム・バートンはかっちりとした原作ありの映画を作ると微妙だと思ってました。
趣味が出すぎて物によっては原作のパロディに見える事があるというか。
原作が民話とか元ネタ程度だと色が大きくなる。
「シザー・ハンズ」「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「ビックフィッシュ」はしっとりしているし「ビートルジュース」「マーズアタック!」「スリーピーホロウ」のように悪ノリに傾くものもある。
個人的には「スリーピーホロウ」は市川崑監督の横溝映画のパロディだと思ってますし。
山奥の隔離された伝統ある村で隠蔽された歴史にまつわる連続殺人、思いもよらぬ凶器、美女が犯人、その家系による呪われた動機…
イガポットを金田一だと思ってみるとわかりやすい。
どちらもバートンらしいのですが「チャーリーとチョコレート工場」は映画は水準以上なのにバートンっぽさが過剰ではなかった気がします。
「PLANET OF THE APES 猿の惑星」「ジャイアントピーチ」は遠慮しすぎだと思ってます。
「エド・ウッド」は監督本人がエド・ウッド作品よりその生き方が好きなのと「伝記の美化」という事のパロディだと自分は思って楽しみました。
話は大きくそれましたが「コープス・ブライド」はかなり怪奇趣味に溢れる描写が多いですが人形ということと独特のデザインセンスでそれすら愛らしく見える作品です
個人的に気に入ったキャラクターは子供の骸骨二人ですね
花嫁の入場に花をまく姿が可愛すぎます。
しかし… 宣伝コピー酷いですね
「冥土 IN LOVE」に「ホネまで愛して」って本質の説明が何も無さすぎて泣きそうです。
ティム・バートンのコープス・ブライド(TIM BURTON'S CORPSE BRIDE)
http://wwws.warnerbros.co.jp/corpsebride/
《ストーリー》
とある小さな村。ビクトリアとの結婚を間近に控えた青年ビクターは誓いの言葉が上手く言えず結婚式の練習中に逃げ出してしまった。
逃げこんだ森の中で一人練習するビクター。
地面から生えた棒に結婚指輪をはめ、誓いの言葉を…
ところがそれは人の指の骨で、突然地面から花嫁衣装を着た女性の死体が現われるのだった。
彼女はこの世に未練を残し亡くなった花嫁で、ビクターの言葉を真に受けて、死者の世界から舞い戻ってきてしまったのだった。
そして恐れおののくビクターを強引に死者の世界へと連れ去ってしまうのだったが…。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」以来と言ってもいいバートン・パペットワールド。
方向は「ヴィンセント」や「フランケンウィニー」、バートン節絶好調という感じです。
自分は「ジャイアント・ピーチ」が中途半端に人が出ていたり色使いがらしくなくてがっかりしたのですが今回の「コープス・ブライド」は怪奇趣味とか悪ノリの具合が見ていて「 あぁ… ティム・バートンだなぁ」としみじみ感じられました。
ジョニー・ディップ、ティム・バートン、ダニー・エルフマンという組み合わせは自分の中では完璧過ぎて文句が出ません
ダークファンタジー路線のほうがかっちりとした原作付をつくるティム・バートンより生き生きしている気すらします。
時間も70分ちょっとというテンポの良さ。
正直、同じ入場料を払うのが躊躇われる時間なのですがだらだらつまんない映画2時間半みせられるよりははるかに充実すると思います。
以下ネタバレ混じりの感想
・
・
・
・
・
この映画の基本ストーリーは非常にわかりやすいので創作童話としては「愛」がなんとなくわかる年齢なら問題無いと思います。
引く愛と受け入れる愛のバランスが軽く切ないので「どーん」とはきませんがじんわりとラストに繋がり良い感じでした。
一応、悪い人はそれ相応に酷い目にあいますし。
死の世界が明るく生の世界が薄暗い夜で構成されている色合いもらしく素晴らしい。
色々なオマージュがありましたが骸骨のミュージカルのピアノ弾きがサングラスっていうのは既にアイコンではあるがレイ・チャールズの事考えると微妙な悪趣味具合です。
どきどきしました。
歌もスキャットはいっていましたが帽子を見てスキャットマン・ジョンもお亡くなりになってかなりたつなぁとか。
上にも書きましたがティム・バートンはかっちりとした原作ありの映画を作ると微妙だと思ってました。
趣味が出すぎて物によっては原作のパロディに見える事があるというか。
原作が民話とか元ネタ程度だと色が大きくなる。
「シザー・ハンズ」「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「ビックフィッシュ」はしっとりしているし「ビートルジュース」「マーズアタック!」「スリーピーホロウ」のように悪ノリに傾くものもある。
個人的には「スリーピーホロウ」は市川崑監督の横溝映画のパロディだと思ってますし。
山奥の隔離された伝統ある村で隠蔽された歴史にまつわる連続殺人、思いもよらぬ凶器、美女が犯人、その家系による呪われた動機…
イガポットを金田一だと思ってみるとわかりやすい。
どちらもバートンらしいのですが「チャーリーとチョコレート工場」は映画は水準以上なのにバートンっぽさが過剰ではなかった気がします。
「PLANET OF THE APES 猿の惑星」「ジャイアントピーチ」は遠慮しすぎだと思ってます。
「エド・ウッド」は監督本人がエド・ウッド作品よりその生き方が好きなのと「伝記の美化」という事のパロディだと自分は思って楽しみました。
話は大きくそれましたが「コープス・ブライド」はかなり怪奇趣味に溢れる描写が多いですが人形ということと独特のデザインセンスでそれすら愛らしく見える作品です
個人的に気に入ったキャラクターは子供の骸骨二人ですね
花嫁の入場に花をまく姿が可愛すぎます。
しかし… 宣伝コピー酷いですね
「冥土 IN LOVE」に「ホネまで愛して」って本質の説明が何も無さすぎて泣きそうです。
ちょっとのめり込みすぎて、オマージュについて考えていなかったところへ『風とともに去りぬ』でハッと気づきました。やはり面白いです・・・ティム・バートン。
あの骸骨の動きや歌を聞いてなぜか最初「ブルースブラザース」を似ていないのに思い出してしまいました。
他にもあの世界観でクリストファー・リーが牧師って凄いギャグですよね。
ラストの蝶が舞うところもハマープロ系の映画のヒトコマのようでした…
コマ撮りみたいに撮影してるなんて、そんな風には見えませんでした。
メイキングシーンが見てみたいです。
スクラップスが死んだふりが出来なかったのが笑えました。
人形アニメーションは非常に手間がかかるもので日本でもサンリオ以外だとあまり手を出していないですよね。
最近はCGも進化して非常によく融合していると思います。
スクラップスは「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のゼロとは違う魅力でよかったと思います。
ひどいなぁと私も思いましたよ。
いい作品を仕入れた!売るぞ!っていう意気込みが
無いんだろうなぁなんて、思っちゃいました。
余計なお世話ですが^^;
宣伝がっかり派がいて良かったです
「いい作品を仕入れた!売るぞ!っていう意気込み」は多分いまの映画界にはないでしょうね。
奇抜だったり観ていないので内容に触れないように作ってるだけでしょう。
これだけ宣伝が頭使わない分野も近年珍しいと思ってます。
文句は言った方がいいですよ。
でないと映画がヒットしたのは純粋に作品の質なのに宣伝も評価あがる仕組みになっちゃいますから。
もっといい加減な宣伝コピーでちゃいます。
うーん、子供向けにしたかったのかな?
私は「シザー・ハンズ」「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」「ビックフィッシュ」、そして「コープス・ブライド」が好きです。またバートンワールドのストップモーションアニメが観たいです!
冥土 in LOVE
確かに「真夜中の弥次さん喜多さん」っぽいかも(笑)
あれのコピーは「お伊勢参りいこうぜベイビー」でしたね。
あっちのほうがドロドロした部分多いのに。
自分はビックフィッシュはバートン臭が薄くてピンとこなかったです。良い映画なんですが好みと若干…
この映画は本領発揮で嬉しかったです。
これも優しくて悲しくて切ない悪夢でした。