arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

ウルトラヴァイオレット

2006年06月08日 | 映画
絵作りは非常に良いアクションSF

ウルトラヴァイオレット(ULTRAVIOLET)
http://www.sonypictures.jp/movies/ultraviolet/

≪ストーリー≫
ウイルスに感染して驚異的な能力を得た超人間と、彼らの絶滅を狙う旧人間政府。
旧人間の弾圧により超人間は絶滅寸前であり、彼らはレジスタンスと化していた。
その世界の運命の鍵を握るという一人の子供を守るためにレジスタンス仲間を裏切り、政府をも敵にまわして闘う女戦士ヴァイオレット


『リベリオン』で日本人の一部の心をがっちり掴んだがアメリカでは評価が散々なカート・ウィマーの新作。

自分も『リベリオン』は大好きなので期待してました。
相変わらず『格好良い』という嗜好方向が日本人向けというか細かい事はくどくど言わず突っ走るアクションとカメラ、小道具の問答無用性(原理は不明だが能力はわかる)と期待通りでした。
ストーリー自体は目新しいものはないがそれでも引きこまれてしまう魅せる絵作りはアメコミを実写にしたという形容詞がぴったり。

正統SFとかドラマ性がどうとかでなく在りし日の東映特撮を素直に楽しむ感覚が蘇る感触です。


ネタバレまじる感想は下に








初っ端からミラ・ジョヴォヴィッチの独白から始まりさらりと世界観を説明してくれる
これが長くなく明確。
レジスタンスの襲撃とあいまって上手く作ってある

若干長い認証場面にもミラ・ジョヴォヴィッチのバックヌードや珍顔で間を持たしその後、アクションがノンストップで展開する。

二刀流、上下反転、壁走りやヘリとの戦闘場面と迫力は満点。
その後のレジスタンス裏切りまで一気に見せてくれ中華連合まで加わって物語の両者に追われる展開を上手く作っていると同時にヴァイオレットが最強戦士である事も説明されている。

ボスがさえない顔をして強いのは『リベリオン』を思い出してしまった。

先に書いた様にストーリーは目新しくないが絵作りは定番を強化した作りで安定がある。
ずらりと並んだ政府の戦闘員とかマスクをして歩いている一般人など細かく世界観を守っている。
世界観といえば細かい部分だが蓋のついたコーヒーというのも意味はわからないが未来っぽい(笑)

ラストの暗闇の一騎打ち若干見難くて迫力を感じなかったのが残念だが全体は非常によくできた科学考証を全面に押し出さない痛快なアクションSFでした。

ミラ・ジョヴォヴィッチの黒髪も美しくしなやかで比較するのは嫌いだがどこぞのイーオンさんより自分は魅力的でした。


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