「トムとジェリーの真ん中の話」の実写化ですか?
ステップフォードワイフ(THE STEPFORD WIVES)
http://www.stepfordwife.jp/
『ローズマリーの赤ちゃん』などで知られる作家アイラ・レヴィンのスリラー『ステップフォードの妻たち』を、1975年に続いて再映画化したサスペンス・コメディ
公式HPにはスタイリッシュ・ホラーと書かれてましたが緩いブラックコメディだったと思います。
リメイクなのですが75年版「ステップフォードの妻達」は未見です
30年前にこの内容だと皮肉たっぷりのコメディだと思うのですが…
狙って作ったとしか思えないほど「普通」です。
大笑いできるわけでも緊迫するわけでも後味が悪いわけでもなく「トムとジェリーの真ん中の話」みたいのがつづく感じです。
なので他の映画の合間にみると安心してみれますがこれだけを観に行くと物足りないと思います。
シネコン以前の昔なら2本立ての1本でメインに見たい映画の他に上映されていればメインが引き立つというか無いと寂しいがこれだけだと困るというかなんというか…
「ステップフォードの妻たち」より「刺身のツマ」ですね
ですが結構美味しいツマではあります。自分は嫌いではないですがおすすめはDVDや地上波ですね。
…ここからネタバレ含みます…
古い作品ですがリメイクしたくなるのは非常にわかります。
安直に現代に置きかえると微妙にゆがんでしまうものが多い中でこれは上手くできているとおもいます。
アメリカは男女平等以上に女性が強い都会と昔ながらの保守的な田舎がある国なので引っ越すだけで環境どころか価値観までかわります
ニコール・キッドマンじゃなくても戸惑うと思います。
ですが上手く作りすぎて西岸良平(漫画家 三丁目の夕日や鎌倉物語の作者)の描いたSF漫画みたいな感じになってしまったように見えます 「ヒッパルコスの海」とかに近いかも。
なので味わいがほのぼのしてほのぼのの中に自分で怖さや皮肉を探さないといけなくなっていると思います。
・ステップフォードの女性たちの作り物感は非常によかったです
叶姉妹が混ざっていても自分にはわからなかったと思います。
・似たような女性の作り物感をみたような気がしたのですが思い出したのはロバート・ゼメキスの「永遠に美しく」でした あれはブラック過ぎましたが解釈の一つなのかもしれません。
・クリストファー・ウォーケン最近こんな黒幕手前な役が多いですが自分は好きです。
・最後のステップフォード計画の説明映像
「砂糖とスパイスと素敵なものをいっぱい…」はマザー・グースなのですがアニメの映像と一緒に聞くと「パワーパフガール」の方が頭に浮かんでしまいました。
あれは博士が理想の女の子を作るために研究中にお茶目なスーパーガールが誕生したっていう始まりですが
結局、理想の女性を作りたいってのは昔からの男の夢であり浪漫みたいですね。
ステップフォードワイフ(THE STEPFORD WIVES)
http://www.stepfordwife.jp/
『ローズマリーの赤ちゃん』などで知られる作家アイラ・レヴィンのスリラー『ステップフォードの妻たち』を、1975年に続いて再映画化したサスペンス・コメディ
公式HPにはスタイリッシュ・ホラーと書かれてましたが緩いブラックコメディだったと思います。
リメイクなのですが75年版「ステップフォードの妻達」は未見です
30年前にこの内容だと皮肉たっぷりのコメディだと思うのですが…
狙って作ったとしか思えないほど「普通」です。
大笑いできるわけでも緊迫するわけでも後味が悪いわけでもなく「トムとジェリーの真ん中の話」みたいのがつづく感じです。
なので他の映画の合間にみると安心してみれますがこれだけを観に行くと物足りないと思います。
シネコン以前の昔なら2本立ての1本でメインに見たい映画の他に上映されていればメインが引き立つというか無いと寂しいがこれだけだと困るというかなんというか…
「ステップフォードの妻たち」より「刺身のツマ」ですね
ですが結構美味しいツマではあります。自分は嫌いではないですがおすすめはDVDや地上波ですね。
…ここからネタバレ含みます…
古い作品ですがリメイクしたくなるのは非常にわかります。
安直に現代に置きかえると微妙にゆがんでしまうものが多い中でこれは上手くできているとおもいます。
アメリカは男女平等以上に女性が強い都会と昔ながらの保守的な田舎がある国なので引っ越すだけで環境どころか価値観までかわります
ニコール・キッドマンじゃなくても戸惑うと思います。
ですが上手く作りすぎて西岸良平(漫画家 三丁目の夕日や鎌倉物語の作者)の描いたSF漫画みたいな感じになってしまったように見えます 「ヒッパルコスの海」とかに近いかも。
なので味わいがほのぼのしてほのぼのの中に自分で怖さや皮肉を探さないといけなくなっていると思います。
・ステップフォードの女性たちの作り物感は非常によかったです
叶姉妹が混ざっていても自分にはわからなかったと思います。
・似たような女性の作り物感をみたような気がしたのですが思い出したのはロバート・ゼメキスの「永遠に美しく」でした あれはブラック過ぎましたが解釈の一つなのかもしれません。
・クリストファー・ウォーケン最近こんな黒幕手前な役が多いですが自分は好きです。
・最後のステップフォード計画の説明映像
「砂糖とスパイスと素敵なものをいっぱい…」はマザー・グースなのですがアニメの映像と一緒に聞くと「パワーパフガール」の方が頭に浮かんでしまいました。
あれは博士が理想の女の子を作るために研究中にお茶目なスーパーガールが誕生したっていう始まりですが
結局、理想の女性を作りたいってのは昔からの男の夢であり浪漫みたいですね。
この映画の75年版が来ました
アイラ・レヴィンのシニカルさが
どのくらい生きているか
比べられますでしょうか。
リメイクが映画準拠なのかどうか判別がつかなかったんですがこの映画はシニカルが足りないような気がします。
ただ、ヒロインが〈私から見て)
ちょっと難有でした。
シニカルさは今ひとつですが
毒はたっぷりでした。
ニコール・キッドマン主演版は微毒コメディです…
他のブログを見ても「笑えた!面白かった!」という意見ばかりで、私のような感想は女性でも見当たりません。
あれのどこで笑っていいのやら。。。
笑えたのはスターウォーズネタとゲイネタくらいで。
「砂糖とスパイスと素敵なモノ」は、元ネタマザーグースなのですか?
私もパワーパフガールズ!と思いました。←大好きです。
浪漫や夢は届かないから浪漫や夢なわけで…(笑)
この作品は原作が「貞淑な妻なんて実在しないよ」って皮肉なのですがリメイクはラストを変えてはいますがなんとかなってはいると思います。
ただ この映画でのメッセージの伝え方は弱いです。
笑いも毒もサラっとしているので正直モノ足りません。
「砂糖とスパイスと素敵なモノ」はマザーグースの一つです
「WHAT ARE LITTLE BOYS MADE OF?」の中の
「What are little girls made of? Sugar and spice and all that’s nice;」からきています。
自分、推理小説が好きなのでマザーグースも読んでたのでたまたま知ってました。