arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

ファンタズム

2004年12月21日 | 映画
暗黒御伽噺

ファンタズム(Phantasm)
米 1979年
http://www.houseofhorrors.com/phantasm.htm

_兄の友人の葬式をきっかけに、霊園で何か奇妙なことが起きていると感じた少年マイク。
内部に潜入した彼は、そこが異空間との接点である事を知った…

正直ストーリーはこんな感じ。
なにがあるわけでもなくひたすら幻想と現実が交差していくため夢なのかどうかすら怪しい。
思春期に人間の死に触れた少年の不安感と死に携わる人間の不気味感をホラーで表現したような気がする。
映画で一番記憶に残るのは通称トールマンと呼ばれている葬儀屋の長身の老人と刃物が付いていてドリルで人間をえぐる飛行殺人ボール(シルバーボール)だろう。

全編じっとりとした悪夢なのだが微妙に現実感が残っているのとシンプルな部分があいまって
SFとしても通用する内容。

結局オチがついてないのだがそれもまた良し。
個人的には子供の頃見て割り切れない怖さを感じた映画。
今見ると上手くまとまっているようにも感じられるがB級の傑作以上でも以下でもなかった。

ただ現在「~4」まで製作されているが「1」以外はかなり落ちる。
見るなら絶対「1」です。

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