arudenteな米

食と映画感想とその他もろもろ個人の趣味と主張のだらだら日記

悪魔の棲む家(2006)

2006年01月27日 | 映画
79年版のリメイクなのですが…

悪魔の棲む家(THE AMITYVILLE HORROR)
http://www.foxjapan.com/movies/amityville/

≪ストーリー≫
1974年11月13日、ニューヨーク州ロングアイランド・アミティビルのとある大邸宅。一家の長男ロナルドは家の中の“声”に操られるように両親と4人の兄弟たちをライフルで次々と射殺する。彼はやがて我に返り自ら警察に通報、一家皆殺しの犯人として逮捕された。それから1年後、ラッツ夫妻は破格の値段で売りに出されたこの大邸宅を購入、夢だった自分たちの家をようやく手にし、さっそく子どもたちと共にこの家へと引っ越してくる。しかし、その直後から一家は家の中で次々と不気味な現象に遭遇していくのだった…

「悪魔の棲む家」は日本でも実話が元になったという触れ込み宣伝のおかげか映画の出来の割にはヒットした部類だと自分は思っている。
この「実話」というキーワードが曲者で多少しょぼい画やアイディア迫力がない心霊ものでは大きな威力を発揮する魔法の言葉でもある。
下手におばけが人を虐殺しまくったり大爆発なんかしたら歴史に残るので地味なものに被せるハッタリとしては革命のような言葉、安い中華料理の化学調味料並に一時期は氾濫してました。映画界に実話ホラーってジャンルがあるとしたら多分代表選手になるだろう。

79年版は自分がそれなりに子供の頃だったがポスターの家の窓が光っただの家相的によくないだの家のデザインが人の顔に見えるとか当時のワイドショーに必ずあった心霊コーナーで映画宣伝と合わせてよく特集されていた。同じくらい特集されていたのが「エクソシスト」「オーメン」だから傾向がわかりやすい。

自分が79年版を観たときは「地上波初公開」な水曜ロードショーだった記憶があるが間違っているかもしれない。 観たとき感じたのはまぁ…こんなものかと。
この映画がそれから未公開ながらも何作も続編が出来るとはまったく思ってなかったしリメイクされるなんてそれこそハリウッドのネタ欠乏症というか枯渇に涙を流すしかないかなと。 

リメイクされた今作の感想は… あぁ…リメイクだね。感慨も何も無い。

ネタバレ混じる感想は下に







大まかな話はおぼろげながら覚えている79年版と同じで、ある家族が安物のいわくつきの家を買ってその家から追い出される1ヶ月弱のお話です。

うん、画像はパワーアップしている リメイクとしては素直だ。
これを83年あたりにタイムマシンで送りこんで発表すれば「凄いSFXだ!」と客も入るだろう。 でもそれだけ。
「悪魔の棲む家」は典型的なおばけ屋敷のお話でバックボーンの謎も解決も基本的にはない。 だから体験者が見えない部分を補強した今作のようなリメイクだとこの映画の為に作った創作部分がさらに浮いてしまう。天井の子供とか誰も証言できない角度だしなぁ。
あとしょうがない事だが髭面の主人が狂うと「シャイニング」を連想させるマイナスもありますね。髭の男はおばけ屋敷の入館・居住を禁止したほうがいい。アメリカに限り。

今作も実話で売っているのかどうかは放映中のカンニング竹山のCMからはまったくわからない

「悪魔の棲む家」のオリジナルをまったく知らない世代ならそこそこ観れる映画ではある
でも無理に記憶しておくほどの内容は無い映画ではある。

あぁ、ベビーシッターの姉ちゃんはえちぃので別の意味で記憶に残るかもしれない。


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2 コメント

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ベビーシッター・・・記憶に残ります。 (0120 Blog)
2006-01-29 19:23:29
こんばんは。

子供の頃の記憶では、すっごく怖い映画としての印象が強かったです。あの系統の作品は、どれも観る事が出来ませんでした(笑)。

でも、大人になって観てみると・・・

結構普通に観る事が出来ました。



>髭の男はおばけ屋敷の入館・居住を禁止したほうがいい。アメリカに限り。



コレ、笑えます♪



ベビーシッター・・・

『リメイク版の悪魔の棲む家がさぁ~』

みたいな話になると

『あのベビーシッターが出てるヤツね♪』

のような会話になりそうです(笑)。
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ベビーシッターが来る家 (arudenteな米)
2006-01-29 23:19:54
・ 0120 Blog 様



自分は子供の時から恐い物好きだったヤナ子供だったので。

基本的に79年版は再現フィルムっぽく作ってあってリメイクはホラーテイストを強めた感じですね。



ベビーシッターはえちぃ!えちぃ!(意味なく2回連呼)

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