日曜の目が覚める直前、「斎藤ハルオかだれか、お前憶えてるだろ?」と、もう一人の私から訊かれたような気がしました。
具体的に、どんなことばだったのか、映像だったのか、お告げだったのか、とにかく、昔、土曜の夜にやってた「今夜は最高」で、歌いまくったあの人でした。
目が覚めたら、早速、「今夜は最高 斎藤春夫」で検索しました。もちろん、見つからず、何かが違うのかもしれない。ハルオではなかったのか。何かヒントないの? ウィキペディアにそれらしいのないの?
youtubeはどうなってるの? あれこれ、見てみたら、どうやら、「斎藤晴彦さん」という方で、残念ながら、2014年の6月27日に亡くなっておられました。そうか、知ってたような気もしたけど、忘れていたような気もしました。
あんなに楽しい思いをさせてくれたのに、移り気なボクなんかは、もう忘れていました。何が面白いって、ものすごく真面目にクラシックの有名な曲にいい加減でスケベな歌詞を載せて、一生懸命に歌う姿はもう永遠に焼き付けられていました。
youtubeにも載せられているし、調べてみたら、1985年の2月9日というのもわかりました。再放送もされたかもしれませんけど、それらをボクは見ていました。
「今夜は最高」は土曜日のお楽しみではありました。あんなに楽しい番組だし、おしゃべりもみんなリラックスして、楽しそうだった。あのけだるさ、あれで納得して、土曜の夜、夜更かしせずにトロンと眠れる気がしました。
思い出話を書きました。
それで、日曜の朝、あんなに面白かったのを、自分は忘れて生きている、もう一度、あの楽しさを味わうため、動画もいいけど、クルマの中で聞きたいなと思ったのです。うちのクルマ、テレビも、DVDも見られるんだったかな。そんなの忘れたし、テレビなんて大嫌いだから、全く見てなくて、DVDなんて、どうしてわざわざクルマで見るんだよという気があるので、動画みたいなのは一切見ないのです。
それで、アマゾンで本とCDを買い、今2つとも手元にあります。本は、なかなか読まないし、CDは聞く機械がありません。何ということでしょう。
せっかく、啓示を得て、わりと素早く行動したのに、最後のツメが甘くて、机のまわりに転がっているだけです。
こんなこと、よくあるんです。よろしい。手元にあるのだから、じっくり聞き、しっかり読んでみよう。
もう30年以上は経過しているから、色あせている部分はあるのかもしれない。でも、そういうのを飛び越えて、今に生きる私に、夢で教えてくれた誰かに感謝しながら、久しぶりの斎藤晴彦さんとの再会を楽しみましょう。
作品を残すということは、素晴らしいことです。ボクも、何か残したいけど、誰かにいいなあ、面白いなあと思ってもらえなければ、すぐに埋もれていくはずですから、何か面白いこと、考えたいです。そういう邪心があるから、ちっともいいものが作れてないけど、もっと心から見てもらいたいもの、そして、自分も楽しいもの、作りたいんですけどね。