甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

二人のともだち

2022年10月20日 21時04分04秒 | Back To The 80's

 facebookは、誕生日を最初に登録させているので、友人になった人たちの誕生日を、こちらが気づくのではなくて、自動的にお知らせしてくれる、有り難いけれども、いささかお節介なシステムになっています。

 だから、友だちにはなってみたものの、わざわざ「おめでとう」と声をかけるのも、気が引けるような相手だったら、わかっているけれども、おめでとうのメッセージは控えよう、という時があります。というか、ほとんどが声掛けしないことが多いのです。

 そもそも「お誕生日おめでとう」なんて、家族以外から声をかけられたら、「えっ、何で知ってるの? そんな個人的なこと話したっけ?」と怖くなったりします。誕生日は、友だちでもわざわざ言わない、というのが私どものスタイルでした。

 でも、今の若い人は、何だって知りたいから、誕生日や血液型と、あれこれ尋ねて、自分はいちいち記憶しないけれど、きっとデータとして保存していくんでしょうか。そういう生活スタイルなら、フェイスブックのお節介も、特に何も感じないのかもしれないです。

 なんですが、私には違和感があります。


 それで、何日か前から、二人の友だちの誕生日を教えてもらっていますが、私はお二人とも特に何も声掛けしないかもしれない。

 そして、一人の方は、この春、亡くなられたということで、いくつかの書き込みを見て、その事実を知りました。

 本人はもうこの世にいないのに、彼を懐かしむ人々が次から次とメッセージを寄せているようでした。

 私には、本人が読むことができないのに、メッセージを寄せるなんて! facebook以上にお節介なことだし、本人たちは気持ちのやり場もなくて、あれこれと書くのだと思うのですが、何だか自己満足にも見えたりして、彼ならウンウンわかった! とサラリと流せるところが、私には引っかかってなりませんでした。

 若くして亡くなってしまった彼は、そこでの写真を見る限り小さくしぼんでいる感じでした。でも、ニコニコと写真に納まり、優しい雰囲気がしています。音楽の世界にいる人でもあるので、音楽に関しては厳しかったかもしれませんけど、基本はやさしく穏やかな人だから、何もかも受け入れていってたと思います。



 若い頃はものすごく体も大きくて、立派な体格だったんです。でも、最近は実際にあっていないけれど、小さくなってた。

 そして、一度か二度、メッセージも送ったんですけど、返事はなくて、ただの友だちのままでした。そして、急にいなくなってしまった。

 またいつか、新潟に行くことがあったら、仏壇にお参りするとかはできないかもしれないけど、彼のことを思い出しつつクルマを走らせたいと思います。

 彼から何も言葉は帰ってこないけれど、もう十分いろいろと教えてもらった気がします。だから、それは我慢することにします。そして、祈りたいと思います。何にもならないけれど、彼と私は友だちではあったし、今も友だちです。忘れないで生きていきたいと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。