甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

大きな獅子頭と街道沿いの銭湯と

2016年02月01日 21時22分28秒 | 町並みを行く!
 今から三十年ほど前、うちの奥さんはこのあたりにお勤めをしていました。確かそのあたりと思いつつ、結局会社の建物までは行きませんでした。奥さんに止められたんでしたっけ、それとも自発的に遠ざかっていたのか。もっとちゃんと行っておけばよかったのに……。

 それで、大きな獅子頭のあるお社があるらしいというので、上町台地を天王寺あたりから上本町、谷町6丁目くらいまで、何度も筋道を変えて歩いてみました。生玉神社にも行きましたが、そこにも獅子頭はなくて、テレビでここの境内が写されていて、たまたま奥さんも一緒に見ていて、「ここは私の会社に近かったんだよ」と教えてくれました。

 ああ、灯台もと暗しというのか、ずっと探していたものは、うちの奥さんが毎日、通り過ぎたところでした。それならそうと教えてくれればいいものを、まさか奥さんも私がここに行きたがっているのを知らなかったそうで、2人とも三十年間、それをしらないままに過ごしていました。

 それで、私はとうとうその禁断のお社をつきとめることができました。



 大きな口の中に、大きな太い縄をグルグル巻にしていました。まるで縄に神様が封じ込められているような、なんだかいわくありげな感じです。それらを取り払って、ここで出し物もできるだろうし、不思議な空間が作られています。何人ものスケッチをする人たちがいるし、お参りの家族や母娘、女性の2人連れなど、次から次と参拝客が訪れます。



 紅梅も咲いて、大きなお口は、それなりの情趣をかもしています。狭い境内ではあるけれど、このインパクトのあるビッグマウスで、人々は素直に信仰心を起こせるみたいでした。それに拝殿はちゃんとこの口の左手にあって、そこで私もお参りしました。そして、めで鯛おみくじ「一年安鯛」と書いてあるのを買おうとしたら、なんと300円が手元になく、泣く泣く見ただけで、お社を出ることにしました。





 それで、大きな作り物づいてしまって、ふと四つ橋筋を渡る陸橋から見えた高島屋のラピート地球に目を奪われ、そうだ?十年ぶりに高島屋の屋上に行ってみようとしたんでした。

 その様子は昨日書きました。

 一通り見たら、御堂筋のところから高島屋を見上げ、てっぺんのラピートボールを見ました。今度、関西空港まで乗りに行こうと決意して、それから上本町に出ました。





 何度も歩いた道なので、熊野街道沿いに上がり下がりしてみました。

 すると、今回銭湯を2つ見つけて、お昼だったので2つとも閉まったままでしたが、たぶん、「いろは湯」の方は夕方になったら、ちゃんと営業しているのではないかと思います。今度夕方に歩いてみなくてはと思います。



 熊野街道は今もたくさんの人が行き交う道でした。冬の日曜の午後、あたたかではあるけれど、大阪のど真ん中だし、空洞化して人が住んでいないのかもと思っていたら、新しいマンションがたくさん建っていて、道には歩く人、親子連れ、女性、老人その他、いろんな人たちが行ったり来たりしています。

 だから、都会の真ん中でも銭湯が成り立つのかもしれません。



 こちらはハイ空堀(はいからほり)という商店街近くの、もとは銭湯だったところが、外観だけ残して、建物内で駐車場となっている建物でした。



 熊野街道を大阪城の方へ下っていくところに、おしゃれなパーマやさんもありました。そうです。カフェやら、カレーやさんやら、これが町中の空洞化したところか? と思われるくらい、あちらこちらに人だかりとおしゃれなお店ができていて、知らない間に空洞化していた都心が充実しているんだと感心した次第でした。

 古本屋さんではお買い物をして1300円で、すっかりお金のなくなった私は、トボトボと近鉄上本町まで歩いて帰りました。もちろん熊野街道を選んで南下しました。帰りの土産は、谷町通信と



 ポップなクルマです。写真を撮るのはタダですからね。せいぜい楽しまなくては! というわけで三重県に帰ってきたわけですね。





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