![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/6c/f7d8aa73c78a1e8f317c504ade6f04dc.jpg)
上村愛子さんは残念でした。今度こそ順番通りに銅メダルをとれると思っていたのですが、そんなジンクス(といえるでしようか?)なんか関係なかったのですね。
前回のバンクーバー・オリンピックで、上村愛子さんは4位でした。その前のトリノが5位、その前のアルベールビルが6位で、98年の長野が7位。こんなにオリンピックに出続けることだけでもすごいのに、出るたびに少しずつ成績を上げてきたのだから、それはものすごく立派なことです。
でも、フジテレビの里谷さんなんかは、長野で金メダルで、その次も銅メダルかだそうです。これもすごいことなんですけど、つい日本人のクセで、涙とがんばる話には弱くて、高校生の時にオリンピックに出て、そこからずっとがんばり続けた上村愛子さんの方へ、つい肩入れしたくなってしまいます。98年のデビュー当時には私は全く知らなかった上村さんを、現在ではものすごく応援していました。そして、34歳の今までずっと競技人生をやってきたことを思うと、気が遠くなります。
幸い彼女は、ダンナさんもいるし、ダンナさんはテレビで見る限り誠実そうな男の人だし、これからもステキな人生が続いていくと思います。そうなのですが、とにかく16年間トップアスリートとして体も心もすりへらしてきていて、それを開花させる最後のチャンスだったのに、メダルがとれなかった。われわれは十分納得がいくし、それが人生なのだと、ものすごく理解できるのです。でも、残念でした。
里谷さんには悪いけど、ポッと出て金メダルをさらっていく人もいれば、苦節十数年でもメダルに手が届かない人がいる。それが人生なのだと頭では理解できます。でも、テレビのお客としては残念でなりません。
ただ、現在の日本では、メダルをとったら人生万々歳というものではなくて、どれだけその経験を今後に生かせるかの方が大事になっています。だから、彼女には、今後の人生で今までの経験を生かしてもらいたい。まあ、スキーのコーチとか、大学の先生とか、何か経験を生かしてもらいたい。テレビのスポーツキャスターもいいでしょうけど、テレビ業界が落ち目産業だから、どうでしょうね。
というのは、朝の情報でした。でも、コメントは夜に書きました。
さて、それで昼間は、奥伊勢温泉フォレストピアに行きました。温泉は以前ほど濃厚という感じでなくて、温泉成分は入っているものの、少しだけ薄まって、ちょうどよい加減の肌触りでした。硫黄っぽい匂いもなく、適度な成分感を味わい、あたたかになって出てきました。
何気なく売店をのぞきました。すると、フォレストピアは大台町なのに、紀北町のとらやさんのようかんを見つけました。ここのとらまきは大好きなので、この315円のようかんもおいしいにちがいない。そしてこのパッケージにはそそられると、つい買ってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/38/41987d7f942735c51613efe31e249985.jpg)
それで、家で食べてみると、糸で突き出したようかんを切って食べる方式で、包丁もいらないし、お味もけっこうなもので、包み紙などはファイルして保存しておくことにしました。いかにも旅好きの中年ごろしのお土産でした。
それから、三重の文学です(?)。
関ヶ原の戦いで敗れた毛利方の武将、次郎左右衛門知定という人がおったそうな。このお侍さんはふるさとから引き離されて、東紀州の地、現在の紀北町の長島浦あたりに住むことになったのじゃ。そこに住むことになって四十年あまりが過ぎて、この知定さんは付近一帯の庄屋さんに選ばれ、力自慢・腕自慢で達者にくらしておった。
ある時、付近を流れる赤羽川(あかばがわ)に馬を乗り入れてみたところ、川のあるじのカッパ(かんからこぼし)とケンカをすることになってしもうた。今は庄屋さんでも昔はお侍さんであったもんじゃから、腰に下げた刀で、カッパの腕をスパンと切り落としてしもうたんじゃ。
カッパはびっくりしたのなんの。知定さんに自分の無礼を謝って、
「今後お前様にかかわりのある子は決し殺さん」と心から誓ったので、
知定さんは、カッパの腕をこころよく返してやったというそうじゃ……。
という話を、新宮生まれの作家・佐藤春夫がどこかで書いているそうです。いつか調べないといけませんね。とらやさんのお菓子の解説をもとに書きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/6e/d965510a1357200b999b66f704cc365c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/33/31389bdd477d535fddea83b8dfbffe5f.jpg)
明日の朝も、ようかん食べてお仕事に出かけたいと思います。なかなか優雅な朝が過ごせそうです。ついでにとらまきも食べたくなりました。いつかチャンスがあったら、買いたいと思います。
前回のバンクーバー・オリンピックで、上村愛子さんは4位でした。その前のトリノが5位、その前のアルベールビルが6位で、98年の長野が7位。こんなにオリンピックに出続けることだけでもすごいのに、出るたびに少しずつ成績を上げてきたのだから、それはものすごく立派なことです。
でも、フジテレビの里谷さんなんかは、長野で金メダルで、その次も銅メダルかだそうです。これもすごいことなんですけど、つい日本人のクセで、涙とがんばる話には弱くて、高校生の時にオリンピックに出て、そこからずっとがんばり続けた上村愛子さんの方へ、つい肩入れしたくなってしまいます。98年のデビュー当時には私は全く知らなかった上村さんを、現在ではものすごく応援していました。そして、34歳の今までずっと競技人生をやってきたことを思うと、気が遠くなります。
幸い彼女は、ダンナさんもいるし、ダンナさんはテレビで見る限り誠実そうな男の人だし、これからもステキな人生が続いていくと思います。そうなのですが、とにかく16年間トップアスリートとして体も心もすりへらしてきていて、それを開花させる最後のチャンスだったのに、メダルがとれなかった。われわれは十分納得がいくし、それが人生なのだと、ものすごく理解できるのです。でも、残念でした。
里谷さんには悪いけど、ポッと出て金メダルをさらっていく人もいれば、苦節十数年でもメダルに手が届かない人がいる。それが人生なのだと頭では理解できます。でも、テレビのお客としては残念でなりません。
ただ、現在の日本では、メダルをとったら人生万々歳というものではなくて、どれだけその経験を今後に生かせるかの方が大事になっています。だから、彼女には、今後の人生で今までの経験を生かしてもらいたい。まあ、スキーのコーチとか、大学の先生とか、何か経験を生かしてもらいたい。テレビのスポーツキャスターもいいでしょうけど、テレビ業界が落ち目産業だから、どうでしょうね。
というのは、朝の情報でした。でも、コメントは夜に書きました。
さて、それで昼間は、奥伊勢温泉フォレストピアに行きました。温泉は以前ほど濃厚という感じでなくて、温泉成分は入っているものの、少しだけ薄まって、ちょうどよい加減の肌触りでした。硫黄っぽい匂いもなく、適度な成分感を味わい、あたたかになって出てきました。
何気なく売店をのぞきました。すると、フォレストピアは大台町なのに、紀北町のとらやさんのようかんを見つけました。ここのとらまきは大好きなので、この315円のようかんもおいしいにちがいない。そしてこのパッケージにはそそられると、つい買ってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/38/41987d7f942735c51613efe31e249985.jpg)
それで、家で食べてみると、糸で突き出したようかんを切って食べる方式で、包丁もいらないし、お味もけっこうなもので、包み紙などはファイルして保存しておくことにしました。いかにも旅好きの中年ごろしのお土産でした。
それから、三重の文学です(?)。
関ヶ原の戦いで敗れた毛利方の武将、次郎左右衛門知定という人がおったそうな。このお侍さんはふるさとから引き離されて、東紀州の地、現在の紀北町の長島浦あたりに住むことになったのじゃ。そこに住むことになって四十年あまりが過ぎて、この知定さんは付近一帯の庄屋さんに選ばれ、力自慢・腕自慢で達者にくらしておった。
ある時、付近を流れる赤羽川(あかばがわ)に馬を乗り入れてみたところ、川のあるじのカッパ(かんからこぼし)とケンカをすることになってしもうた。今は庄屋さんでも昔はお侍さんであったもんじゃから、腰に下げた刀で、カッパの腕をスパンと切り落としてしもうたんじゃ。
カッパはびっくりしたのなんの。知定さんに自分の無礼を謝って、
「今後お前様にかかわりのある子は決し殺さん」と心から誓ったので、
知定さんは、カッパの腕をこころよく返してやったというそうじゃ……。
という話を、新宮生まれの作家・佐藤春夫がどこかで書いているそうです。いつか調べないといけませんね。とらやさんのお菓子の解説をもとに書きました。
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明日の朝も、ようかん食べてお仕事に出かけたいと思います。なかなか優雅な朝が過ごせそうです。ついでにとらまきも食べたくなりました。いつかチャンスがあったら、買いたいと思います。