甘い生活 since2013

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写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

無人の野を行く新幹線!

2024年05月22日 20時42分30秒 | 鉄道のこと

 S岡のK某知事は、トンチンカンなことを言い、それ以外にも問題を起こし、責任を取って辞職することになりました。彼が「リニアの工事は大井川の水に影響があると言っていたことは、突飛なことではないというのがようやく証明されてきました。

 リニアの工事で瑞浪市でトンネルを掘っていたら、何百年も使っていた井戸が枯れたし、農業にも影響が出るからすぐに工事を止めてください、と岐阜県や瑞浪市から要請があったそうです。

 JR東海は、とにかく工事を進めることが大事だから、とりあえず止めて、新しい井戸を作ってあげよう、井戸ができたら、枯れた井戸なんてどうでもいいよね、深く掘れば水は出て来るよ、という理屈のようです。

 そんなに簡単に水を得られるのであれば、最初からその工事も並行してやればよかっただろうけど、昔からある井戸が枯れるなんて、想定外だったようです。いや、一度止まったとしても、しばらくしたら枯れた井戸も復活するから、間に合わせ水源で勘弁してね、というその場を繕う適当な工事をするのでしょうか。

 私たちは、何も知らない大地に穴をあけて、巨大な工事を進行させているようです。そういうことに関してマル、バツと自分の意志を表明したことはないけれど、国家事業は進んでいるようです。

 南アルプスは、水の豊かな土地だったと思うのですが、きっと地下の水に大きな影響はあったと思われますが、山梨県ではそれは話題になっているのかどうか、工事優先で水のことは話題にしない、ということになっていないかどうか、気になりました。

 S岡のK某知事さんみたいなこともあるので、水みたいなもので工事を遅らせようとすることに関して、冷静な判断ができない状況にはあるでしょうね。南アルプスの水に影響が出たなんて言えば、あなたはリニアに反対なのか、と詰め寄られることでしょうし、いろんな嫌がらせをされるはずです。誰も文句が言えなくなっている。

 となると、K某知事さんもまんざらではなかったと思うのですが、他の問題も起こしましたからね。辞任は仕方がないかと思いました。


 今年の三月で、サンダーバードは敦賀までになりました。ここから北陸新幹線に乗り換えて、福井、金沢、富山、長野に行けるようになりました。その一方で、名古屋からは直通の特急がなくなったので、福井までは高速バスが大繁盛することになりました。時間はそんなに変わらないし、敦賀で大移動して新幹線に乗り換えるアホらしさからは解放されています。階段を上り下りするのはいかにも面倒でした。

 名古屋から金沢は、高速バスはあるだろうけど、少し時間はかかりますか。まあ辛抱すれば着けると思います。富山へは高山を通ってつながる特急があるので、そちらに乗ればいいのでしょうか。名古屋はまだ北陸にアクセスできそうです。

 関西方面は、ひどい状況になりました。北陸には関西とつながる必要はないし、関西から来なくてよい。関東からたくさん来ればそれでいい。そういう考え方でしょうか。


 みんなが共存共栄しなくてはいけないのに、偏った発展しかめざさない。この計画を立てる人のまずさです。北陸新幹線は、京都市街地に大トンネルを掘って、今だって地下鉄は走っているし、いくら掘っても大丈夫だから、何年かかろうが若狭から京都を縦断して大阪につなぐ。

 そういう計画は動かないでしょうけど、ここへ来て政府寄りの公共放送のニュースで、米原まで工事して東海道新幹線とつなげたらどうか? という声があるというのを報じていました。

 これは夢のあるニュースだと私は思いました。今のように名古屋からの特急は米原で方向転換しなくていいように、米原を通り越して長浜あたりに駅を作る。関西からも米原からニュッと出る線を作って名古屋・関西両方向から来た線を束ねて敦賀につなげる。

 こうなれば、名古屋から富山まで直通を走らせる。新大阪、岡山、広島から北陸方面の新幹線を出す。会社をまたがるので管理は大変だけれど、人の知恵を結集して、共同管理していく。そういう道もできるのなら、工事費も安く済むし、絶対に米原につなげるべきである。余計な工事は要らない。今まである水はあまりいじらない。

 これが自然環境に優しい新幹線計画ではないのか! と、私は思います。たぶん、そういう路線ができるのは、私がいなくなったときでしょう。年寄りはみんないなくなって、旅することもあまり好きではない人たちが、生活もカツカツでとても新幹線には乗れず、立派な路線だけはあるけど、誰も乗れない。そういう時代が来るんでしょうか。

 何の計画があるんでしょう。どうしてこれから縮小していく国のスケールをどうしていくのか、それを真剣に議論しなくてはならないのに、誰もこれができないなんて、私たちはここまで身動きが取れなくなっているようです。

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