甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

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福田書店(尾張一宮市)に行ってみた!

2023年08月15日 18時02分58秒 | 古本探しの旅

 一宮の駅から、歩いていける古本屋さんは二つくらい、福田書店と大誠堂書店。今回は古本探しの旅ではなくて、町の西側、木曽川沿いの起(おこし)集落に生まれた三岸節子さんという画家さんの美術館に行くことがメインでした。

 でも、真夏ではあったので、そんなに遠くまで歩いていけないだろうとは思っていました。行けるものなら行ってみろ、みたいな感じです。

 めざすは、福田書店、駅の東側、歩いて数分ということでしたけど、それだけでも大変なことで、少し歩いただけでクタクタになる、地獄の暑さでした。何をやってんだか、どこを歩いているんだか、下調べしたようには歩いていました。

 だから、早く本屋さんに飛び込んで、サッと本でも一冊記念に買おうと思っていました。なかなか見つからなかったけれど、昔はデパートだった建物のあとのすぐ前にそん古本屋さんはありました。そして、たまたま出会った古本屋さんに行って(今回は下調べ済み)、そこで一冊だけ安い文庫本を買う。それが私の「古本探しの旅」でした。

 なにしろ、本を読めてなくて、最近は一冊も読み切れていません。もともと物語は読まないから、ノンフィクションが専門の私ですけど、何を目標に本屋さんに行くのか、もう行き当たりバッタリなんです。

 ガラガラと扉を開けてみたら、女の人が店主というネット情報とは違って、おじさんがラジオを大きな声で鳴らして、「あまり本はないけど」と、弁解しながら、ラジオを消して、パソコンで何かを見始めています。

 あんまりやる気のない本屋さんというべきか、真夏のお昼に来る客はいない、というべきか。お盆休みに入っているし、このお店のターゲットは誰なんだろう。若いもの向けではないし、年寄り向けだったんだろうか。


 建物の横は、工事現場になっていて、大きなマンションでも建ちそうな雰囲気です。幸い、鉄筋を打ち込んでないから、轟音はしなかったけれど、お店としては苦しい立地になっている。そのうち、立ち退きを要請される日もあるんだろうか。

 私は、ここで文庫本を五冊買わせてもらいました。

1・平城京の家族たち 三浦祐之さん 角川文庫 2010
 三浦先生は、「古事記」など関する著作がたくさんあります。その方が、平城京の家族はどんなだったか、というのを書いておられるのだから、おもしろいだろうし、そういう本があるというのも知らなかったので買いました。

2・しをんのしおり 三浦しをん 新潮文庫 2012
 三浦先生のお嬢さんである小説家のしをんさんのエッセイ集ということで、小説なら読めないけど、エッセイなら読めるかなと、買わせてもらった。お父さんの本を買ったついでもありそうです。

3・知覧からの手紙 水口文乃 新潮文庫 2010
 特攻隊の兵士だった人々の手紙をまとめた本らしい。そういうのをチラッと読んだことはあるけれど、文庫本ではなかったし、こんな本があるんだと感心して買いました。

4・百寺巡礼 海外版・中国 五木寛之 講談社文庫 2011
 こんな本が出ていたとは、とうとう五木さんは海外にも仏教を求めて旅立ったようです。単行本は2007年に出ていたそうです。知らなかった。

5・百寺巡礼 海外版・ブータン 五木寛之 講談社文庫 2011
 中国を先に見つけて、それからブータンも取り出して、もう買うつもりになりました。物語って、なかなか読めない人になりました。エッセイやノンフィクションはかろうじて読めます。だから、興味のある世界を買ってしまった。あとは読むだけなんですけど、それがなかなか、難しいです。ネットで遊んでいるヒマなんてないんだけどなあ。


 三岸節子さんの自画像、というのも魅力的で、どんななんだろう、と思ってたんですよ。でも、残念ながら貸し出し中で、こちらは見られませんでした。また、いつか、どこかで出会えますように。そして、もう少し穏やかな気候の時に美術館は行かなくちゃ! 暑くてヘトヘトの時に行ってはいけないね。
 


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