風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「描くことを楽しんだ81歳。名古屋市民ギャラリー栄で初の個展」

 

うまく描こうとか、きれいに描こうなんて考えは、さらさらありません。
こんな作画姿勢で描いてきたという81歳の画家の個展が、名古屋市民ギャラリー栄で開かれています。19日まで。

名古屋・千種区在住の伊藤勉さん。1956年、名古屋市立工芸高校の産業美術科1期生として卒業。
大手広告会社でグラフィックデザインを手掛けてきましたが、仕事とは別に他のジャンルの絵などにも挑戦してきたそうです。

画材は水彩、クレパス、ポスターカラー、コンテ、鉛筆などさまざま。

「共通しているのは、キザな言い方をすれば、風景画ひとつにしてもうまく描こうというのではなく、目の前の見事な風景に負けたくないと思い絵筆を走らせています。格闘です」
「空に突然、雨雲ができたらクネクネと竜のような太い線を描き入れました。雪が降ってきたのでそれも入れました。10号サイズでも40分ぐらいで描きます」

個展を開いたのは初めてとか。
「80になり、以前娘が『お父さん個展をやったら』と言っていたのを思い出し、最初で最後の個展だと思って赤恥を覚悟で開きました」と笑いながら話します。

展示されているのは4号から10号ほどの計35点。
たくさんの色を使った絵があると思えば、青一色の絵も。クシャクシャにしてから広げた紙に描いた作品もあります。
どの作品からも制作を楽しまれてきたことが伝わってきます。


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