大きな鳥の羽のような葉の間から伸びる、赤黒い太い穂状のかたまり。
名古屋市農業センターの指導館前の庭で、この植物を3週間ほど前に見た時、てっきり「花殻だな。何時の間に咲いたのだろう」と思ったものです。
メリアンサス マヨール。南アフリカ原産で、1㍍から3㍍の高さになるそうです。
ノッポのうえ、花茎も蕾らしいものも同じような暗赤というか赤錆色。見分けがつきにくく、よく分かりませんでした。
先週末に見ると、蕾らしかったものが割れ、雄しべなのか細い紐のようなものが数本垂れていいます。とすると、これが花なのでしょうか。黄緑色は花の後にできた実でしょう。
とにかく、きれいとか華やかといった言葉は思いつかない花。どこか古代植物を感じて、強い印象は残ります。